2005年1月12日
もはや絵空事ではなくなった企業のBlog活用
簡単に言うと、Webの更新を簡単にしたということでしょうか。構築という点では、Webを簡単に構築するツールやサービスは昔からありました。しかし、Blogほど管理を含めて簡単に情報の更新ができるツールというのはそれまでありませんでした。またオペレーションが簡単になるだけでなく、携帯など、さまざまなシーンから容易に更新が行えるというのが大きく違うのではないでしょうか。10年前インターネットとWebでこんなことができる、と語っていた世界が、やっと誰にでもできるようになったという印象があります。
「結局のところ、Blogはインターネットの何を変えたのでしょうか」という質問に対する答えです。シックスアパート社長関氏のインタビュー記事。
会社では2003年5月(eNatural.org)、個人でも2003年7月にはブログ導入していたので、意外に早い段階からブログ導入していたことを思い出しました。そこで改めてふと、なぜブログを導入したのか? ということを思い返してみました。
そもそもブログを導入する前段階として、
・サイト「全体」をCMS的に管理することは考えていなかった
・更新頻度が高い部分の管理を容易にしたかった
ということから、Movable Type以前にもいくつか更新ツールは使用していました(例、a-News、Greymatter)。そこでどうもMovable Typeという強力なツールがあるらしい、という情報を目にして、検索したところ、素敵なインターフェースに出会いました。2002年の夏過ぎです。当時はまだ日本語環境がなかったため使用を断念しましたが、2003年春に日本語化キットがあることを知り、その場でeNatural.orgのドメインを取得しインストール、Webマーケティング情報サイトとして今に至ります。
なぜMovable Typeだったのか、を記憶の底から掘り起こすと、
・ユーザインターフェースが素敵だった
というのが一番かもしれません。機能云々は最初は分かりませんから、道具としてこれを使いたい、と思わせたのがデザインでした。Appleの所有欲にも似たものがあるかもしれません。そして、
・新しいモノが好きだった
というのも重要です。自分が新しいモノを使うのはもちろん、素敵なモノは他の人にも教えたいという、ここはあくまでも個人的な欲求ですが、そのようなものが非常に強く、真っ先にMovable Typeを使いたいと思いました。
そして会社としてはブログでサイト構築したり、ビジネスブログの運営に至る訳ですが、少人数だったというのが幸いしたように思います(3人)。とにかく何かに使えそうだ、こんなことに使えそうだと、スピーディーに作業にあたれたのが良かったようです。
「もはや絵空事ではなくなった企業のBlog活用」を目の前にして、ふと、こんなことを思い出していました。
ちなみに、当時はあまりWeblogということは意識していませんでしたね。どちらかというと、ページ更新を容易にするCMSツールとしての位置付けだったように思います。
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