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2004年6月11日
メールマガジン全盛期は終わった
日本独特のインターネット文化として、海外に例を見ない発達ぶりだったメールマガジンに深い陰(かげ)りが差している。「その時代は終わった」とまでは言わないが、全盛期から転げ落ちていることは、次節の集計表を見ていただけば一目瞭然である。
団藤保晴氏の「インターネットで読み解く!」というコラムです。
・メールマガジンが終わった
ではなく、
・メールマガジンの全盛期が終わった
なのですが、刺激的なタイトルではあります。少なくとも数字としてかげりが見えているというのは、程なくすれば目に見えて感じられるようになり、ともすればメールマガジン自体が読まれなくなっていく風潮すら現れるかもしれません。やっぱりblogだよね、みたいな。インターネットでも衰退していったプロトコルはありますから、メールマガジンがプロトコルではないにせよ、少しずつ日陰に進んでいるのは事実のようです。
しかし、メールマガジンはダメですよ! というつもりもないのです。そんな中でも元気なメールマガジンはありますし、自分で発行しているメールマガジンからは手応えも感じられますから。要するに状況は厳しくなりつつあるから、それをどう乗り越えていくか、というお話なんだと思います。
減少原因ははっきりしていて、メルマガ購読に新規に参入する読者がほぼ枯渇したことにある。「まぐまぐデータ・ウィークリーまぐまぐ(その2)」に、「まぐまぐ」が読者向けに発行しているウィークリー誌の発行部数の推移が表示されている。新規にまぐまぐスタンドを利用してもウィークリー誌を取らない人もいるものの、「総合版」の部数が読者数の動きをほぼ反映している。順調に伸びていたのに、2003年初めで頭打ちになり、以後440万部前後でほとんど変わらぬ状態が続いている。
メールマガジン発行が“テクニック”になってしまった時点でも、こういう事態は予想できたかもしれませんね。記事ではスパムなども要因に挙げられていますが、“狙った”メールマガジンが増えたせいで、読者も辟易してしまったというところもあるかもしれません。
Posted by enatural at 2004年6月11日 17:25