2004年2月27日
覇権争いに備え、特許で“武装”する検索エンジン
特許クレームを強化するために、GoogleやMicrosoftなどは、学術論文をたくさん書いて、その中で当該の手法を引用し、それを記録に残すやり方をしていると業界観測筋は話している。学術論文は「先行技術」、つまりある特許が同じことを主張する場合、その前に当該のアイデアや発明が存在したことを証明するのに使われることもある。
記事では「戦い」「軍拡競争」という表現も用いられていますが。
セプテーニ、アフィリエイトプログラム「AD4Commerce」サービス終了
セプテーニ、アフィリエイトプログラム「AD4Commerce」サービスを終了
AD4Commerceは、2000年12月よりオン・ザ・エッヂ(現株式会社ライブドア)が提供していたアフィリエイトプログラム仲介システム。2002年11月から事業移管によりマーチャント向けの広告販売を展開するセプテーニの関連子会社である株式会社ピュアクリック(本社:東京都新宿区、代表:細野幸治)がアフィリエイト向けの対応を実施。昨年末よりピュアクリックから同事業の運営移譲を受け、セプテーニが運営を行っていた。
これもまた時代の流れを感じるニュースです。大手四社(バリューコマース、トラフィックゲート、A8、リンクシェア)で固定されていますから、小規模でニッチなところを狙うかしないとアフィリエイトASPは難しいのかもしれません。大手四社もマンネリ化しつつある印象も否めないですが。
使いやすくリニューアル後、県HPアクセス数が倍増 徳島
昨年6月、徳島県が県庁ホームページ(HP)をリニューアルしたところ、1カ月あたりのアクセス数がそれまでの約2倍、HP本格稼働時の7倍に上る14万件と激増していることが分かった。飯泉嘉門知事がこのほど、明らかにした。
リニューアルにあたりプロモーション活動などもしたのでしょうか。それを含めても、以前のホームページが非常に使いにくかったということかもしれません。
どのようにリニューアルしたかも紹介されています。
・トップページを「ジャンル」ごとの目次に
・知事定例会見の動画配信
・掲載項目の分類を用途別に分かりやすく
・更新頻度を上げる(月に1回→1~2週間に1度)
・メールマガジン創刊
これだけ見ると一般的なリニューアル時に提案されるごく普通の内容ではないかと思います。要は当たり前のことを当たり前に徹底できる環境を整えることがポイントではないかと思います。アイデア出しする人も重要ですが、それを継続してこなすことができるスタッフも欠かせません。継続は力なり。
2004年2月25日
ターゲットを絞った電子メール・ニュースレターは効力を発揮し続ける
ターゲットを絞った電子メール・ニュースレターは効力を発揮し続ける
よく読むユーザでなく、流し読みするユーザ用にデザインするのは、ニュースレターの生き残りに不可欠だ。流し読みのしやすさはウェブサイトにとって重要だが、ニュースレターにとっては 50% くらい、さらに重要だ。レイアウトは各号の内容をすばやく把握し、記事に狙いを定めることを可能にする。目次と執筆スタイルは部分的にしか読まないユーザをサポートしなければいけない。
つい昨日、100パーセント読まれる文章というエントリーで、読みにくいメールマガジンについて書いたところでした。
どういうメールマガジンかというと、PCに慣れていないせいか、レイアウトはバラバラ、改行もバラバラで、とにかく見にくいのです。しかもながーくて。最初は良かったんですが、これが続くと飽きてきました。面白い時もありますが、内容もマンネリ化してきて‥‥。そろそろ解除ですかね。
Nielsen博士は
最初の実験で参加者がよく読んだニュースレターは 23% だった。2 年後の 2 回目はたったの 11% しかよく読まれていない。この落ち込みの割合はユーザたちが処理しなければいけないメールの増加をよく示している。
という調査結果を挙げ、流し読みできるレイアウトが重要である、としています。これはぼくも同感です。にぎやかなメールマガジンは情報を探しにくい場合が多く、読むこと自体にパワーがいるんですね。あとは長いものも流し読みという訳にはいかないので「後で」ということになりがちです。でも「後で」にしておくと読まれない確率も高くなる訳です。受信するメール自体が増えている訳ですから、読ませるための工夫がますます重要になります。
ではどうしたらか良いかというと、
・目次をつけて一覧性をよくする
・一行の文字数を統一する
・適度に改行を入れる
・要点を決めボリュームを抑える
・内容を適切に示すタイトルをつける
などの、まずは基本的な部分を押さえていくと、それだけでも変わると思います。とにかくたくさんメールマガジンを受信し、その中から読みやすいものを参考にするというのも一つの手ですね。場合によってはメルマガコンサルタントと呼ばれる方たちにアドバイスを貰っても良いかもしれません。
もちろん、情報の洪水の中から必ず読まれるメールマガジンになるために、読者の信頼を勝ち取るのが重要な訳ですが、そのためにもまずは読まれるためにレイアウトは整えておきたいものです。
2004年2月24日
検索利用ランキング、Googleが依然首位
Nielsen//NetRatingsが2月23日発表した統計によると、1月中に最も利用された検索エンジンはGoogleがトップでネットユーザーの39%(ユニークユーザー5930万人)が利用、Yahoo!(同4570万人)、MSN(同4460万人)はそれぞれ約30%を獲得した。
1月中ということで、Yahoo! の検索エンジン部分が変わる前の数字です。果たして、エンジン切り替えがシェアにどのような影響をもたらすでしょうか。
Yahoo! JAPAN「ネットを通じてみんなハッピーに」
喜多埜社長室長の語るYahoo! JAPAN「ネットを通じてみんなハッピーに」
なお、米Yahoo!では今後独自の検索エンジンを導入する方針だが、Yahoo! JAPANでは引き続き「Google」を利用するという。「米Yahoo!の決定は、米Yahoo!とソフトバンクが2大株主であるYahoo! JAPANではそれほど影響はない」と米本社の圧力を否定。
圧力はなくとも、自社にとって有益であればGoogle意外の選択肢を選ぶことは難しいことではないと思います。
ただし、「検索エンジンについては、絶えず模索している」とし、当面はGoogleを継続するが、その後については不明だとしている。
バカ売れオンラインショップの作り方
売れてるサイトはここまでやっている! プロのネット通販サイトのコンサルタントが明かす、ひとり勝ちオンラインショップの成功法則。売上よりもまず利益。利益が出るホームページを構築する最強ノウハウを徹底解説。最小の労力とコストで最大の利益を上げる!効果的なメルマガ配信から、ショッピングモールやオークションサイトの使い方、検索エンジン広告まで成功テクニックを網羅。今日からすぐ役立つ、ショップオーナーの必携書!
