2005年5月10日
大手メディアも注目するBlogマーケティング
ITmediaニュース:大手メディアも注目するBlogマーケティング
MicrosoftがPepsiCoとのプロモーションで、新しいXboxを数千人にプレゼントする――インターネットBlogのEngadgetの記事は、ゲームファンの間に騒ぎを巻き起こした。MicrosoftもPepsiCoも4月半ばに書かれたこの記事に対応しなかったが、数十のガジェット・ビデオゲーム関連のBlogがこの話題を取り上げ、Microsoftのマーケティング戦略から、次世代Xboxを当てるのに炭酸飲料を何本飲めばいいのかに至るまであらゆる憶測が飛び交った。
こうした例を出すまでもなく、企業がブログを活用したマーケティングを実施しようとしているのは明らかな訳ですが、「今年は一握りのBlogが十分な聴衆を開拓し、これまで以上に大きな広告費用を確保できるようになると予測」する人も。企業自身が運営するブログ、そして個人が運営するブログ、どちらもマーケティングにおいては重要なポイントになります。
Wonketteの発行元Gawker MediaとEngadgetを運営するWeblogs Inc.は、既にさまざまなBlogに広告を配信できるネットワークとして前進している。
メディア王ルパート・マードック氏は「ネット上の毎日のニュースを補完するために、ブロガーを起用するというコンセプトを実験してみたくなるかもしれない」としつつ、ブロガー起用の主なリスクとして「精度と信頼性の基準を維持すること」を挙げています。
最近では、サンプルをブロガーに配布し、記事あたり3,000円を支払うというビジネスモデルを構築した企業も登場しています。
記事1本で3000円!? : アフィリエイトこっそり報告blog(ブログ)によれば、サンプル提供会社は10,000円を支払うそうです。無制限に記事が増えていく訳でもなく、上限30万円で30サイトという計画も立てることができる訳ですから、サンプル提供側としてみれば悪い話ではないかもしれません。
ただ、サイトによってはアクセス数に大きな違いもあるでしょうから、今後はそうした細かい部分も詰められていくのでしょうね。3万円を支払ってでも、レビューを書いて欲しいサイトというのはあるはずですから。
ただ、そこで問題になるのはブロガーのモラルで、お金が貰えるから書きまくるのではなく、何らかのPRに協力している、ということを明記するなどの配慮も必要になるような気がします。
また、[eN] 最悪のブログキャンペーン事例を検証するのような最悪の事態も想定する必要があるでしょう。