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2004年2月25日

ターゲットを絞った電子メール・ニュースレターは効力を発揮し続ける

ターゲットを絞った電子メール・ニュースレターは効力を発揮し続ける

よく読むユーザでなく、流し読みするユーザ用にデザインするのは、ニュースレターの生き残りに不可欠だ。流し読みのしやすさはウェブサイトにとって重要だが、ニュースレターにとっては 50% くらい、さらに重要だ。レイアウトは各号の内容をすばやく把握し、記事に狙いを定めることを可能にする。目次と執筆スタイルは部分的にしか読まないユーザをサポートしなければいけない。

つい昨日、100パーセント読まれる文章というエントリーで、読みにくいメールマガジンについて書いたところでした。

どういうメールマガジンかというと、PCに慣れていないせいか、レイアウトはバラバラ、改行もバラバラで、とにかく見にくいのです。しかもながーくて。最初は良かったんですが、これが続くと飽きてきました。面白い時もありますが、内容もマンネリ化してきて‥‥。そろそろ解除ですかね。

Nielsen博士は

最初の実験で参加者がよく読んだニュースレターは 23% だった。2 年後の 2 回目はたったの 11% しかよく読まれていない。この落ち込みの割合はユーザたちが処理しなければいけないメールの増加をよく示している。

という調査結果を挙げ、流し読みできるレイアウトが重要である、としています。これはぼくも同感です。にぎやかなメールマガジンは情報を探しにくい場合が多く、読むこと自体にパワーがいるんですね。あとは長いものも流し読みという訳にはいかないので「後で」ということになりがちです。でも「後で」にしておくと読まれない確率も高くなる訳です。受信するメール自体が増えている訳ですから、読ませるための工夫がますます重要になります。

ではどうしたらか良いかというと、

・目次をつけて一覧性をよくする
・一行の文字数を統一する
・適度に改行を入れる
・要点を決めボリュームを抑える
・内容を適切に示すタイトルをつける

などの、まずは基本的な部分を押さえていくと、それだけでも変わると思います。とにかくたくさんメールマガジンを受信し、その中から読みやすいものを参考にするというのも一つの手ですね。場合によってはメルマガコンサルタントと呼ばれる方たちにアドバイスを貰っても良いかもしれません。

もちろん、情報の洪水の中から必ず読まれるメールマガジンになるために、読者の信頼を勝ち取るのが重要な訳ですが、そのためにもまずは読まれるためにレイアウトは整えておきたいものです。

Posted by enatural at 2004年2月25日 10:57