オンラインショップのコンサルなどを手がけているサーブの山田さんが本を出されました。どんな内容か興味津々です。
「インターネットナンバー」「とくナンバー」の番号統一
INN、D2Cと提携。「インターネットナンバー」「とくナンバー」の番号統一
INNは、「『インターネットナンバー』と『とくナンバー』の番号統一により、一般ユーザへは利便性の向上、また提供企業様としても利用価値が高まると思う。今後、auサイトからは待ち受け画面から利用するようになっているところなどの利用方法を改良するなど、さらに便利に利用できるようにしていきたい」と話している。
かつて数字系のサービスを展開していた時に(イーナチュラルじゃないですよ)、インターネットナンバーの人がやってきて、一緒にやりませんか、と言われたことがあります。お断りしたんですが。
数字系サービスの普及具合ってどうなんでしょうか? 携帯電話はあまり使わないのでよく分からないし、周りにも使う人が皆無といって良いので想像もつかないのですが、パソコンの場合は高齢者の人とか使っているんでしょうか?
URLを数字に置き換える2社のサービス、番号共通化で業務提携
GMOでは今回の業務提携により、両社の番号帯が統一されることで、1つの番号で別々の企業のサイトへリンクされる混乱が未然に防げ、企業と利用者の双方にとって有益なアクセス手段を提供できるとしている。
GMOはどんなプロモーションをするのでしょうか。
3歳から小学生の約半数がインターネットを利用
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、2月23日に「2004年CESAキッズ調査報告書」を発刊した。この報告書によれば、3歳から小学校6年生までの子供のうち、52.4%がインターネットを使ったことがあるという。
3歳児は流石に親が回答しているんでしょうか?
インターネットの利用場所は、「家」との回答が75.5%で、2000年調査時の75.2%とほぼ変わらない結果となった。一方で「学校」との回答は2000年の38.8%から55.3%へと大きく伸びており、学校におけるインターネット環境が整いつつあることが伺える。
小学生くらいになると、確かに学校でインターネットに触れる確率はぐんと高くなりそうです。小学校のインターネット授業ってどんな感じなのか、ちょっと興味あります。
バリュークリックジャパン、株式公開買付けでライブドアグループへ
バリュークリックジャパン、株式公開買付けでライブドアグループへ
今回の買付け価格13万5,642円は、対象会社の東証マザーズにおける今年2月19日までの6ヶ月の終値平均値(10万9,635円)に約23.7%のプレミアムを加えた価格となっており、公開買付代理人は日興コーディアル証券が担当するもよう。
ついに上場企業を手に入れました。ぽすれんとDVDZOOのシナジー効果は期待できるかもしれませんが、正直なところなんでまた、という思いもあります。日経新聞によれば市場の反応も薄かったようです。続落、となっていました。
例えば自社の提供するDVDレンタル事業DVDZOOとライブドア運営の『ぽすれん』を統合させることでも、日本最大級のオンラインDVDレンタルサービスが実現できるようになる
この辺でしょうか。楽天はけっこう利用者が悲鳴を上げたくなるような無理な統合をしていますが(Tripodなど使っていましたが死蔵しています)、その辺はうまくやってくれるのでしょうか。
自社のネットワークの空き枠を利用してライブドアのアピールを行ったり
というあたりは、市場の反応が薄い要因だったりするのではないかと思います。AdSenseでクリック保証系のネットワークはけっこう大変になっているはずですし。
公開買い付けは同社発行済み株式総数の58.65%に当たる1万8743株を予定し、買い付け価格は1株13万5642円。米ValueClickは保有株式1万8743株すべてを応募することに同意しており、応募株式が買い付け予定数を超えた場合もすべて買い付ける。買い付け期間は3月22日まで。
バリュークリックが米ValueClickとのライセンス契約により日本国内で展開しているネット広告事業は、現状の条件のまま維持されることで同意しており、継続して展開していくという。
こちらの記事によれば「ライブドアでは現在オンラインDVDレンタルサービス「ぽすれん」を、バリュークリックでは「DVD ZOO」をそれぞれ展開しているが、これらは統合する考えだ」ということです。
2004年2月20日
楽天、2003年の営業利益は対前年同期比86.2%増の47.5億円
楽天、2003年の営業利益は対前年同期比86.2%増の47.5億円
売上高は対前年同期比82.8%増となる180億8,200万円、営業利益は同86.2%増の47億5,000万円、経常利益は同97.9%増の44億3,800万円、当期純損益は526億4,300万円の赤字だった。
楽天市場が好調で売上は上がったけれども、「DLJディレクトSFG証券などの子会社化に伴う費用、固定資産売却損、事業所移転にともなう費用の特別損失計上」などで大幅な赤字に。526億円の赤字なんて途方もないですね。赤というよりは赤黒く、みたいな印象ですが。
10~12月の楽天市場1店舗あたり、
・取引額は506万9,000円
・注文件数は424.8件
だそうです。平均するとこの数字ですが、実際には両極端かもしれませんね。
今後のグループ全体の重点戦略としては、ブランド強化策「メジャーブランド化構想」が示され、同社グループ傘下の「ヴィッセル神戸」を活用、試合のチケットの独占先行販売、選手肖像権の証券化などを考えており「楽天はインターネットではよく知られているが、さらに誰でも知っているブランドにしていきたい」(三木谷社長)としている。
イルハンを獲得しましたからね。是非、企業経営のノウハウをクラブ経営にも活かして欲しいところです。ぼくはレッズサポーターなんですが、今の犬飼社長は凄いですよー。ゴリゴリやりますからね。この人も今までのJリーグの社長にはいないタイプだと思いますが。もう三菱には戻らないで、このままレッズにいて欲しいという感じですね。ヴィッセルにも今までにない何かを期待しています。
楽天2003年度通期決算は売上高180億円、金融事業の詳細は「まだ語れない」
DLJの買収で金融関連事業に注目が集まっているが、三木谷氏は具体的な今後の戦略については多くを語らなかった。ただ、証券ビジネス、パーソナルファイナンス、ローンビジネスなどの展開を予定しており、楽天・DLJ間でのシナジー効果も強化していくという。
2004年2月19日
日本語ドメインは今、どうなっているのか
ここ1~2カ月の間、日本語ドメインを巡ってさまざまなニュースが流れ、久々に日本語ドメインが一般ユーザの注目を集める結果となった。そこで本稿ではそれらのニュースを振り返り、その背景にある問題点などを改めておさらいしてみることにしたい。
Yahoo! JAPAN、Googleの検索エンジンを継続利用
Yahoo! JAPAN、Googleの検索エンジンを継続利用
「米Yahoo!の発表による対象は、米Yahoo!が親会社となる各国のYahoo!。日本はソフトバンクが親会社であるため、当面はGoogleを利用する方針だ」(ヤフー広報)としている。
問い合わせが殺到したんでしょうか(笑)
しかし「当面」というのはいつまでなんでしょうか。良いものがあれば、そちらに移るだけでしょうし。
GoogleのIPOは第2次ITバブルの幕開け?
