2003年6月30日
あのツールバーが機能も新たに - 「Google Toolbar 2.0」ベータ版が公開
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/27/13.html
従来の検索機能、「PageRank」表示、検索ワードのハイライト表示などの機能に加え、新たに「Popup Blocker」「AutoFill」「BlogThis」などの新機能が追加された。
Popup Blocker‥‥ポップアップウィンドウの表示/非表示を切り替え
AutoFill‥‥Webページ上のフォームに、予め設定した氏名やメールアドレスなどのデータをボタンひとつで入力する
BlogThis‥‥blogger.comが提供するWeblogサービスをツールバーから利用するためのもの
それほどバージョンアップしたい!と思わせるバージョンアップでもないような気がしますが。Googleは本当にポップアップウィンドウが嫌いですね。ぼくはタブブラウザーを使っているので、それがポップアップなんだか普通のウィンドウなんだか、開くまで分かりません。
2003年6月27日
検索キーワードからトレンド動向を捉える新サービス
http://www.zdnet.co.jp/broadband/0306/18/lp16.html
Trend Discoveryはネットレイティングスが集めた3万人を越えるパネルユーザから検索キーワードを収集するため、従来より信頼の高いデータを提供することが可能となる。つまり、性別や年齢層ごとのトレンド傾向を正確に捉えることができるのである。
インターネットの世界で3万人という数字はどうなんでしょうか。決して多い数字とは思っていないのですが、みなさんはいかがですか?
2003年6月26日
ECサイトの知名度、信頼度、ブランド力
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/eigyo/rensai/index.cfm?i=e_crm43
WEBサイトの活用は中小企業でも十分対抗できるとされてきた。しかしながら、実際にECサイトの利用者は、購入する際に何らかの『拠り所』を求めてしまう。知名度の高いサイト、信頼度があるサイト、ブランド力が強いサイトなどがそれにあたる。それでは、知名度、信頼度、ブランド力が弱い中小企業はECサイトでの『拠り所』をどのように築いたらいいのか。
オンラインショップ開店支援サービス
オープンソースで開発されているオンラインショッピングのソフトウェアosCommerceを無料インストールしたWebサーバーホスティングサービスが日本初でスタートだそうです。年間36,000円から利用が可能です。
osCommerceの存在は知っていたのですが、いよいよ日本でも広く知られるようになるかな? カートの部分はこれで問題ないと思うんですが、例えば決済などはまた別契約が必要になるんでしょうか。ただ、楽天などと比較するとランニングコストでのメリットは大きいです。なんでも自分でできる/やりたい人には向いているかもしれません。
テレビの裏側
http://ellington.gel.sfc.keio.ac.jp/nsly/mt/ns/000684.html
network styly *にて紹介されていた「TVチャンピオン ゲーム王2001の裏側に迫る「演出/やらせ」レポート」が面白い。テレビは当然やらせがあるということは分かっているのですが、ここまでやりますか!(笑) まあ面白く見せるためには演出が必要なんですが、ここまでやっているかと思うと、また違ったテレビの見方ができそうで逆に興味深いですね。
かつて東京ラブパラダイスという恐らく東京ローカルな番組にエキストラみたいなバイトで出演したことがあったんですが、やっぱり“演出”満載でしたね。番組的に美味しそうなヤツは、いろいろな関門を“演出”でくぐり抜けていきましたからね(裏でスイッチ操作、みたいな)。まともにテレビは見られません。
日本企業こそBlogに対して戦略的取り組みを
http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000464.html
梅田氏のblogより。
日本企業が社員の知識をうまく活用できていない、という話しの中で、こういう文章がありました。
自分が知っていること、考えていることを、社内に向けて発信しても、結局あまりいいことが起こらなかった、という過去の経験から、「自分の仕事に関係ない余計なことについては沈黙していたほうが賢い」という刷り込みが行なわれている会社が多くなった。
こういう風に感じている人は、実はかなり多いのではないでしょうか。若い頃は志を持ち、それこそ世界を変えてやろうと燃えている。しかし、結局は、何も変わらないどころか「あまりいいことが起こらなかった」という現実に直面する。全くもって悪循環です(そりゃ会社ですから、個人の思い通りにばかりはいきませんが、なんとか個人の思いを表明・伝えるうまい仕組みがあれば、ということです)。
自分が頑張ることが会社の繁栄に繋がり、ひいてはそれが自分にフィードバックされ、そして家族も幸せになる‥‥こうした良い循環を見せることができない会社というのも悲しいものがありますが、
ものすごい勢いで、高齢化と官僚化が進んでいる
日本企業では、これが現実なのかもしれません。どうしたら打破できるのか。このエントリーでは社員の知識をうまく活用するために、blogを戦略的に活用してはどうか、という提案が紹介されています。この意見に賛成です。blogを書くことによる良い影響は多々あると思います。
あとは、いかにblogに興味を持って貰うか、そして続けて貰うか、というところがポイントになりそうです。blogを書く、書き続けというのは、個人の資質も大きく影響するのではないかと思うからです。でも、全員で書かなくても、興味のある人が興味のあることを書けばいいのかな。結局、面白いアイデアだったりはそういう人から発信されるものなのかもしれない。まずは、始めてみることが一番大切なのかも。
2003年6月25日
GoogleはNetscapeの二の舞になる?
