2003年6月 3日
Apple、Google、USAiに学ぶ、正解が見えない時代のリーダーシップ
http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000383.html
サンディエゴで開催されたウォールストリートジャーナル主催のカンファレンスの様子をまとめたAugust CapitalのDavid Hornik氏のblogを元に梅田氏が考察。Apple、Google、そしてUSAiのスピーチから3社に共通するものを探る。
全く個人的な話ですが、ありがちかもしれませんが、ぼくはAppleとGoogleが好きなのです。Macに至ってはSE/30の頃からなので、かれこれ12、3年のユーザです。現在は自宅でiMacを使用しています。
さて、梅田氏はこの3社の共通点について、
さて、ネット事業で時代の旬を生きるこの3社に共通するリーダーシップとは何だろう。
としています。定食屋でとんかつ定食を食べているときに、隣のアジフライ定食を食べているおじさん(恐らく経営者)がぼやいていました。「社員がインターネットばっかりやってて困る」と。相方のおじさん(こちらも恐らく経営者)は「それはよくないねぇ」と相づち。「で、なにを見ているの?」と。「仕事と関係ないのばっかり見ていてやんなっちゃう」とアジフライ定食のおじさん。「時間は効率的に使わないといけないね」と相方のおじさん。その後、話はゴルフをした後に飲むビールはうまい、というありがちな方向に流れていく訳ですが、この話を聞きながら、ぼくは漠然とリーダーシップってなんなんだろう、ということを考えていたのでした。
ちなみに、とんかつの肉はもう少し柔らかくても良かった。
どこの企業でも見られるありがちなぼやきに違いないのですが、「よくないねぇ」「しようがないねぇ」で終わらせてしまって良いわけはないのですが、その後どうなっていくのか興味深いところではありました。どのように解決されていくのか。その辺で、リーダーシップのことをぼんやりと思ったのでした。
梅田氏は、「ネット事業の成功」について、
すべての解答らしきものは仮説に過ぎず、その仮説を新製品・新サービスの形で世に問うことによって始めて、真のフィードバックが得られる。
そこから真摯に学んでいく以外に、ネット事業の成功はあり得ないのである。
と述べています。iTunes Music Storeも、その最たるものかもしれません。