GoogleはIPO騒ぎを切り抜けることができたとしても、苦しい立場に立たされるだろう。今後は検索からの脱却と多様化を進め、「最高の技術力」を過信せず、安定した市場地位の確保を目指すべきだ。
確かに、少しずつ状況は変化しています。MSNが独自エンジンを開発したり、Yahoo! がGoogleから自社技術に切り替えたり。テクノロジー大好きの人たちにとってGoogleは変わりなくGoogleですが、少し視点を変えれば「広い視野を持つことを求め」られているんでしょう。言われなくてもそういう方向になっていると思いますので、今後どのようにGoogleが切り返していくでしょうか。「検索だけで生き伸びることはできない」
ここではいくつかの要因が挙げられています。
1. 敵が多い
2. 参入障壁がない
3. ウェブの進化
1.に関しては「Googleはポップアップ広告ビジネスを破壊し、自社がリーダーとなっている広告検索を広告収入の主役にしようとしている」ということで、アドワーズから収入を得ることができるようになったらポータルにとってはありがたいことかもしれませんが、例えばマイクロソフトにとっては嫌なことこの上ないでしょう。
検索エンジンを乗り換えるのは数秒であるとか、将来的にリンクに基づいた検索は有効でなくなるだろうとか、Googleにとっては平和な日々は続かないようです。
私はGoogleに好意を持っている。しかし、差し迫った同社のIPOをめぐる誇大広告、ばか騒ぎ、時価総額150億ドルといった噂には悪い予感を感じる。Google検索は優れているか? もちろんだ。では、Googleには何百億ドルもの価値があるのだろうか。その答えはノーだと思う。
価値云々はぼくはよく分かりませんが、確かに悪い予感は感じています。勘でしかないのですが。
米Yahoo!、Google検索の提供中止
Googleの検索結果に代わって、Inktomiや有料検索Overture ServicesなどYahoo!が最近買収した検索技術を組み合わせた「Yahoo! Search Technology」の結果が表示されるようになっている。
既にお伝えしておりましたが。
同社はさらに、独自の技術を使って有料登録(Paid Inclusion)プログラムを含む検索結果の表示も始めた。
「Yahoo!は企業から料金を徴収し、インデックスに取り込む速度と頻度を高める」サービスです。記事にもありますが、このサービスは賛否両論かもしれません。ただ、Yahoo!にとっては「収益を上げる計画の要の一つ」であることは間違いないでしょう。Googleでは提供していないサービスなので、検索結果が自然かどうか、という部分では大きな違いが出てくるかもしれません。
ヤフーとグーグル、ついに「正式離婚」--ヤフーが自前の検索エンジンに切り替え
Yahooでは、今後数週間のうちに、米国以外のサイトでも自前の検索技術への切り替えを進めていくことになる。
日本での切り替えは??