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/kensaku/0624.htm
“自社開発”という決定をマイクロソフトが行なったことには、不安に感じる人も少なくないだろう。同社がこれからGoogleとどう競争していくのかを想像すると、数年前に起きたNetscape社との戦いを思い出してしまうからだ。
ホームページの業種にもよりますが、実際今でもMSNからのアクセスが多いとサイトもありますよ。「世界で3番目の規模」というのも納得です。これで、
Internet Explorerのツールバーに、デフォルトでMSN Searchの検索ボックスを表示する
ようになったら、世界的な検索エンジンのマーケットが大きく変わるかもしれませんね。ここでちょっと知りたいのは、検索ボックスを使って検索している人ってどのくらいなんでしょうか、ということです。日本ではYahoo!が圧倒的シェアを誇っている訳ですが。ちなみに、AppleのSafariはGoogleの検索ボックスがついています。
2003年6月24日
2者間通話/電話も可能なBluetoothヘルメットが登場! チップはSTマイクロ製
STマイクロエレクトロニクスは、同社のBluetoothベースバンドチップ「STLC2410」がイタリア Lenslogicaの、オートバイヘルメット用通信ソリューションとして採用されたと発表した。
学生時代にバイクでツーリングに出かけたことを思い出しました。友達と何台も連ねていくと、田舎はいいのですが都会ではよくはぐれてしまします。これがあるとツーリングも便利になるし、写真のように二人乗りでも会話できますね。
ちょうど10年ぐらい前になりますが、私の学生時代には無線を買ってやってはいけないヘルメット内で利用してました。イヤホンをヘルメットの中の耳につっこんで(長時間だと痛い)マイクをバイザーの中にテープでくっつけて通信してました。便利な時代になったものです。
2003年6月23日
大統領候補のblog
http://blog.cnetnetworks.jp/lessig/
レッシグ氏のblogにて、アメリカの大統領候補によるblogが紹介されていました。
・Dennis Kucinich for President
・Blog for America
日本では阿部晋三氏がXOOPSを使用していますね。
どうでもいいことかもしれませんが(本人にとっては良くない?)阿部さんのホームページを探すのに手間取りました。XOOPSで運用されていることは知っていたので「阿部 晋三 xoops」とか「阿部 xoops」とか検索してみたりして、挙げ句の果てには「阿部 晋三」で検索したりとかして、最終的には「阿部 晋三 ホームページ」で見つけることができました。「阿部 晋三」でもそれなりに上位に表示されていたのですが、ぼくは5位くらいまでしか見ていませんでしたよ。だって、有名人だから、名前入れればそれなりに上位に表示されると思うじゃないですか。
結局、ホームページのタイトルが「阿部」ではなく「あべ」になっていたのが原因なのですが、選挙の都合もあるかもしれませんが、せっかくのホームページだから、より検索されやすくなっていると良いのになぁ、と思った次第。
余談ですが、阿部氏はPowerBook G4をお使いなのですね。
2003年6月20日
専門サイトの味方は多様性
http://www.usability.gr.jp/alertbox/20030616.html
大手サイトに比べて、小さなサイトには大きな利点が 2 つある。そもそも数が多いし、より専門的でターゲットも絞れている。小さなサイトは、熱意あるユーザ・コミュニティの特定のニーズ、関心に直接語りかけることで、ページビューあたりの価値をはるかに高くしている。ブルーベリー栽培に関するサイトは、それを栽培している人にとっての必読サイトになる可能性があり、よって、ブルーベリー栽培器具の販促の場としては絶大な価値をもつ。
まさにGoogleの「AdSense」が目指しているマーケットは、こうした小さなサイトですね。文中にも出てきますが、Weblogもその一つの形態としては強力だと思います。
ユニバーサルデザインを取り入れると意外に儲かるという話
http://biz-inno.nikkeibp.co.jp/universal/article20030617.shtml
Flashでメニューが作られているようなホームページも、アクセスする気が失せる。キーボードで操作できないのは、とにかく致命的だ。マウスの使えない障害者は、キーボードによる操作に頼っている。我慢してマウスで操作しようとしても、マウスでポイントすべき場所が移動してしまい、追いかけるのは困難だ。
心に留めておかなくては。
MSの独自検索エンジンが始動
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0306/19/epn14.html
「MSNBot」と呼ばれるこのソフトは、Webサイトを巡回してハイパーリンクとドキュメントを収集する。これは、独自のアルゴリズム検索技術でMSN Searchを強化して、Googleに対抗しようというMSNの取り組みの一環だ。
Yahoo!、Googleに次いでアクセスが多いのがMSNなんですね。なかなか侮れない。
コミュニケーションミスを防ぐ
http://allabout.co.jp/career/webproduce/closeup/CU20030614A/
Webプロデュースという仕事は、「情報」「技術」「企画力」「サービス」「クオリティ」などの対価として報酬を得る仕事であり、目に見えるマテリアルを売る商売ではありません。もちろん、出来上がったWebサイトという「商品」は目に見えるものですが、価値の大半は表面に出てこないところにあると言えるかもしれません。
そうそう、そうなんですよね。「見た目」ではないところの「価値」に気づいて貰えると、グッドです。
インテル、“草の根”無線LANサービスに協力
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20055641,00.htm
みあこネットはNPO法人の日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)が運営する公衆無線LANサービス。店舗や企業が自前でアクセスポイントを開設し、ユーザーは無料で利用できる、いわば“草の根”無線LANサービスだ。
「みあこネットの公衆無線LANエリアにはインテルの無線LAN搭載チップであるCentrinoとの接続性を保証する目印が付けられるようになる」そうです。やっぱり無線LANは“草の根”ですかね。
雑誌休刊に見る「オンナノコの時代」の終わり
http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/members/COLUMN/20030616/103340/
マガジンハウス発行の雑誌『オリーブ』が、6月18日発売号を最後に休刊することになった
「オリーブ」とか「anan」とか「キャンキャン」とかその辺の棲み分けはオトコのぼくにはよく分からないわけですが、「オンナノコの時代」は終わったと。
女性サイトはどうなっているんでしょう?
