2004年8月23日
企業のBlog利用6分類
CorporateBloggingBlogという名前そのままのサイトにて、「Six Types Of Business Blogs - A Classification」という企業Blogの利用場面を六つに整理分類したエントリがある。
渡辺聡氏が解説しています。さらにざっくりと日本語にしてみました。
■企業ブログの6分類
○外向きブログ
▼セールスブログ
目的:サービスや製品を販売するためのブログ
書き手:組織の利益に立ち書くことができる人
対象:顧客、消費者、一般の人
▼関係性向上ブログ
目的:関係性を作り出す/より強固にする
書き手:組織の利益に立ち書くことができる人
対象:セールスブログよりも小さく、特定されている。製品のサポート用ブログ、IR、メディアへのPR、将来の従業員など。
▼ブランディングブログ
目的:ブランド強化
書き手:組織で運営するとは限らない。企業によるサポートがあるならば、個々の従業員や役員のブログの場合もある。
対象:販売向上ブログ、関係性向上ブログに同じ
○内向きブログ
▼ナレッジブログ
目的:仕事に関係した洞察力や情報を従業員に伝えるため。ニュース、ビジネス情報、進行中のプロジェクトに関するレポート等。
書き手:指名されたブロガー
対象:興味を持っている全従業員
▼コラボレーションブログ
目的:作業チームの調査、共同作業、議論のツールとして。
書き手:チームスタッフ
対象:チームスタッフ
▼カルチャーブログ
目的:企業文化を強化するために。
書き手:指名されたブロガー
対象:全従業員
これまではどちらかというと外向きの使い方がメインだったと思いますが、これからは社内での情報共有などの利用にも注目が集まりそうです。社内利用なので、一般にはなかなか事例が聞こえてこないかもしれませんが。
ざっくりと翻訳していて思ったのは、どれも「何か」を向上させるための使い方であるということ。当たり前のことですが、ブログを会社で何に使うのか? と問われれば、売上なりブランドなり社員の意識なりを向上させるために、と言えるかもしれません。