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関連記事
米Yahoo!、独自の検索技術に軸足を移し、Googleを外す
Yahoo!の発表文では、「配備が完了した暁には、Yahoo! Searchテクノロジーは米国のすべてのインターネット検索の約半分を提供することになる」と説明している。
アクセシビリティ向上させるツール群
誰でも見やすいサイト作成のために - アクセシビリティ向上させるツール群
富士通は、視覚障害者・色弱者のアクセシビリティ向上を狙ったソフトウェアツール群「Fujitsu Accessibility Assistance(富士通・アクセシビリティ・アシスタンス)」の提供を開始する。18日から同社Webサイトで公開、無償でダウンロード提供する。
以下の3つのツールが提供されるそうです。
1. 文字や動画像の色合いが色弱者にどのように見えているかシミュレーションする「ColorDoctor 1.0」
2. 背景色と文字色の最適な組み合わせをリアルタイムに選択できる「ColorSelector 3.0」
3. Webサイトの作り方が視覚障害者・色弱者であっても読みやすいか診断する「WebInspector 3.0」
こういうツールはWindowsのみの対応だったりするのですが、WebデザイナーはMacを使用する人が多いと思われたのか「Windows 98/Me/NT4.0/2000/XP、またはMac OS X 10.2.3以降で動作する」ようになっているツールもあります。
Yahoo! Search Technology
昨日、Yahoo! がInktomiに切り替えたというエントリーをしましたが、その後訂正があり、正確にはYahoo! Search Technologyが採用されたそうです。
Yahoo! Search Technology は過去にYahoo!が買収を通じて入手した Inktomi、AlltheWeb、altavista の検索技術を組み合わせて新たに開発したYahoo!独自のサーチ技術。
SEMリサーチで丁寧に解説されていますが、かなり魅力的な新機能が搭載されているようです。
まず Yahoo! Search と My Yahoo! を統合した上で Yahoo! Search にて XML/RSS の検索を実現。ユーザーは Yahoo! Search を通じて XML/RSS をサポートしたWebサイトが検索でき、容易に自分の My Yahoo! に追加することができるという。また、Yahoo! Mail で培った SpamGuard 技術と Yahoo!の編集チームを融合して、不適切なURLを排除するスパムフィルターを実装した。
どうですか。使ってみたくなりませんか? My Yahoo! にRSSリーダが搭載されるのも待ち遠しいですね。これで検索結果がGoogleと張り合うようなものだったら‥‥。ここまで充実してくれば、GoogleからYahoo! Search Technologyに切り替えるメリットも十分にあるのではないでしょうか。
2004年2月18日
Yahoo!、MSNに「Google打倒のチャンスあり」
長いコラムです。
「(シリコンバレーの)人々は、『どうしてGoogle以外の検索エンジンを使うの?』と言うが、Yahoo!とMSNは強力なライバルになり得る」とネットマーケティング会社MediaSmithのデビッド・スミス社長は語っている。
そう思います。
Googleが良いという人の多くはネットを頻繁に使用している人たちで、そのような人たちは露出することも多いです。だからこそ、ネットを頻繁に使う人たちの中では「Google神話」のようなものが出来上がっている訳ですが、ひとたびそこを離れてしまえば、Googleの知名度はまだまだです。中高年(30歳前後から50代後半くらい)のインターネット初心者クラスを受け持つと、確かにGoogleの存在すら知らない人が多数いることを知らされます。
Googleが支持される理由は的確な“検索結果”だと思いますが、SEOにより荒らされてしまった感も否めません。Googleも対抗すべくアップデートをしていますが、この成長が停滞した時がターニングポイントになりそうです。それ以前に、MSNやYahoo!が追いついてしまう可能性もある訳ですが。
奇しくもアメリカではYahoo!がInktomiに切り替えました。圧倒的パワーを誇ったGoogleがどのような闘いをしていくか、非常に興味深いところです。しかし、間違ってもポータル戦略などをとることなく、今までのGoogleであり、これからもGoogleであり続けて欲しいと思うのはぼくだけでないはず。
Yahoo! がInktomiに借り換え完了(訂正あり)
2004.02.17 15:00、やっと Yahoo! がページ検索を Inktomi に切り替えたことが確認できました。普通に検索結果に表示されます。
SEMリサーチより。
ついに代わりましたか。代わることは分かっていたので、タイミングの問題だけだったわけですが。さて、こうなると日本がどうなるのかというのが気になるところですが‥‥
ズバリ、変わるでしょう!
と、真面目なマーケティング情報サイトとしては、こんな競馬予想みたいこと書いてはいけないんでしょうが、個人的には変わるのではないかと思っています。というのも、もしもぼくがYahoo! Japanの社長だったら変えると思うから。という、そんなささいないことがその理由だったりするんですが‥‥。
アメリカと違い日本国内ではかなりの影響力を持つYahoo! ですが、巷ではGoogleがいいという話が広がり、検索エンジン老舗のYahoo! としては面白くない。ここいらでさらなる影響力を握るには、自社が所有する検索エンジンを使うのが得策と判断しても不思議はないような気がします。
SEO花盛りの今の状況はまさに、Google様々です。この状況を簡単に覆すには、Googleを外せば良いだけなのです。
と、ぼくは何も知る立場にないので全くの予想です。
追記:
SEMリサーチにて訂正があり、InktomiではなくYahoo! Search Technologyに切り替わったそうです。Yahoo! Search Technologyとは、
過去にYahoo!が買収を通じて入手した Inktomi、AlltheWeb、altavista の検索技術を組み合わせて新たに開発したYahoo!独自のサーチ技術
だそうです。いずれにもしても、Googleではなくなった、ということですね。
Google、Web インデックスサイズを60億に拡大
一方、Googleと“世界最大”の称号を巡って争っていたAlltheWeb.comは、同サイトの表示によると約31億5,000万ページをインデックスしているという。
これまでは約33億だったということです。
サントリーWebに見る魅力ある情報の伝え方
商品情報のページトップで真っ先に目に入ってくるのは、大きなウイスキー樽と職人。そしてその右には「製品の魅力を伝える情報コーナー」と題して、ウイスキーやブランデー、ビール、カクテル、ワインなどのサイトへのリンクが貼ってあるバナーが並んでいます。ところが、このバナーをクリックしても、それは商品情報ではありません(!)。
製品情報ページを作成する際に、
1.製品の魅力を伝える情報→製品情報
と掲載するのか、
2.製品情報→製品の魅力を伝える情報
と掲載するのかというお話。記事中では、