Google、自分のWebサイトにテキスト広告を表示する「Google AdSense」
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0619/google.htm
Googleは今年3月に複数のWebサイトとの提携を発表し、それぞれのページのコンテンツに適合した広告を配信する契約を結んだことを発表していたが、今回Google AdSenseを発表したことで同様のサービスがより広く一般に利用できることになったことになる。
個人のサイトにも適用されるといいなぁ、と思っていたんですが、どうやらアメリカではそういう流れのようですね。特にこのサービスはテーマを絞ってエントリーされるblog向きだと思います。Googleが買収したblogger.comなんて、ピッタリ。
2003年6月19日
こういうの欲しいなあ
米Handspringから出る携帯電話型PDA「Treo 600」だそうですが、日本ではなかなかこういうの出ないですね。何でも一緒になっているのが好きな僕としては、ものすごく物欲を刺激されます。HandspringでもNOKIAでもエリクソンでもどこからでもどこのキャリア用でも構わないので、電話型PDA希望してます。どうぞ願いが叶いますように。
2003年6月18日
米AltaVista、世界最大のマルチメディアインデックスを公開
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0618/alta.htm
米Overture Servicesの一部門であるサーチエンジンのAltaVistaは17日、同社のマルチメディアインデックスを大幅に拡大し、インデックスに格納している画像/ビデオ/オーディオファイルの情報が合計5億5,000万件に達したことを明らかにした。
世界最大ですよ、なんてったって。
噂の“ハイブリッド・コンシューマー”
http://www.zdnet.co.jp/broadband/0306/17/lp16.html
「急速なブロードバンド普及の中で、“ネットで調べてお店で買う”または“お店で確かめてネットで買う”という行為が一般化しつつあり、最近とみに注目されつつあるハイブリッド・コンシューマーの存在が伺える」
みなさんはどうですか?
ちなみに、Googleがblogのみを対象とした検索をはじめる云々という噂がありましたが、個人的には賛成です。隣の席の福井さんと話したのですが、例えば製品名で検索すると上位に出てくるのはオンラインショップばかり。実際に見たい情報というのは価格ももちろんそうなんですが、レビュー・レポートの類なんですね。そうなると、楽天と価格.comを見れば事足りる、という場合がほとんどになってしまう訳です。
で、ここで期待したいのがblogです。既に製品のレビューをエントリーしている人はたくさんいます。製品に限った話しではなく、ニュースや情報でもいいですが、誰かの視点を通して批評されたエントリーがごまんとある訳です。それを普通の検索結果と混ぜてしまってはもったいない! 最初はなぜ普通の検索とblogを分けるの? と思ったりもしましたが、今となっては分けるの賛成です。そういう意味から、Froogleも早く開始して欲しいと思います。本当に必要な情報を必要とする人に届けるために、Googleにはもっともっと頑張って貰いたい。
ガーラ、「e-マイニング」で2ちゃんねるや価格.comのログ情報検索を開始
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0617/gala.htm
特に「2ちゃんねる」「まちBBS」に関しては、全文利用による情報クリッピングサービスの独占商用利用許諾を締結。
「e-マイニング」は「Webサイトやインターネット掲示板の書き込みなどから、指定したキーワードに関する情報を検索・収集し、毎日報告するサービス」なのですが、2ちゃんねると独占契約するとけっこうなビジネスになりそうですね。2ちゃんねるをウォッチする専任スタッフを雇うことまではしていなかったでしょうが、それに近いことをしていた大手企業もあるのではないでしょうか。ログに2ちゃんねるからのアクセスが残っていて、それがどの板からなのか分からないというのは、実際ありますので。
IE6 for Macが開発中止 - IE5.x for Macのサポートは継続へ
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/16/21.html
MBUによると、開発中止の理由としては、1月7日にMACWORLD Expoで発表された米Apple Computer独自のWebブラウザ「Safari」の登場を挙げている。
「Safari」が登場した時点で、こうなることは分かってはいたのですが。ただ「Safari」が利用できないクラシック環境のユーザがいることも考えると、どうなのかな、という感じもしますが、IE 5.xもそれなりに成熟していますから、大きな問題はないと考えるべきなのでしょうか。個人的には、自分が使用しているアプリケーションのバージョンアップが止まると、かなりがっくり来ますが。
2003年6月17日
長くなりすぎたページを分割して表示する方法
http://ellington.gel.sfc.keio.ac.jp/nsly/mt/ns/000665.html
「MovabletypeのArchive機能って便利なんだけど、ひとつのカテゴリに全部ドババーっとん百件もエントリーがあったりするとイヤーンな感じ」「みんな分類機能が便利とか言いつつ、分類してから見直してないんじゃないの?」と鋭く指摘されてて、ウグっ、いやはや全くそのとおりだ、なんかうまい解決法はないかな・・と思って放置していたのですが、こんなすばらしいplugin("MTPaginate") があったとは!ということで早速導入しました。
確かにカテゴリー機能は良さげに見えて、過去ログが増えたらどうなるんだろう、と思ってたのでした。ページを分割するプラグインがあるんですね。ただ、PHPを使用するので、少しハードルはお高め。
個人的には、カテゴリー機能は使わずに、必要(重要)なエントリーにはトップページからリンクを張っておくのが世話なくていいかな、と思っています。ほぼ全てのエントリーは水が流れるがごとく過去に消えてゆく‥‥。エントリーにも残しておきたい記事的なものと、日記的なものがあると思うのですよね。
記事的なものが多い場合は、そりゃカテゴリーを使ってきちんと管理しないとダメかなぁ。
Movable Type用テンプレートタグ
