2004年6月11日
体験マーケティングの仕掛け方
実は、「体験マーケティング」は車やマンションなどの高額商品に限らない。例えば、「Yahoo! BB」のように街頭でモデムを配って「2カ月間無料です」と入会を勧めたり、キャンペーンガールが缶コーヒーの新商品を配ったり、居酒屋が「ボトル無料券」を配布しているのも、みな「体験マーケティング」である。
「なんとか一度体験して貰えば」という思いから多少の赤字を覚悟という考え方に基づいているそうです。
しかし、ここで注意しなければならないのは、体験マーケティングの効果を出すためには、ターゲットを絞る必要があるということだ。
例えばスーパーの特売品で、ただ単に安いものを求めている消費者がいる、という例が挙げられています。
特売で新製品のマヨネーズだけ198円で売ると、顧客は新製品の方を買うだろう。食品メーカーの狙いとしては、「一度体験してもらえば次も新製品の方を買ってくれるかもしれない」ということがある。しかし、特売にやってくる顧客にとってみれば、「価格が安ければブランドはどこでもいい」というわけで、新製品の固定客にはなるのはなかなか難しい。
大切なのはいかに潜在顧客を絞り込むか、というところ。
Posted by enatural at 2004年6月11日 11:56