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2004年4月28日

テレビ広告費、今後5年間で2割削減

テレビ広告費、今後5年間で2割削減--米調査

最新の調査によると、TiVoのような広告をスキップできる録画再生機器が家庭に普及することを踏まえ、全米で広告を展開する企業の大半が、今後5年間でテレビコマーシャルに使う予算の20%削減を計画しているという。

個人的には2割で良かった、と思いましたが、みなさんの感覚ではいかがでしょうか。日本でもスゴ録に代表されるDVD&HDDレコーダーは売れていますが、自分で使ってみたところでも、やはりCMは全く見なくなりましたね。

リアルタイムでテレビを見ることがなくなり、例えば21時からの番組だったら21時15分頃から見始めて、CMを飛ばしながら22時に追いついて見終わる、そんな感じです。HDDレコーダーの普及具合にもよりますが、テレビの媒体力に影響が出るのは避けられない気もします。今でもビデオでCMを飛ばすかもしれませんが、ビデオではやる気がしないけど、HDDレコーダーだったらやる気まんまんなんですよね。手軽さが違うということで。

また、広告や番組の視聴率を測定する新しい方法が必要だと答えた広告主は全体の9割を越えている。テレビ業界は、視聴した世帯数と頻度といった従来のベンチマークに替わる、視聴状況の測定結果を報告する必要があるという。

何らかのOSが動いていますから、逆に正確な視聴率は取れるようになるかもしれませんね。ただ、CMが全く見られていない、とかなると、それはそれで困ったデータになってしまう訳ですが。オンタイムで見るのはスポーツくらいなのかもしれません。

調査対象企業の4分の3は、バナー広告やリッチメディア広告を含む、インターネット媒体への広告予算を増やすと答えており、また半数以上が、広告効果の追跡・評価が可能な検索エンジン市場への資金投入を予定していると答えている。

削減された予算は、広告効果測定が可能なインターネット媒体へ、と。自然な流れだと思います。

Posted by enatural at 2004年4月28日 11:46