http://kengo.preston-net.com/archives/000700.shtml
Movable Typeを使っているときにそれぞれのテンプレートの中にMT独自のタグが使われている。デフォルトで用意されている以外にもオプションでいろいろ設定ができるようになっている。マニュアルを見れば書いてあるのだけれどすべて英語なのでちょっとためらう人も多いだろう。
そんな方向け! 「Entry Listings/Archive Pages」とか「Comments」とか分類されていてとても便利です。
東大の伊藤教授、「生き残りたいなら競争企業を消せ」
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0306/11/epn34.html
企業が市場競争で生き残る方法は、「競合相手を消滅させる」「もっとがんばる」「人と違うことをやる」の3つしかないと話した。
「もっとがんばる」とは「継続は力なり」ということなんでしょうかね? こんな逸話が紹介されています。
伊藤氏の知人は着物屋を経営していたという。時代の流れに従い、着物を着る人も少なくなり、市場は一頃と比べて半分になった。しかし、この知人はとても元気そうだったという。
「一生懸命仕事をしていたら、競合他社がみんな倒産してしまったのです」
コツコツがんばってやってたら、結果的に周りがいなくなっていた(潰れたり、事業転換していた)‥‥ということですよね。コツコツ続けるのって、簡単そうで難しいんだよなぁ。
Amazon.comのベゾスCEOが語る、e-コマースの極意
http://www.zdnet.co.jp/news/0306/12/ne00_amazon.html
小売り業の経営者が直面している重要な問題は、(小売りによる)売上高の何パーセントをe-コマースからのものにするか、という点だとベゾス氏は指摘する。その比率が50%なのか5%なのかによって、ビジネスプロセスとテクノロジーへの投資という点において、戦略的な意味合いが異なってくる。
ある商品を実際に購入者の手元に届けるまでのプロセスが、オンライン小売り業者にとって最大の経費だ、とベゾス氏は指摘しています。
2003年6月16日
「オンライン・ショッピング・サイトの固定客獲得は使い勝手の良さがカギ」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20030616/7/
オンライン購入の意思決定を左右しているのは,依然として製品価格だが,ユーザーがどのオンライン・サイトでショッピングするかを決める最も重要な判断材料は,サイトの使い勝手の良さだという。
いくら安くても、ユーザビリティがよろしくなかったり、デザインがボロボロだったりすると不安になりますね。多少価格は上がっても、ちゃんとしたところで買おう、という気にさせられます。安かろう・悪かろうっちゅうことで。
2003年6月13日
FREESPOT、100店舗にFREESPOT開設キットを無償配布
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/1772.html
無料の無線LANアクセスポイント「FREESPOT」を主催するメルコは、FREESPOTのWebサイトのリニューアルを記念して、100店舗に無線LANルータを含むFREESPOT開設キットを無償配布する。
そうそうこういうのやらないとダメですよ。で、さらに無料がポイントですね。無線LANはこうした草の根的な動きでないと難しいんじゃないかと思っています。流石に今の状況では有料の無線LANサービスは使う気にはなりません。
新社長に聞く、「Googleで働くには?」
http://www.atmarkit.co.jp/news/200306/13/google.html
Googleの新しい広告モデル「Content-Targeted Advertising」について、開始時期は未定としながらも「国内でやる方向で考えている」と述べ、前向きな姿勢を示した。
なるほど。優秀な個人サイトなどにも枠が広がると面白いんですが、制約ができて難しいですかね。ただ本来はこうした広告枠は個人サイトもかなりのパワーを持っているのではないかと思います。たまたま運営者が個人というだけで、すげぇサイトはいろいろとありますから。
Googleは90あまりの言語で検索サービスを提供中。社内には3カ国語以上を話す社員は普通で、最も多くの言語を操る社員は12の言語を話すという。
日本は営業スタッフが中心で、開発はアメリカで行っているそう。で、アメリカの開発者にはもちろん日本人もいるそうですよ。どんな人なんでしょうか。
2003年6月12日
乙武くん、2ちゃんねるについて語る
http://ellington.gel.sfc.keio.ac.jp/nsly/mt/ns/000663.html
こちらから「乙武くん、2ちゃんねるについて語る」というページを知る。乙武くんからの手紙、というコーナーなのでしょうか。
名誉毀損をちらつかせながら彼らを黙らせることは、確かにできるのかもしれない。でも、それでは単に彼らの口を閉ざしたに過ぎない。誹謗中傷する人々の気持ちを少しでも変えるよう努力する。それは、僕にとって意味のないことではない。
時にして2ちゃんねるは面白いですが、そのパワーが“祭り”として個人に向けられたときは、そこはかとない恐怖を感じるときがあります。こうしてWeblogを書くということは、十分にぼくも“祭り”の対象になる可能性がある訳で、“書く”ということは、そういう覚悟が必要だとも思っています。が、乙武くんみたいに、強くなれるかな。
2003年6月11日
帰ってきたSTARWARS KID!
http://www.2xup.com/bonsai/archives/000248.html
STARWARS KID ClonesとSTARWARS KID Matrix Reloadedの2本立て(?)。クローンはなかなか見応えありますよ(笑)
ネットエイジ、オープンソースベースの企業向けMLサービスを開発
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20055185,00.htm
ネットエイジがFreeMLのノウハウを生かした企業・団体向けのメーリングリスト管理ソフトウェアmelpodを発表。
オープンソースのメーリングリストでは実現することのなかった「情報の蓄積と検索機能がmelpodで可能になる」
ネットエイジは本当にマーケティングがうまいですね。
商品カタログ検索がネットビジネスを制覇する?
