2004年4月21日
無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポート その1
くぅ~、間違ってその1にその3を上書きしてしまいました‥‥。
誰か保存してないですか? もしくはWindowを開いてないでしょうか?
ショック‥‥。
また改めて書きたいと思います‥‥。
と、思ったら!
俺と100冊の成功本 blog.自己啓発.comのマイブラザー聖幸がキャッシュを送ってくれました! ついてる!
たった30分くらいのアップロードタイムだったのに、よくぞ見ていてくれました。運命を感じた。ついてる!
ちなみに、俺と100冊の成功本 blog.自己啓発.comは成功本を読んで本当に成功できるのかを検証しているblogです。誰もが思う疑問に立ち向かうマイブラザー、blogとOrkutが結んでくれた縁でもありました。良いね、インターネットと、改めて感謝の気持ちを。
それでは以下に原稿を復活させたいと思います。
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昨日、デジタルハリウッドで開催された無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポートです。メモから起こしていますので、箇条書きにて失礼。
■デジハリ杉山校長の挨拶
・Webを単なるWebとして片づけられなくなってきている
・企業、生活空間においても重要
・12兆円産業になると予想されている(自動車に次ぐ規模)
・デジハリ大学院は約半数がコンテンツ業界のプロ
[個人で巨大サイトを作った人たち]
■Gree(田中良和氏)
・Gree 14,000人
・mixi 7,000人
・Orkutの日本人 15,000~20,000人
・500人/日増える
・5~10万PV/日ではないか
・なぜ開発したのか?
・友達のことを意外と知らない
・友人関係を続けていくために
・知らない人と知り合うより、まず友達をよく知ろう
→友達管理ツールとして
→友達が主役のサービスである
◆友達の友達はみな友達、ではなく、あくまでも既存の友達とよりよい関係を構築するのが第一義である、というのが印象的。
・共通の趣味、偶然の出会いなら、今までの掲示板、出会い系で十分
・そういう意味では本当の意味で繋がっているのはGreeだけなのではないか?
1.インターネットによる営業活動
・ネットを利用して効果的に営業
blog ← 良いblogを持っている友達に紹介して貰う
メール
IM
・キーマンをオフラインで押さえる
・リーチさせたいコミュニティにダイレクトラインを持つ
・この春から大学のゼミで使われるようになってきた
◆正にGreeはインターネット上のキーマンを押さえることでこれだけ拡大したと思います。逆にいうと、キーマンを押さえることができなければ、大量の費用を投下して広告宣伝をしないと会員を集めることは難しいのかも。
2.口コミを最大限に利用する
・ユーザがユーザを呼ぶ仕組みが重要
・友達を呼ぶことがサービスの使う目的とする
・誘えば誘うほど満足する
・誘えば誘うほどサイトの価値が上がる
3.求められるサービスを作る
・そのサービスを自分は使うか?
・友達に紹介したいか?→友達が凄いと言ってくれるか
・驚きを与えられるか
・一言で価値を伝えることができるか
例)デジカメ「このデジカメ最薄なんだよ!」
・平均点ではなくエッジを立てる
・いいサービスは自然に広がる
◆自分が使いたいか? というのは、サービスを情熱的に構築する際に重要なポイントだと思います。eNatural.orgは自分で知りたい情報があり、それをまとめるために作りました。つまり、自分でこういうサイトが欲しかったということです。さらに「よく毎日あんな更新できますね」という驚きも与えられているようですし、Webマーケティングに特化しているという意味ではエッジが立っているかもしれません。こういうサービスを続けられるかどうかというのは、やはり自分が使いたいかどうか、というのが非常に重要なポイントだと改めて確認できました。
・Greeはそもそも、自分が友達からどう思われているかに興味があった
・お互いにほめ合うことで良い相乗効果が生まれるのではないか
◆お互いにほめ合うことで、勘違いしてしまいそうな時もあるので、個人的には気をつけてます(笑)
■みんなの就職活動日記(伊藤将雄氏)
・就職活動のコミュニティ
・新卒50万人のうち37万人が使っている
・1996年に個人サイトとしてスタート(miniBBSで始めた)
・掲示板数 15,500スレッド
・書き込み総数 170万件
・7,600万PV/日
・なぜ口コミが重視されるか
→大本営発表や書籍の情報では「自分が本当に欲しい情報」が得られないため
・コミュニティサイトの運営はユーザを知ることが重要
・利用者をひとまとめにせず、ユーザの価値観や差を把握する必要がある
・簡易投票システムで安価にユーザを知る
・1設問あたり500~1,000票集まれば信憑性が出てくる&クロス集計に役立つ
・コンテンツの切り分けが重要
掲示板の数
96 1
97 5
01 30
02 3,000
03 10,000
情報量が増えてきたらタイミング良く切り分けることが重要
■bulknews、bulkfeeds(宮川氏)
・bulknews
2000年9月 社内向けに3日くらいで構築
2000年12月 RSSフィード開始
2003年2月 TrackBackに対応
・単純に自分で欲しいサービスだった
・RSSはMyNetscapeで知った
・アクセスアップの施策
・当初はとくになし
・RSSの普及・爆発
50万PV/月
1,200万FV/月←Feed Viewという造語だそうです
・bulkfeeds
・RSSフィードのDBとして構築
2003年11月 1日で構築
2003年12月 全文検索
・現存するサービスを参考に構築
・アクセスアップの施策
・blogによる誘導
・API提供
・コアな人たちが遊びそれを人に教えたくなる
◆ちなみにGreeのblog新着機能はIMのやりとりから宮川さんが作成したそうです。
・SEOを意識
・URL Rewriting
・Permalink
・XHTML+CSS
・導線の確保(Similarity Search等)→PageRank向上
100万PV/月
600万FV/月
・まとめ
・自分が一番使う便利なサービスであることが重要
・テクノロジードリブン
・geek向けの技術が大事
・geekが宮川さん凄いと説明してくれる
・フットワークの軽さ=個人サービス
・開発者におもちゃを与える
・コンテンツが自動生成される仕組み
・個人サービスでは商用コンテンツと勝負できない
・勝手にコンテンツ生成
・blogの利用
・運営者の顔が見えやすい
・SEO
・サイトデザインとしてのSEO
◆もし自分で大量アクセスのあるサイトを作るとしたら、頻繁な更新とSEOが中心になると考えていたので、方向性としてはこのお三方と近いかな、と思いました。特に、
Gree=口コミで広がる
就職日記=利用者がコンテンツを増やしてくれる
bulknews=プログラムによるコンテンツの自動生成
という辺りは、今後の最重要課題だと思っています。ますますアイデアを持ち、自分で実装できるスキルがポイントになりそうです。個人でも十分にここまでできる訳ですからね。
長くなりそうなので、まず第一弾はここまでです。