2004年4月16日
Amazon、A9.comベータ版を公開
Amazonの独立部門であるA9は14日(米国時間)、7カ月近くにわたって開発を続けてきた検索ツールを同社ウェブサイトで公開した。この検索サイトでは、ウェブ検索結果の詳細な選別や、検索履歴の保存・閲覧ができるほか、検索語に関連するAmazonの書籍情報も見ることができる。またポップアップ広告をブロックする検索ツールバーも提供されている。
基本的な検索はGoogleが用いられています。特徴的なのは、同時に書籍検索ができるところではないでしょうか。また、IDをもっていれば検索履歴も保存されるとのこと。
情報を探している時に、同時に書籍も検索されれば、興味がある内容であればそのまま購入するというのは多いに考えられますから、Amazonにしてみれば売上増が狙えるサービスです。
例えば「iBook」で検索する時は
とするなど、ショートカット機能も備えています。「Site Info」ではAlexaの情報がポップアップで表示されます。
好みが分かれる部分だと思いますが、同時に書籍検索が行える、検索履歴が保存されるといった機能を好んで使う人も意外と多いのではないかと思います。
A9の検索エンジンは、独自の検索技術のみではなく、GoogleやA9、Amazon、Alexa(別のAmazon子会社)の技術を組み合わせて実装されている。A9では、検索結果の右側に展開可能な列が表示され、これをクリックすると関連書籍やユーザーの検索語履歴が見えるようになっている。また、Googleのスポンサー広告も掲載される。さらにユーザーは、A9サーバに保存されたデータから、自分がどのサイトをいつ開いたかまで分かるようになっている(パーソナライズされた検索履歴を見るためには、ユーザー登録の必要がある)。
既存の技術をうまく組み合わせて新しいサービスを構築したという印象です。うまいですね。また、ツールバーも提供されています。
IE用のA9.comのツールバーは、特定のWebサイトについてのメモを残せるDiaryツールを備える。一度メモを残しておけば、サインインすればほかのコンピュータからでもそのメモを読めるようになる。そのほか、訪れたサイトの履歴も保存される。
Posted by enatural at 2004年4月16日 12:06