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/kensaku/0610.htm
先日、Googleのスタッフに、Froogleの日本語バージョンをスタートさせる予定はないのかどうかを聞いてみた。彼の答えはこうだ。
「日本語バージョンをリリースできるデータセットはない。でもFroogleの検索結果に、各国のショッピングサイトの製品を表示できるように作業を進めているところだ」
日本の価格比較サイトでは価格.comがメジャーですが、実際に価格.comに掲載されているショップが購入する割合ってどのくらいのもんなんでしょう。“価格調査”に使われる割合の方が高いのでしょうか。
どれだけ新しい情報を掲載できるか、が鍵ですね。
2003年6月10日
いよいよ本格参入、グーグルの日本戦略を探る
http://japan.cnet.com/news/maker/story/0,2000047861,20055129,00.htm
Google日本法人の代表取締役社長に就任して2ヵ月が経過した、元ドーセント代表取締役社長の村上憲郎氏のインタビュー。
Googleの使命は、ウェブユーザーに対して速く正確で使いやすい検索サービスを提供することです。日本法人についても、Googleのサービスを日本のユーザーに広め、より多くの人に使ってもらうことが最大のミッションとなります。
「明日はPNGの風が吹く?」:米国でGIFが特許切れに
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20055146,00.htm
「UnisysはフリーウェアによるGIFの使用を禁止していた」と語る。「それがPNGが開発された理由だ」(Randers-Pehrson)。つまりGIFが近いうちに特許切れとなることは、ロイヤリティフリーを銘打ったPNGの存在理由がなくなってしまうことを意味する。
今でもそんなに広まっているとは言えないPNGですから、GIFが問題なく使えるようになればそのまま‥‥という可能性も否めないところではありますね。
“メッセ友”作りにティーンが注目――いまどきのIM事情
http://www.zdnet.co.jp/news/0306/09/nj00_ms_messe.html
IM分野で7割近くのシェアを占めるのが、マイクロソフトが提供するMSNメッセンジャーだ。
Yahoo!が27%、ICQが5%、AOLが1%と。かなり差があるな。
つーか“メッセ”かよ!
角川『NPO』商標登録の“?”
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20030607/mng_____tokuho__000.shtml
デジクリ柴田さんの編集後記から。「NPO」商標登録の波紋。
「以前、日本NPOセンターのホームページ題名を『NPO広場』として出願したところ、特許庁から『一般的な言葉で商標登録にふさわしくない』と拒絶された。それなのに今回は『NPO』が登録された。どう考えてもおかしい」
確かにおかしい。
ブラウザ系譜図
http://kengo.preston-net.com/archives/000686.shtml
こりゃなかなか面白いですね。
そういえばiCabってどうしたんだろう?
優良ベンチャー企業に資金提供合戦
http://www.asahi.com/english/svn/K2003060901438.html
ベンチャー企業や起業家は資金調達に苦労すると思われがちだが、業績とアイデア次第では、ベンチャーキャピタル(VC)の方が、先を争ってその企業に資金を提供することも多い。
ここではリナックスに基づいた電子メールシステムを提供するTake Scalixという会社とMySQLなどが紹介されています。景気が戻りつつあるのかな、という感触と、かつてのなんでもかんでもIPOという風潮がなくなり、“よいもの”が認められつつあるのかな、と。
Webのアカデミー賞的存在の「Webby賞」受賞サイトが発表
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0609/webby.htm
また2002年度は「Google」が受賞した“最優秀事例”のカテゴリーで、今年はblog作成ツールの「Movable Type」が受賞している。
やるじゃん!
【結果発表】HTMLメールをどう思いますか?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20030609/1/
「HTMLメールはやめよう」と題した記事を読んだ人が対象。
事業者がHTMLメールを配信することについて,どう思いますか?に対して「望ましくない」が45%、「やめるべきだ」が37%と、かなり否定的です。
HTMLメールは何が問題でしょうか?に対しては「セキュリティ」が72%です。
一般ユーザに向けて調査を行えば、全く違った結果が出てくるかもしれませんね。
ウェブロガー、テクノロジー企業幹部のオフレコ発言を公表
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20030609207.html
『ウォールストリート・ジャーナル』紙が、テクノロジー業界の名士を集めて会議を開いたところ、報道規制を知らない2人のブロガーがオフレコ発言をウェブに掲載してしまった。
以前紹介した梅田氏のblogでも、この記事が引用されていましたね。ただ、ウォールストリートでは特に問題にすることはなく、
「スウィシャー氏も私も、彼らブロガーがルールを破ったとは考えていない。腹を立ててもいないし、抗議も行なっていない。会議の内容がウェブログに掲載される可能性が十分にあることは承知していた。それが実際起こっただけで、別に問題視はしていない。来年に向けてのよい検討材料だ」
とコメントを寄せています。
ただ、来年の会議のルールを変更することを検討しているそうで、これはこの会議に限ったことではなく、いろいろな場所で何らかの線引きが行われることになるのは間違いないでしょう。
個人の発言が事態を変えてしまう、Power to the peropleな感じ。
ぼく的には、
ジョブズCEOのインタビューではとりわけ率直な話が聞かれた。製品プランやただの噂についてはコメントしないというアップル社の方針から珍しく離れ、アップル社が携帯情報端末(PDA)やウェブパッドを作るのではないかという話を否定したのだ。
というのが興味深かったですが。作ってよ、PDA!