製品情報だからといって、製品の写真と名前と小売価格が並んでいるのではなく、どこにこだわりを持っているのか、どこに特徴があるのかを伝えるという姿勢は、まさにブランディングの視点から見た製品情報といえるのではないでしょうか。
となっているんですが、果たしてそうなのだろうか、と少し思ったり。製品情報のページを見る人はあくまでも製品の情報を知りたい訳で、もちろんブランディングの大切さも分かりますが、それによって伝わりにくくなってしまうと本末転倒になってしまうかな、という気もしました。
個人的には商品情報の一つのコンテンツとして魅力を伝える情報があった方が分かりやすいように思いました。記事中ではそれぞれブランド力と商品力の違いで説明がされておりますが。
筆者の方のご意見としては、
商品情報だから商品をダイレクトに伝えなくてはならない。こういった常識にとらわれずに、企業ブランドの魅力を伝えるページとしてサントリーのサイトはとても参考になるのではないでしょうか。
ということだそうです。製品情報わ見る一般的なユーザの心理ってどうなんでしょうね。こういう仕事をしていると、そういうごくフツーと思われていることが、ときどきよく分からなくなってしまいます。
国内のネット広告、来年にもラジオ抜く
国内のインターネット広告の市場規模が来年にもラジオ広告を上回る可能性が出てきた。電通が17日発表した2003年の広告統計によると、ネット広告費は前年比40.0%増の1183億円。ラジオ広告費は1.6%減の1807億円と3年連続して前年割れとなった。「ネット広告市場は今後も年3―4割増の勢いが続く」(電通)とみられ、来年は2000億円規模に拡大しそうだ。
ラジオを上回ると聞くと、なんだか感慨深いものがありますね。2003年は前年比40%増ですか。強烈です。その中で、いわゆるキーワード広告はどのくらいを割合を占めているものなのでしょうか? 広告主からすれば効果測定しやすいこともあり、もっともっともっと広まっていくのは間違いないはずですが。
Flashや動画など、ブロードバンド対応の大容量広告が開発・販売されて売り上げを加速。初めて1000億円の大台を突破した。
2004年2月17日
楽天広場メンテナンス中
日記を書こうと思ったらメンテナンス中になっていました。終了時刻の予定が数時間延びてしまったようです。
たまたま楽天のメンテナンス表示を見て思ったので、決して楽天のみについて言及する訳ではないのですが、Webサイトのメンテナンスというのは意外と予定の時間に終わらなくて「すいません延びてます」的な対応になっていることって多くないですか? そういうのばかりが記憶に残っているのかしらん。
もちろん、きちんと時間内で終わっているメンテナンスも多いと思いますが、やはりプログラムを相手にしていると思いもやらない事態というのが起きやすいものなのでしょうか。「何時頃完成する?」「18時くらいですかねー“確実に”」というのを自分の中でも徹底させたいなと思った次第です。なんとなくアバウトになってしまうことがあるので。
スケジュール通りに進まないと、他の業務にも支障が出てきますからね。また、こういう時の対応如何によってはサービスに対する印象も変わってきますから、気をつけないと。じゃないと、どんどんblogで書かれちゃいますからね(笑)
2004年2月16日
All About Japan「スーパーおすすめサイト大賞2004」
弊社で発行しているメールマガジン「ホームページをできる営業マンにする方法」が、All About Japan「スーパーおすすめサイト大賞2004」に選出されました。ありがとうございます。
このeNatural.orgしか知らなかったあなた! 是非登録してみてください(笑)
ちなみに選出されたのは「企業のIT導入」というカテゴリーの「スーパーおすすめメールマガジン」です。紹介文はこんな感じ。
SEO対策で定評のあるイーナチュラルのメールマガジンです。3部構成になっていて、1.ニュースから読み解くWebマーケティング成功の秘訣、2.ホームページをできる営業マンに!、3.現場でみつけた気になる数字、からなっています。必然的に検索エンジンの話題が多いのですが、顧客との信頼作りをするのはどういうサイトにしたらよいか等参考になる情報が充実しています。
ちなみにぼくコグレが担当しておりますは、1のニュースから読み解く‥‥です。このeNatural.orgで蒐集したニュースを基にコラムを書いています。ところで、弊社ってSEOで定評があったんですか?(笑) 知らないところで噂になっているんだろうか‥‥。もちろんSEOもしますが、サイト運用全般に関するところで噂になりたいところですな。頑張ろうっと。
みなさんからの清き一票を頂けるみたいなので投票方法をご紹介しようと思ったんですが、どうやって投票していいか分かりませんでした(笑) すいません、自分で投票できたらご紹介しますね。
社名を売るためのシンプルな発想
当社の売上の半分くらいは法人向けの営業で上げているが、当社のような中小企業では社名というより営業マンのスキルで製品・サービスを売っていることが多い。つまり社名変更の影響はほとんどないと言える。
最近話題のライブドア堀江社長のコラムです。中小企業! 確かに言われることもごもっともかも。もし変えるならば早いにこしたことはないですからね。こういうのは悩んでいるとタイミングを逸してしまいますから。そういう意味では、ライブドアにサクサクっと変わってしまったのには拍手を送りたいと思います。
ところで、このコラムも氏の仕事術で明かされていたようにメールで書いたんでしょうか。どうも「ブランド力とアダルトビデオ」という段落の「アダルトビデオ」が意味不明だったんですが。「同じ社名でDVDソフトや写真集を扱う別会社があった」という行があるんですが、これがアダルトビデオの会社だったということでしょうか。
創業時の社名は、実は適当に思い付きで付けていることが多い。由来を質問されると、もっともらしい理由を説明したりするが、所詮ハッタリである。
これはけっこう思い入れがあったりするんじゃないですね。ただ「創業者のコダワリで経営をしていると、こんな単純な発想(社名変更)すら浮かんでこない」というのは分かりますね。堀江社長の仕事術を読むと、できるだけ物事をシンプルに考えていることが分かるのですが、だからこそのスピード感なんでしょうね、きっと。
トラブル時のクロール
急に「ヤプース」で検索しての訪問者が増えたので、試しにYahoo!で検索してみると、なんと7位に。周りも見たことあるようなblogばかりですね(笑) blogだけ別タブに移動させられる日もそう遠くないような気もしてしまいました。blogを含めるかどうか、というオプションで選べると便利かな。
しかも、blogには賛否両論が噴出しますから、悪い話ほど広まりやすく上位表示され、気の小さい人の場合は胃が痛くなってしまうかも。例えば今だったら、ライブドアやイーバンクで検索しても分かりやすいと思います。
さて、
気になったのは1位のヤプースの説明文なんですが、トラブル時の対応文章がそのままクロールされてしまっているんですね。こういう場合は、あせっている時に手間かもしれませんがクロールされないようにしておくのも一つの手かもしれません。
2004年2月13日
米国のネット広告市場売上がバブル時期を含めて過去最高を記録
2003年第4四半期の売上は22億ドルで、これまでの最高記録だった2000年第4四半期の21億2,000万ドルを四半期ごとの記録で超えた。
決してバブリーな感じはしないので堅く伸びているということでしょうか。これがバブルの入口だったりして。
ブログって、やってみたい?
