2004年3月29日
“心が折れるその一言”
「あなた業者なんだから,黙って仕事をすればいいんだ」――。SIベンダーとの協業が当たり前となったシステム構築,その現場で投げつけられた“心無い一言”はプロジェクトの存亡さえ脅かす。日経システム構築4月号の特集「ユーザーとベンダーの壁を崩せ」の取材を通じ,コミュニケーションの大切さ,危うさを改めて感じた。
こんなことを言われたら、間違いなく心が折れますね。自信あります。
もちろんクライアントはお金を支払って発注する訳ですが、業者もその対価としてサービスを提供する訳ですから、お互いがWin-Winの関係になれるように努力すべきではないかと個人的には思う訳です。そうでないと、もったいないですよ。
本来,ユーザーとSIベンダーの関係は対等であるべきだ。ここで筆者が言う「対等」は,一緒に仕事をする上で,“相手の立場や状況を踏まえて発言する”というレベルだ。しかし,このレベルをクリアしていないために,プロジェクトが難航するケースは少なくない。ユーザーには「心を折る一言」を封じ,SIベンダーのやる気を引き出す行動を求めたい。SIベンダーのパフォーマンスが上がることは,ユーザーにとってもメリットは大きいはずだ。
心ない一言のせいで、プロジェクトがボロボロになってしまってはもったいないですよね。一方で、
あるSIベンダーは,「ユーザーとの打ち合わせに大量の資料を持ち込み,分量で圧倒して説き伏せようとした」。しかし,“力で押さえこもう”という思惑をユーザーはすぐに見透かした。その結果,「話についてこれなくなったユーザーが,資料のアラ探しに走った。ユーザーを身構えさせてしまったことで,プロジェクトは停滞した」と反省する。
こういう問題点もあります。仕事を請け負う側も、十分に注意しないといけないですね。自戒を込めて。
Posted by enatural at 2004年3月29日 15:51