3年間無停止でNTTグループを支えるLinux
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/case/nttcomware/nttcomware.html
コスト面についてはどうだろうか。「コストは、明らかに違います。Linuxを採用すれば、ハードウェアだけでも投資額を抑えることができます。Windows NTと比較すれば大きな差はないかもしれませんが、UNIXと比較するとかなり違ってきます」
元々はJavaを使いたい、OSレベルまではダウンしないという評判から、Linuxを選択したんだそうです。
2003年6月 9日
ビジネスシーンにおけるネットリサーチ活用の今
http://japan.cnet.com/news/watch/story/0,2000047973,20054946,00.htm
実査・集計を手軽に行えるネットリサーチと、集まったデータの中からビジネスチャンスを発掘するテキストマイニングとの組み合わせが、インターネット時代のビジネスシーンにおける強力な武器となるはずだ。
原稿でも触れられていますが、データの中から、いかにして“気づき”を見つけられるかがポイントではないかと思います。
あるアメリカのスーパーで、週末の夕方、なぜか若い男性客の多くが「おむつとビール」を同時に購入する傾向をPOSデータの中から発見した。そこで一見何の関連もなさそうなこれらの商品同士を近くに配置換えしたところ、売上がさらに伸びた。お駄賃をえさに買い物を頼まれたダンナは、おむつと一緒に、ついでにビールも買って帰る、というわけだ。
デル、「検索型キーワード広告でコスト効率をアップ」
http://japan.cnet.com/news/ebiz/story/0,2000047658,20055062,00.htm
広告費のコスト効率は、「効率のいい順番で言うとEメール、スポンサードサーチ、アフェリエイトプログラムという順番」(菊永氏)として、このコスト効率がデルにとって最大の魅力であると話した。
手取り足取りのオーバーチュア。コストを抑えて自分でできる人はGoogleで。
グーグルも「アドワーズ」という広告型検索サービスを提供しているが、菊永氏は「スポンサードサーチのほうが自社の手間がかからないので、まずスポンサードサーチでキーワードに対する反応を見て、反応が良いものは他社のサービスにも広げていく」という方針を明らかにした。
アドワーズを使いこなすのは、けっこう大変かもしれません。
広告メールの技を磨け! 知恵をしぼるメールマーケティング業者たち
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20030606105.html
「期間限定」、「無料」、「チャンス」、「今だけ」など、スパムにもよく見られる言葉が使われていると、広告メールの受信者は警戒心を抱く。警戒心を抱いたら、ウェブサイトにアクセスして商品を購入するようなことは間違ってもしない。
一方、「知って得する」というフレーズは、今なおメールのタイトルに入れると効果がある。誰でも、知って得をすることは知りたいものだ。
アメリカでのお話ですが。
自分だったらどうか? ということを念頭に考えれば良いのかもしれませんが、PRをしたいときって、どうしてもやたらと宣伝くさくなってしまうのかもしれませんね。
2003年6月 6日
「映画1本を数秒で」ダウンロードできる高速化システム
http://www.zdnet.co.jp/news/0306/05/xert_tcp.html
カリフォルニア工科大学の研究チームが設計した高速化システム「Fast TCP」は、既存のインターネットインフラで非常に高速なデータ転送を実現する。
通常のブロードバンド接続の6000倍以上の速度を記録したそうです。実用化されればビデオオンデマンドが大きく変わりますね。秘密は送信側のコンピュータにあるとか。
「CITの研究チームはこの技術のビデオオンデマンドへの採用をめぐり、既にMicrosoftやDisneyと交渉を進めている」
これは便利だ「FeedReader」
http://nobi.com/nobilog/archives/000590.html
Movable Typeがはき出すRDFを登録すると、登録しているWeblogの更新時にお知らせしてくれて、さらに専用ブラウザで見られるという「FeedReader」をnobilogで知りました。これは便利だ!
こういうツールが存在するのは知っていたのです。ただ探し方が悪かったのか、いつも「.Net Frameworkを入れてくれ」みたいなことを言われて断念していました。複数のWeblogを見ている人には断然お薦めですよ。
RDFというのは、多くのBLOGに書かれている、「Syndicate this Site」や「XML」と書かれたリンクのこと。このURLを(コンテクストメニューを使って)コピーして、NetNews WireやFeedReaderに登録(Subscribeボタン)すればOK。
なんというか、いろいろな人のフィルターを通った情報が情報が向こうからジャブジャブやってくる感じ。
顧客志向の製品開発は、正しいけれど、つまらない
http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000396.html
お馴染み梅田氏のコラム。
先日Track Backしたときの「全く個人的な話ですが、ありがちかもしれませんが、ぼくはAppleとGoogleが好きなのです。」というコメントを紹介して頂きました。ありがとうございます(急にアクセス数が増えていたので、2chにでもさらされたのかと思いました)。
さらにコメントまで。
この1行の文章に、僕も強く共感する。コンセプトとテクノロジーの圧倒的な個性とパワーで、顧客をぐいぐい引っ張っていくアップルやグーグルのような会社には、その製品ゆえに「会社を愛する」熱狂的な顧客が生まれる。
Jobsは、Macworldで基調講演を見ていると、自分でも不思議なほどに興奮状態にさせられてしまいます。後から冷静になると、なんであの発表に興奮したんだ、と思うんだけれども。ある種、ロックバンドのような雰囲気を感じる。かつてギル・アメリオの基調講演を日本で見たことがありますが、やはりJobsのそれとは異質なものでした。Appleは、Jobsがいてこそ、ですね。
