2003年7月 1日
一流ジャーナリストに「神」と書かせるGoogleのオーラ
http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000473.html
梅田氏のblogから。
「Is Google God?」(Googleは神か?) という署名記事を書いた記者がいたそうだ。Google本社を訪問し、大きな感銘を受けたからのようだけれど、会社を訪れただけで何かを感じさせるというのが、もの凄いパワーだと思う。
梅田氏はこう書いている。
僕はこう思った。フリードマンは、Googleを訪れて、Google本社が放つエネルギーというかオーラによって、よほど興奮してしまったのだ。シリコンバレーの本当の中心で何が起きているかに免疫のない彼は特に。
凄い会社・大きい会社は数多あれど、オーラを発する会社というのはなかなか存在し得ないものだと思います。大きくなればなる程、社員が増えれば増えるほど“普通”に近づいていくものだと思います。そういうところに経営者のジレンマというものもあると思うのですが。
かつてオーラを発散していた会社には、Appleも挙げられるでしょう。かつて程のカリスマ性はないにしろ、熱烈なファンを持ち、まだ業界への影響力も大きいApple。でも、ここ数年の動向を見ていると、Appleもまた、大人になりつつあることを感じます。それは、Think differentを始めたころからで、Apple自身が変わらざるを得ないという理由があったからなのですが。
僕が行ったのはたまたま金曜のランチだったこともあって、庭でバーベキューパーティをやっていた。バンドが入り、昼なのにビールも自由に飲めた(冷静に見れば、自分をコントロールできるのがGoogleの社員だよね、というGoogleブランドを象徴するための空間演出でもあろう)。
Googleの社員は、社員であることを誇りに思っているのでしょうね。プライドをもって仕事をできる環境が、今どれほどあるでしょうか。
Googleが、10年以上永続的に凄い会社(例、インテル)で居続けられるか、アップルやネットスケープのようにある時期から失速するのか、その正念場が、たぶん2年後くらいに訪れるのではないかと思う。
マイクロソフトの追撃を交わすことができるのか?