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2004年4月30日

売りに出されたLycos.com

売りに出されたLycos.com--検索バブルに乗じた売り抜けか

マサチューセッツ州ウォルサムに拠点を置く同部門の売却が決まれば、ITバブル絶頂期の2000年に合併が決まったLycosとTerra Networksの関係が終わりを迎えることになる。当時Terra Networksは125億ドルを投じてLycosを買収した。

売却価格は2億ドルと見られているそうです。現在Terra自身はLycos売却後はスペイン語及びポルトガル語の事業に専念するということです。

「主要なインターネット検索およびコンテンツサイトで、現在売りに出されているものはほとんどないが、そうしたなかでLycosを買収すれば、他に類を見ない価値創造の機会を手に入れることになる。現在広告予算は増加しており、オンラインの有料コンテンツは広く受け入れられつつある。さらに、急速に成長している検索エンジン市場での(企業の)整理統合には、株式市場が好ましい反応を示している」

本当にそうでしょうか? 日本では既にLycosはInfoseekに統合されてしまっていますが、並のやり方ではLycosを買収して復活させるのは難しいのではないかと思います。言い方は悪いですが、“負け組”のような印象ではないでしょうか。

でも、一度沈んでしまった企業を安く買収し、リストラして復活させるというのが面白く、なおかつうま味があるということでしょうか。とはいえ2億ドル、200億円以上ですからねぇ。

記事ではこんな企業も紹介されています。

有料検索ビジネスの成功で、インターネット検索企業の株価は急騰している。ほぼ無名の企業の株価も同様で、たとえばMamma.comという企業の株価は、3月前半時点の2ドル台から、その後10ドル以上へと大幅に上昇した。
Posted by enatural at 2004年4月30日 14:08