2005年1月 6日
2004年総集編--検索サービス市場をふり返る
2004年は、ポータル系の検索サービスプロバイダ各社が、独自の検索技術を相次いで発表した1年だった。まず2月には、これまで検索エンジンにGoogleを採用していた米Yahooが、自社開発のYahoo Search Technology(YST)というエンジンに切り換えた。これは、2002年に同社が買収したInktomiや、2003年に買収したOverture、またそのOvertureが過去に買収していたAltaVistaやFASTの検索技術を統合したものだ。日本のヤフーでは、5月末にYSTへと検索エンジンを切り換えている。
2004年の検索エンジン業界を振り返るに最適な記事です。YSTが正式に登場してから、もうすぐ1年が経とうとしているんですね。随分昔のような気もしますから、確かに時が経つのは早いものです。
今年3月、Googleは相次いでローカル検索やパーソナライズ検索サービスの実験を開始した。ローカル検索のGoogle Localは、住所や都市名を検索ボックスに入力すると、その地域に特化したサイトや企業リストなどが表示されるというもの。一方のパーソナライズ機能は、ユーザーが同社サイトにて登録を行い、自らの好みをカスタマイズすることにより、個人に最適化された検索結果を提供できるというものだ。
これらのサービスでは日本での登場も待たれるところです。
これまでの動きを振り返ると、検索技術に関してはその多くが米国中心で開発が進められている。ただしGoogleは今年になって東京研究開発センターを開設し、日本発のサービスが提供できるように取り組みたいとしている。
日本で本格的に動き始めるGoogleにも期待したいところです。
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Posted by enatural at 2005年1月 6日 11:05