ただ、ぼくがずっとAppleを見てきて最近感じているのは、相変わらず「technology-driven innovation」な会社でありJobsは「Vision-driven」なんだれど、「熱狂的な顧客」を今でも生み続けているかというと「どうなんだろう?」と思うことがしばしばあるのです。逆に信者ばかりを集めた結果が、かつての失敗に繋がっていて、それを反省してできるだけ普通の人たちにアプローチするような戦略の結果、数年前のような「熱」は感じなくなっています。「熱狂的な顧客」にとっては、今のAppleは少し物足りないのではないだろうか、と熱狂的だった自分としては思えるのですが。
こうして思うと、自分が熱狂していたのはAppleの発表するテクノロジーであったりコンセプトであったりした訳なんですが、それと同時になんとなく刹那的なはかなさのようなものも感じていたのかもれません。綱渡り感とでも言えましょうか。今はその綱渡り感を表に出さずに、うまいことやっているのかもしれません。逆にぼくには、それがちょっと物足りなく思える、なんて勝手なことを思っている訳ですが。
でも、iPodを出したり、iTunes Music Storeで業界を変えたり、相変わらず革新的な会社であり、希有な存在であることに変わりはありません。Mac OS Xだって、UNIXだと思うとかなり刺激的です。
Intuitも尊敬に値する会社であることは間違いないのだが、やっぱりシリコンバレーは、顧客の横でソフトの使い方をじっと観察するなんて「そんなことやりたくねぇよなぁ」と思う凄腕エンジニアたちが、顧客をびっくりさせ、そして感動させる製品やサービスを生み出すために存在しているのだと、僕は思いたいのである。
ブルーハーツに「ブルースを蹴飛ばせ」という曲があったのですが、その歌詞の一節を思い出しました。
やりたくねえことやってる暇はねぇ
2003年6月 5日
BtoB eコマースの挑戦と限界
http://www.m-m.co.jp/report/reportA137.html
三石氏のコラム。バッサリ。
NCネットワークのホームページ大賞が公表された。
デザイン、コンテンツなど、なかなか参考になります。得てして中小企業の方が小回りがきいてうまくホームページを活用できていたりするんですよね。
と、思ったら、
さて町工場の世界に比べ、日本を代表するBtoB大企業がはるかにレベルが高いだろう、と思うのは早計である。これが結構レベルが低い。鉄鋼、造船、化学といったいずれも日本を代表するような超大企業だが、ウエブのレベルは町工場以下であったりする。
だそうです。
1.一見きれいだが、情報の重要度の整理が出来ていない
2.ウェブマスター不在:推察するに、担当は広報部。
3.マーケティング視点の欠如
心当たりのある方もいらっしゃるのでは。意思統一が図れていないとか、広報部にあまり権限がないであるとか、いろいろな問題はあるかと思いますが、そういっておざなりにできないのもまた現実。
でも、なんとかしなくちゃ、っていう息吹は感じつつあります。最近は、そうしたコンサルティング的な案件も増えつつあります。実際なんとかしたいんだけど、何から手を付けてたらいいのかな、という企業が増えています。
ガイアックスが「ブログ/BLOG」を商標登録
http://blog.cnetnetworks.jp/archives/yamagishi/000386.html
友人Hiroshiの調査により、ガイアックスさんが「ブログ/BLOG」を商標登録されていることが明らかになった。
微妙ですね。あまり良い印象はないと思うのですが。
世にも奇妙なDVD
http://nobi.com/nobilog/archives/000699.html
nobilogで紹介されていたこのホームページ。もう大爆笑です。仕事に疲れた手を休めて、ぜひ見るべし、です。
2003年6月 4日
米マクドナルド調査、ページ切替時に表示する巨大広告が最も効果的
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0604/webad.htm
最も大きなマーケティング効果が得られたのはトランジショナル広告だった。ブランドイメージに与えた属性として「新しい」「違う」「エキサイティング」「素晴らしい味のコンビネーション」で消費者の反応を試したところ、トランジショナル広告は「新しさ」以外の部門ではすべて30秒間のテレビコマーシャルを上回った。
トランジショナル広告とは、ページを切り替える間に30秒間表示する550×480サイズの広告のこと。いわば強制的に見せられる広告ですから、クリエイティブが良ければ効果は大きいでしょう。しかし、ヘタなもの見せたら反発も大きいでしょう。いずれにしても「それなりにお金があれば」ということですね。
米国小売市場に与えたネットの影響力
http://www.aimnow.com/BUSN/BUSN0305_1.HTM
調査では注文1件あたりのマーケティングコストも算出しています。全対象企業の平均値は、2000年20ドル、2001年12ドル、2002年8ドルと、着実に下がり続けています。
一概にアメリカの状況と比較することはできないかもしれませんが、参考になる数字です。
今までは、高い費用を負担して、ポータルサイトへの広告出稿を行なっていましたが、コストパフォーマンスの良いアフィリエートプログラムの活用やサーチエンジン・マーケティング(SEM)へと予算がシフトしているというのです。
この流れは日本も同じく、というところですね。
2003年6月 3日
日本と欧米のPR戦略はどこが違うのか
http://japan.cnet.com/news/pers/story/0,2000047682,20054748,00.htm
最近、日本でも話題になってきたPRに関する記事。
まず結論から言ってしまおう。最高の製品が必ずしも勝ち組になるとは限らないものだ。
日本の企業はPRがあまり得意ではない、というお話。ポイントを次のように挙げています。
・CEOの露出度の違い
CEOの行動や決断力が企業イメージに大きな影響を与えるという調査結果は数多い。CEOの行動で企業イメージの半分が決まると考える人もいるほどだ。
・ITに特化した広報代理店の有無
日本ではITに特化した広報代理店が欧米ほど発展していないということだ。
理由としては、
日本のCEOや幹部社員がPRを戦略的ツールとみなしていないからだ。
としています。日本でPR戦略に長けているのは、ソフトバンクの孫社長と。
ソフトバンク社長の孫正義はメディアへの露出度も高く、PRにも相当の労力をつぎ込んでいるようだ。
確かに、社長ないしはCEOが誰かというのがすぐ分かる企業というのは、日本には少ないですね。AppleのSteve Jobsの基調講演を何度か見たことがありますが、プレゼンテーション能力にも違いがあります。
ちなみに、弊社でもプレスリリース配信代行サービスを行っていますので、ちと宣伝をば。いちにのプレスリリース
