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2003年10月 3日

gooがGoogleが採用

ついにgooがGoogleを採用することになりました。

NTT-XとGoogleが戦略提携 - Google検索機能にgooの日本語技術を投入

検索の土台となるWebデータベースは、量・質の両面で優れたGoogleのものを利用する。新規に実装される独自技術としては、日本語特有の表記のゆれ(「ウィスキー」と「ウィスキィ」など)を吸収する自動補正機能、通称や略称・誤字のある検索キーワードに対する関連・修正ワード候補の表示機能、有害コンテンツを排除するアダルトフィルタリング機能などが挙げられている。

ただ「採用」と言ってしまうと少々語弊があるかもしれませんね。Googleのデータベースを土台にしつつ、Goo独自の技術も実装されていくようです。提携ということなので、そうした技術はもちろんGoogleにもフィードバックされていくことでしょう。

gooは独自に育てあげてきた技術がありましたから、完全に軍門に下るというよりは、提携というニュアンスが強いのかもしれません。

Googleデータベースをgooの日本語技術で検索可能に

さらに通称や略称、誤字のあるキーワードに対する関連・修正候補の表示も行うほか、NTTサイバーコミュニケーション総合研究所が開発した「固有表現抽出技術」や日本語語彙辞書データベースも導入して精度を高める。

この記事を見る限りでは、Googleの機能がgooの技術によってバージョンアップするように見受けられますから、日本語検索に関してはgooが良くなるように感じるんですが、どうでしょうか。早く実物を見たいものです。

「goo」gleで日本最強のWeb検索サービスを目指す

このように、Googleの検索エンジンを利用するポータルサイトが最近増えてきているが、これらのサイトとの差別化について、NTT-X代表取締役社長の中嶋孝夫氏は「単にGoogleで検索した結果を表示するのではなく、gooは入力されたキーワードの編集や、検索エンジンから受け取ったデータの評価などで、ユーザーが求めているものにより近い結果を表示できる」と述べている。

今回の提携に関してはこの記事が一番詳しく分かりやすいかも。

検索データベースを提供する代わりに、技術開発、とくにフロントエンドに関わるノウハウを共有したいGoogleであるが、具体的な共有する技術項目や開発テーマについては、「これから話し合いを進めて決めていく」(中嶋氏)とgoo側は述べている。

やはり単純にGoogleに乗っかるだけ、という感じではないようですね。

ただ、これで日本国内の大手検索エンジンはほぼGoogleによって網羅されることになった訳で、Googleに対するSEOの影響力というのがまた一段と高まります。Yahoo!もInkomiのテストをしてはいますが、実際に乗り換えをするでしょうか? あくまでもGoogleよりも最良の結果を返さなくては利用者は品質が下がったと理解する訳ですから、そう簡単に乗り換えができるものでもないような気がします。

インターネット検索分野における戦略的提携について(プレスリリース)

「goo」が検索エンジンに「Google」採用へ,独自の日本語処理を盛り込む

gooはNTT-XやNTTの研究所が開発した“国産”検索エンジンを使う検索サイトとして知られていたが“Googleに屈した”形となった。ただし,NTT-XではGoogleの検索結果を基に,独自の日本語処理を付け加え,日本人にとってより使いやすい検索サイトを目指すとする。
Posted by enatural at 2003年10月 3日 12:03