2004年2月18日
Yahoo!、MSNに「Google打倒のチャンスあり」
長いコラムです。
「(シリコンバレーの)人々は、『どうしてGoogle以外の検索エンジンを使うの?』と言うが、Yahoo!とMSNは強力なライバルになり得る」とネットマーケティング会社MediaSmithのデビッド・スミス社長は語っている。
そう思います。
Googleが良いという人の多くはネットを頻繁に使用している人たちで、そのような人たちは露出することも多いです。だからこそ、ネットを頻繁に使う人たちの中では「Google神話」のようなものが出来上がっている訳ですが、ひとたびそこを離れてしまえば、Googleの知名度はまだまだです。中高年(30歳前後から50代後半くらい)のインターネット初心者クラスを受け持つと、確かにGoogleの存在すら知らない人が多数いることを知らされます。
Googleが支持される理由は的確な“検索結果”だと思いますが、SEOにより荒らされてしまった感も否めません。Googleも対抗すべくアップデートをしていますが、この成長が停滞した時がターニングポイントになりそうです。それ以前に、MSNやYahoo!が追いついてしまう可能性もある訳ですが。
奇しくもアメリカではYahoo!がInktomiに切り替えました。圧倒的パワーを誇ったGoogleがどのような闘いをしていくか、非常に興味深いところです。しかし、間違ってもポータル戦略などをとることなく、今までのGoogleであり、これからもGoogleであり続けて欲しいと思うのはぼくだけでないはず。
Posted by enatural at 2004年2月18日 17:53