Googleの検索結果をめぐる訴訟、提訴却下に
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20054896,00.htm
米連邦地方裁判所のVicki Miles-LaGrange判事は5月27日、検索結果が不当に操作されたとしてGoogleを訴えていたSearchKingの要求を却下した。却下の理由は、ウェブページの人気度を計測するPageRankと呼ばれるGoogleの技術が、憲法修正第1条により保障された意見を構成するものであり、GoogleがSearchKingに与えた重要度ランクは間違っていなかったと判断したため。
SearchKingは、リンクを張ることでPageRankを販売していたサイトです。それが突然、PageRankが下げられたということで訴えていた訳ですね。いわゆるSEOの部類に入るかと思いますが、同様の方法で検索エンジン最適化サービス(というより上位表示か?)を実施している企業もありますから、要注目のニュースではないかと思います。
Apple、Google、USAiに学ぶ、正解が見えない時代のリーダーシップ
http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000383.html
サンディエゴで開催されたウォールストリートジャーナル主催のカンファレンスの様子をまとめたAugust CapitalのDavid Hornik氏のblogを元に梅田氏が考察。Apple、Google、そしてUSAiのスピーチから3社に共通するものを探る。
全く個人的な話ですが、ありがちかもしれませんが、ぼくはAppleとGoogleが好きなのです。Macに至ってはSE/30の頃からなので、かれこれ12、3年のユーザです。現在は自宅でiMacを使用しています。
さて、梅田氏はこの3社の共通点について、
さて、ネット事業で時代の旬を生きるこの3社に共通するリーダーシップとは何だろう。
としています。定食屋でとんかつ定食を食べているときに、隣のアジフライ定食を食べているおじさん(恐らく経営者)がぼやいていました。「社員がインターネットばっかりやってて困る」と。相方のおじさん(こちらも恐らく経営者)は「それはよくないねぇ」と相づち。「で、なにを見ているの?」と。「仕事と関係ないのばっかり見ていてやんなっちゃう」とアジフライ定食のおじさん。「時間は効率的に使わないといけないね」と相方のおじさん。その後、話はゴルフをした後に飲むビールはうまい、というありがちな方向に流れていく訳ですが、この話を聞きながら、ぼくは漠然とリーダーシップってなんなんだろう、ということを考えていたのでした。
ちなみに、とんかつの肉はもう少し柔らかくても良かった。
どこの企業でも見られるありがちなぼやきに違いないのですが、「よくないねぇ」「しようがないねぇ」で終わらせてしまって良いわけはないのですが、その後どうなっていくのか興味深いところではありました。どのように解決されていくのか。その辺で、リーダーシップのことをぼんやりと思ったのでした。
梅田氏は、「ネット事業の成功」について、
すべての解答らしきものは仮説に過ぎず、その仮説を新製品・新サービスの形で世に問うことによって始めて、真のフィードバックが得られる。
そこから真摯に学んでいく以外に、ネット事業の成功はあり得ないのである。
と述べています。iTunes Music Storeも、その最たるものかもしれません。
Netscapeは見捨てられたのか?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NT/NEWS/20030602/2/
Microsoftがブラウザ戦争に決着か? MicrosoftがAOLに7億5000万ドルを支払うことで反トラスト法(米独占禁止法)の訴訟で和解しました。
これにより、AOLはIEを7年間無料で得られる権利を獲得。
最近までAOLは様々なクライアント・ソフトでNetscapeの技術を使うと率直に話していた。
そういった計画も今や中止になり、実質的にNetscapeは消え去る運命か?
また、
具体的なスケジュールは示されていないが,AOLとMSは,現在互換性がないインスタント・メッセージング(IM)製品を統合する作業に入るという。
こちらは歓迎。統合まではしなくてもいいから、せめてメッセージのやり取りはできるようにして頂きたいところ。
マイクロソフト、IEスタンドアローン版廃止へ
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20054861,00.htm
「IEはオペレーティングシステム(OS)の一部として進化を続けるので、今後はスタンドアローン版は出さない。スタンドアローン版としては、IE6 SP1が最後となる」
Windowsを使用している人にはさほど影響はないと思うんですが、Mac版などはどうなるんでしょうか。AppleもSafariを出しているし、縮小傾向?
2003年6月 2日
配色チェックツール「QuickColor」
以前紹介したColorMatch 5KのFlash版「QuickColor」がGoing My Wayで紹介されていました。
http://kengo.preston-net.com/archives/000662.shtml
これはいいですね。ColorMatch 5Kよりも、心なしかサクサク動く感じがします。早速、使わせて頂いております。
9月でファミコン、スーファミの生産打ち切り 任天堂
http://www.asahi.com/tech/asahinews/OSK200305300038.html
両機種で使う中古ソフトが今も売買されているため、注文に応じて生産していた。
まだ作っていたのか、という素朴な驚きが。
「黙って読んでいる人達(ROM)の情報伝播、購買への影響」
Survey MLで知った、国領研究室小川美香子氏の修士論文です。
http://www.jkokuryo.com/ob/ob.html
化粧品の口コミ情報サイト「@cosme」において、
評価情報を黙って読んでいるだけのROM(Read Only Member)が、書き込みを行うメンバー(RAM:Radical Access Member)が提供した評価情報を外部に伝播し、第三者の購買を誘発するうえで、大きな貢献をしていることが明らかとなった
そうです。サイトを見ているだけの「ROM」が、どれだけ貢献しているのかということはこれまでにも議論があったことだと思うのですが、この論文によれば全く侮れないことが明らかになったと思います。