ブログって何? 1462件 87.1%
Woman.exciteのアンケート調査。これまた当然と言えば当然の結果(笑) でも、半年後にはこの状況も大きく変わるでしょうね。ちなみに「無料でご利用いただける“エキサイトブログ”は、こちら。」という感じです。
棒グラフを作りたい
数値だけよりもグラフがあった方が分かりやすい資料というのは、たくさんありますね。Web上で棒グラフを実現してみましょう。表計算ソフトなどのグラフをキャプチャして画像にするよりも、HTMLで作っておく方が、書き換え・書き足しが簡単で便利です。
画像を使う定番の方法と、HTMLで表示する方法。
ヤフーが、プロモーションで繰り返してきた「成功と失敗」
2月10日、Web広告研究会フォーラムに登場したヤフーの井上雅博社長は、ネットプロモーションをテーマに講演を行った。過去の実際の取り組みを紹介しながら、どのようなプロモーションが有効か探る内容だった。
Yahoo!が行った各種プロモーションのお話。「プロモーションをかけるには“顧客志向”であることが成功のカギになる」という、当たり前と言えば当たり前のことかもしれませんが、トライして確認してみないと分からない部分もありますから、そういう意味ではYahoo!も挑戦者ということですか。
一時ではないにしても、まだ「あまりに失礼な Yahoo!BB の勧誘」みたいなことをやっているところを見ると、Yahoo! BBの勧誘に関しての教育は徹底されてはいないようですね。
Webの場合は効果測定がしやすいですから、どんどん検証していきましょう。
オンラインショッピングにおける脆弱性の注意点
小規模のサイトでは、商品を決定して「注文」ボタンを押すと、その内容がメールで送信され、その後の手続きはメールベースとなることが多い。このようなサイトに関しては、今回は対象外とさせていただく。参考までに、このような小規模サイトに存在する可能性がある脆弱性について簡単に説明しておこう。
小規模サイト、大規模サイトにおけるオンラインショッピングの脆弱性に関する記事。最近もまた、個人情報流出のニュースが増えていますが、Web担当者は知識として是非見ておくとよいでしょう。
価格がパラメータとしてURLやhiddenに入っていて、書き換えが可能な場合がある。この場合、書き換えた値がそのまま通ってしまうことがある。注文を受けた企業側が価格のチェックをちゃんと行っていない場合は、その価格で購入できてしまう。
こういう問題は致命的ですね。問題が発覚すれば、すぐに大量に悪用されてしまいそうです。
2004年2月12日
ネットで無料宣伝できる時代の終焉
ネットで無料宣伝できる時代の終焉(要登録)
もし現在すでに電子商店を営んでいて、かつ有料広告を一度も出したことが無いのであれば、そろそろ発想を転換していくつかの広告手法を試してみましょう。またはそういったノウハウのある会社に相談しましょう。
価格.comが有料になったことを受けてのコラム。当然と言えば当然のことなんですが“無料”に慣れてしまっていると「そして再び、無料で宣伝できる媒体を時間をかけて探し回ったり、「タダで宣伝できるノウハウ」とやらを高いお金を払って何度も購入したり・・・」ということにはなりそうです。結局、高くつく、と。タダより高いものはない、とも。
どこにどのくらいお金をかけるべきか、という点に関しては、ドンブリ勘定ではなくきちんと計測しておくべきでしょう。そのためにもアクセス解析は必須ではないかと思います。
ウェブサイト価値の算出は今後は避けて通れない
融資に当たって日本政策投資銀行は表面上では「髪ナビ!」というポータルサイトの「商標権」とそのドメインを担保にしていますが、その担保評価にはポータルサイトとしての集客力(つまりアクセス数)、コンテンツ、広告掲載力などを対象としたようです。
ウェブの資産価値を測定することはこれから必須になるだろう、という見通し。単純にアクセス数などで計れるものではありませんから、そう簡単に出せるものではないでしょうが。
でも、厳密なものではなく、いくつかの基本項目を入力してウェブの資産価値を測定してくれるASPなどがあったら面白いカモ。
2004年2月 6日
NTTとNTT-X、gooで日本語自然文検索「Web Answers」の共同実験
NTTとNTT-X、gooで日本語自然文検索「Web Answers」の共同実験
通常の検索サービスの場合、「2008年 オリンピック 開催」などとキーワードを分割して入力する必要があったが、Web Answersでは、「2008年のオリンピックの開催地はどこ?」というように文章を入力することで検索できる。
この分野はまだまだこれからでしょうから、もっともっともっと精度は高くなっていくでしょう。その内、音声入力に対応したりするでしょうかね。その方が使い勝手はいいような気がする。
「いつ」「どこ」など求める答えをピンポイントに返す検索技術をNTTが開発
回答は,Webページの検索結果から作り出す。このため検索文の解析と同時に,通常の全文検索も実行する。全文検索には,米Google社の検索エンジンを使っている。Googleのエンジンから返ってきた回答候補のうち,WebAnswersが使うのは上位10件。これらの中に質問に対する答えが含まれていないか解析する。
2004年2月 5日
melma! がRSS配信に対応していた!
あらま、これはびっくり。melma!がメールマガジンのRSSを配信していました。いつからなのですか? これです、これです、欲しかったのは。
↑ねこすけReaderで見てみました。
最新15号分を取得できるようです。で、クリックするとそれぞれのバックナンバーが開く、と。この形式だとmelma自体の広告も表示されますから、melmaにとっても良いことですね。それにしてもいつの間に対応していたんだろうか。いらなくなったら手元でRSSを削除すればオーケーです。メールで手元に届く良さもありますが、RSSと使い分けられたら便利でしょうね。
メールマガジンをRSSで配信するのが一般化すると、“読者数”という概念は曖昧になるかましれません。広告効果も変わっていくでしょうから、RSSを嫌う発行者も出てくるかもしれませんが、配信スタンドが対応したら流れも変わりそうです。
次はどこが対応するでしょうか?
