2004年2月19日
GoogleのIPOは第2次ITバブルの幕開け?
GoogleはIPO騒ぎを切り抜けることができたとしても、苦しい立場に立たされるだろう。今後は検索からの脱却と多様化を進め、「最高の技術力」を過信せず、安定した市場地位の確保を目指すべきだ。
確かに、少しずつ状況は変化しています。MSNが独自エンジンを開発したり、Yahoo! がGoogleから自社技術に切り替えたり。テクノロジー大好きの人たちにとってGoogleは変わりなくGoogleですが、少し視点を変えれば「広い視野を持つことを求め」られているんでしょう。言われなくてもそういう方向になっていると思いますので、今後どのようにGoogleが切り返していくでしょうか。「検索だけで生き伸びることはできない」
ここではいくつかの要因が挙げられています。
1. 敵が多い
2. 参入障壁がない
3. ウェブの進化
1.に関しては「Googleはポップアップ広告ビジネスを破壊し、自社がリーダーとなっている広告検索を広告収入の主役にしようとしている」ということで、アドワーズから収入を得ることができるようになったらポータルにとってはありがたいことかもしれませんが、例えばマイクロソフトにとっては嫌なことこの上ないでしょう。
検索エンジンを乗り換えるのは数秒であるとか、将来的にリンクに基づいた検索は有効でなくなるだろうとか、Googleにとっては平和な日々は続かないようです。
私はGoogleに好意を持っている。しかし、差し迫った同社のIPOをめぐる誇大広告、ばか騒ぎ、時価総額150億ドルといった噂には悪い予感を感じる。Google検索は優れているか? もちろんだ。では、Googleには何百億ドルもの価値があるのだろうか。その答えはノーだと思う。
価値云々はぼくはよく分かりませんが、確かに悪い予感は感じています。勘でしかないのですが。
Posted by enatural at 2004年2月19日 16:13