2004年2月18日
サントリーWebに見る魅力ある情報の伝え方
商品情報のページトップで真っ先に目に入ってくるのは、大きなウイスキー樽と職人。そしてその右には「製品の魅力を伝える情報コーナー」と題して、ウイスキーやブランデー、ビール、カクテル、ワインなどのサイトへのリンクが貼ってあるバナーが並んでいます。ところが、このバナーをクリックしても、それは商品情報ではありません(!)。
製品情報ページを作成する際に、
1.製品の魅力を伝える情報→製品情報
と掲載するのか、
2.製品情報→製品の魅力を伝える情報
と掲載するのかというお話。記事中では、
製品情報だからといって、製品の写真と名前と小売価格が並んでいるのではなく、どこにこだわりを持っているのか、どこに特徴があるのかを伝えるという姿勢は、まさにブランディングの視点から見た製品情報といえるのではないでしょうか。
となっているんですが、果たしてそうなのだろうか、と少し思ったり。製品情報のページを見る人はあくまでも製品の情報を知りたい訳で、もちろんブランディングの大切さも分かりますが、それによって伝わりにくくなってしまうと本末転倒になってしまうかな、という気もしました。
個人的には商品情報の一つのコンテンツとして魅力を伝える情報があった方が分かりやすいように思いました。記事中ではそれぞれブランド力と商品力の違いで説明がされておりますが。
筆者の方のご意見としては、
商品情報だから商品をダイレクトに伝えなくてはならない。こういった常識にとらわれずに、企業ブランドの魅力を伝えるページとしてサントリーのサイトはとても参考になるのではないでしょうか。
ということだそうです。製品情報わ見る一般的なユーザの心理ってどうなんでしょうね。こういう仕事をしていると、そういうごくフツーと思われていることが、ときどきよく分からなくなってしまいます。
Posted by enatural at 2004年2月18日 15:33