オンライン・アンケートは簡潔に
どのようにしたら、平均的ユーザの回答を得られるだろうか。回答率が最大になるのは、アンケートが短時間で苦痛を伴わない場合だ。そして、アンケートを受ける時間と、それにともなう苦痛を減らす最良の方法は、設問の数を減らすことだ。
Jakob Nielsen博士です。回答率が低ければそもそも調査になりませんよ、と。
2004年2月 4日
検索エンジンに高ヒット、キュリオシティが通販ページ製作システム
検索エンジンに高ヒット、キュリオシティが通販ページ製作システム
三井物産子会社のキュリオシティ(東京・新宿、西沢泰夫社長)は、同社のインターネット通販ポータル(玄関)サイトへ出店する企業向けのサービスを強化する。検索エンジンがページを探す際の法則性を精ちに分析、検索エンジンにヒットしやすくなるページ製作システムを開発した。
通常のウェブ制作も、検索エンジン最適化されていることが前提になりましたからね。こういう流れは当然でしょう。
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こんなご意見も。
下記ページのhtmlソースを見ていただきたく思います。「!--レイヤー開始--」の文字列は、「--カクシモジ開始!!--」の意味かと思われます。
http://www.curio-city.com/material/request/seo.html
チラシ系ウェブ
昨日の楽天、ベストショップを決める「ショップ・オブ・ザ・イヤー2003」結果発表にトラックバックを頂きました。
見てみると画像のリンクも切れちゃったりしているし、いわゆる楽天系のゴタゴタ感を演出(?)したサイトなのですが、お店が良いかそうでないかには、あまりデザインとかは関係ないんでしょうか。楽天系の売れているサイトを見ると、どういう風に考えていいのか悩んでしまう時もあったりします。
こんなぼくの疑問に、berriebookさんがチラシという世界というエントリーで答えてくれました。
大手企業のサイトにはカタログ的なものが望まれるのだと思います。楽天のような個人商店サイトにはチラシ的なものが望まれるのでしょう。グラフィックでいえば、〈広告〉と〈チラシ〉の関係ではないかと。チラシ仕事でよく使われる言葉に「泥臭い」という言葉があります。kogureさんのいう「人間臭い」という言葉はこれに対応するかな、と思いました。
チラシ的なものを意識しているのは何となく思っておりました。雑然とした中から値頃感のあるモノを探すというような、ある意味ドンキホーテ的なサイトと言えばいいでしょうか。確かに制作者側の意図としてそのようにするのは分かるんですが、果たして消費者の側からするとどうなんだろうか? というのが今も続く疑問かもしれません。まあ、売れているんだからberriebookさんが言われるように「消費者はデザインなどどうでもよくて、安くて良い品が手に入ればよいんです。きっと。」というところに落ち着くんでしょうか。
ここでふと思ったのは、メールマガジンで良い商品を紹介し、その商品が目的でウェブを訪れるからウェブのデザインはあまり関係ないのではないか、ということだったんですが、それでもメールマガジンを取るキッカケがあったはずなので、それも少し違うかな、と。
@parallel mindsさんが楽天:ショップオブザイヤー2003 というエントリーで書いて下さった「サイトにおいても人気(ひとけ)を出すというのは重要そうです。」というところなのかな。
同じ商品を取り扱うサイトで、
・チラシ的なデザイン
・小ぎれいなデザイン
・インターネット初心者
・インターネット中級者
・インターネット上級者
にそれぞれどのお店で購入するかをアンケートしたら面白そう。
あ、↓のアンケートシステムを、今回に限ってはこの質問に使ってみようかな。非常にアバウトなアンケートで申し訳ないですが、暇つぶしに教えてください。
質問:同じ商品買うならドッチ?
「はい」楽天系のにぎやかなチラシ系サイト
「いいえ」デザインが洗練されたこぎれいなサイト
「どちらでもない」とにかく安いところ
それはともかくberriebookはとても素敵なサイトなので一見の価値アリです。
2004年2月 3日
日本橋ランチ
会社が引っ越しをしてから、また食べたい! と思えるようなランチがまだ見つかりません。前にいた場所は週に3~4回は同じところで食べていたので、恵まれていたんだと改めて思いました(ラーメン、唐揚げ定食、ラーメンみたいな健康には良くなさそうだけど)。
幸い前の場所からは歩いて5分強なので、ときどきよく行っていたお店にも顔を出すのですが、やっぱり近所で美味しいお店があると嬉しいですね。東京駅八重洲口中央通り、または地下鉄日本橋駅近辺でリーズナブルかつ美味しいお店をご存じの方がいたら、是非情報をお寄せ下さい。ランチは毎日の楽しみなので、意外と切実(笑)
オーバーチュアは実質値上げ?
