2005年3月30日
SEO企業による検索ランキング操作の実態
検索ランキングの上下がこれほどまでに大きな意味を持っていることを考えると、ボーザー氏のように検索エンジンに精通した人間が、自分の顧客のランキングをあげるためにあらゆる手を使うのも不思議はでない。また、ボーザー氏自身、悪びれた様子はなく、自分はただ現実に対応しているだけだと主張する。
Googleの検索結果表示に「PageRank」という技術が用いられているのはご存じかと思いますが、「検索エンジンは、非現実的な設定に基づいている。あらゆるリンクを投票とみなしているが、実はそのリンクは売買されているのだ」という指摘。
つまり、リンクには価値があり、一種の“通貨”であると。「PageRank」はGoogleの技術の核となるソフトウェアだが、同時にアキレス腱になっているかもしれない、との指摘も。
グーグル社側は、同社の取る「手法は複雑であり、自動化されているので、人間が結果を操作することはきわめて困難だ」と主張するが、実態はまったく異なる。ボーザー氏によれば、デジタル投票の不正操作は、もはやビジネスの一部と化しているという。
ほとんどこうしたビジネスとGoogleは、いたちごっこになっているんでしょうね。しかし、良くないサービスを利用することで、将来的にペナルティを与えられる恐れがありますので、別のところにお金をかけた方が良いのでは、と思います。
事例として紹介されているSEO企業は、どこも被リンクを獲得するためのサイト群を持っており、現状では外部要因としてのPageRankが重要である、ということも分かります。
Posted by enatural at 2005年3月30日 10:15