先日、「35円から9円」で値上げ? - オーバーチュアのスポンサードサーチ広告という記事を取り上げました。
短期的に見ると入札者である広告主にとって嬉しい知らせですが、中長期的に見ると必ずしも全ての広告主にとって好ましいとは限りません。現時点でも PPC 広告のクリック単価は上昇傾向にありますが、今回のスポンサードサーチ広告における入札最低価格の引き下げが、クリック単価の値上がりをさらに加速させる可能性があるからです。
こんな主旨の記事だったのですが、ファンサイドのキーワードガチンコランキングを見ると、あながち間違いではないな、と思える調査結果が出ていました。
グーグルアドワーズ広告(Google Adwords)とオーバーチュア広告(Overture)の見積もり機能を使って調査したランキング結果です。
アドワーズの結果とオーバーチュアの結果を見比べてみると、同じキーワードなのに明らかに大きな開きがあります。例えば、
左側がアドワーズ、右側がオーバーチュア
「自動車保険 見積り」 3,735円 1,019円
「自動車保険 見積もり」 3,665円 1,019円
「自動車保険 見積」 3,587円 1,019円
「自動車 保険」 2,910円 1,068円
「ローン」 3,191円 1,747円
このような感じで、3倍以上の開きが出ているものもあります。これもひとえに、1クリックあたり7円~という参入のしやすさのたまものではないかと考えられます。Googleのマーケティング的な妙もあるかもしれませんが、7円と35円で比較すれば、やはり7円のアドワーズをまずは試してみようと気になると思います。で、気づいたら高値高騰していた、と。
「自動車保険」のように人気のキーワードを出稿する企業は、アドワーズ、オーバーチュアともに出していると考えられますが、今後、オーバーチュアが高騰する可能性が高くなると思うと頭が痛いかもしれませんね。だって、1クリック3,700円とか支払っている訳ですよ(笑) アフィリエイトの申し込みじゃないですからね。凄いことです。でも、ここまで来るとレースからはそう簡単に降りられないんでしょうね。
と、いうことで、オーバーチュアの値下げは一部のキーワードに限られていますが、将来的には落札価格は値上がり傾向にあると言って良いと思います。
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GoogleはAdSenseにおける一般サイトへマージンを公開していませんが、1クリック3,000円だとどのくらいなんでしょうね。折半だとして1,500円。1日5クリックで7,500円。で、一ヶ月で20万を軽く超えてしまうので、これはいけないバブルだ。間違いない。
サーチエンジンでは2つの言葉で検索する人が最多
サーチエンジンでは2つの言葉で検索する人が最多~OneStat.com調査
調査によると、世界のサーチエンジン利用者のうち検索する際に2語を入力した人は32.58%、次いで3語が25.61%、1語が19.02%、4語が12.83%、5語が5.64%、6語が2.32%、7語が0.98%となった。
1語ってもっと多いのかと思っていましたが。自分のことを考えても、やはり2語で検索するパターンが一番多いかもしれませんね。SEOの参考に。
楽天、ベストショップを決める「ショップ・オブ・ザ・イヤー2003」
楽天、ベストショップを決める「ショップ・オブ・ザ・イヤー2003」結果発表
総合グランプリを受賞したのは、PC・家電販売の「い~でじ!!楽天市場店」で、3年連続の受賞となった。楽天では受賞理由について、品揃えの豊富さ、新製品や限定品など情報満載のメールマガジン、迅速な対応とトップクラスの信頼度などを挙げている。
総合2位 女性用下着ショップ「京都発インナーショップ白鳩」
総合3位 インテリア雑貨のセレクトショップ「アンジェ(インテリア雑貨)」
詳細は楽天 ショップ・オブ・ザ・イヤー2003で見られます。しかし3年連続というのは凄いですね。見てみると画像のリンクも切れちゃったりしているし、いわゆる楽天系のゴタゴタ感を演出(?)したサイトなのですが、お店が良いかそうでないかには、あまりデザインとかは関係ないんでしょうか。楽天系の売れているサイトを見ると、どういう風に考えていいのか悩んでしまう時もあったりします。
見た目よりも、いかに消費者に近いところにいるか(メールマガジンとか熱心さとか)、そういう人間臭い部分に突き動かされるところが大きいのかな、と考えたりしていますが。
価格.comがリニューアル
カカクコム、全面リニューアル。掲載全店舗から登録料徴収へ制度変更
具体的なリニューアル点は、トップページから商品価格掲載ページまでのレイアウト、ナビゲーションの変更のほか、「スペック検索」「口コミ情報」「ランキング情報」など価格情報以外の情報コンテンツに関しても、ナビゲーションの見直しを実施。
価格.comがリニューアルです。価格.comが価格.comじゃないみたい(笑) でも、すっきりとして確かに使いやすくなりましたね。膨大な情報ですから、取り扱いも難しいでしょう。
2004年2月 2日
Google、商標権侵害で被告に
広告主への「American Blind Factory」「Decorate Today」などのキーワード販売を停止することにGoogleは同意したが、「American Blind」など、ほかにAmerican Blindが保護を求めたほかの語句の販売は停止しなかった。
どこまで阻止するか、というのは非常にデリケートな問題ではありますね。
「Exciteブログ」がスタート
Exciteブログがスタートしています。早速、社長もブログを開始しています。が、ここまで来るとあまり目新しさはありませんね。残念ながら、他がやっているから的な印象も否めません。やっぱり、一番最初にやらないとインパクトがないのですね。単純にブログをするだけでなく、何かもう一ひねり欲しいですね。別にひねる必要もない訳ですが(笑)
検索エンジン上の「企業評価」を高めるサービス
ウェブマーケティング支援の新興企業、米コンバーセオン社は28日(米国時間)、『サーチエンジン評価管理サービス』(SERMA)と名付けたサービスを発表した。検索エンジンに的確にヒットさせるよう、ウェブサイトの造りを最適化する検索エンジン最適化(SEO)技術の一種で、ネットユーザーからよい評価が得られるようにするという。
検索結果の上位に批判的なことが書かれた記事が表示されるのは好ましくないということで、「独自のリンク戦略とコンテンツ管理技術」を駆使して、「否定的で、情報が不正確な記事や製品レビュー、草の根サイトなどに対抗し、好ましい内容のものを企業名検索結果の上位に表示させる」サービスなんだそうです。
なんとなくですが、検索エンジンを騙すスパム的なにおいがしないでもない気がしますが。でも実際は、このようにオープンなサービスを利用しないまでも、独自にこのような対策を施している企業は多いような気がしますね。クレームをゼロにすることは難しいと思いますが、このような対策に力を入れる一方で、クレームを減らす努力もしていて欲しいものです。
この記事では暗にblogを使って上位表示を実現するようなことが書かれていますね。多少のノウハウがあれば、このようなサービスを提供するのは実は簡単だったりしますが、個人的にはあまり手をつけたくない領域カモ。
でも、会社名で検索してボロボロ批判記事が出てきてしまうようだと、会社にとっては大打撃な訳で。でもそれを故意に隠すことで、また他の人が困るかと思うと、やはりあまり良いサービスとは言えないような気もします。