2004年6月30日
マイクロソフト、検索分野で攻勢に--ビル・ゲイツが「画期的な機能」を約束
マイクロソフト、検索分野で攻勢に--ビル・ゲイツが「画期的な機能」を約束
「7月にはこのサイトのフォーマットが変わる。サービスの質も見た目も劇的に改善する」とGateは述べ、さらに「年内には、完全に自前の検索バックエンドを実際に稼働させる」と付け加えた。
Bill Gates氏はシドニーで開かれた同社の記者会見で「自社の検索サイトでは、画期的な機能が複数」予定されているとコメントしたそうです。サイトの見た目が変わるのは大きな変革です。分かりにくいリスティング広告などをどうにかして欲しいですね。
そして注目は年内に予定されているという自前の検索エンジンの稼働でしょう。「いくつかの単語を受け取り、その結果をインデックスとして表示する」という現在の検索方法は「非常にローテク」とした上で、10年以上に渡り文書を文法的に分解して、その内容を理解する研究を続けてきたお陰で、
つまり、このユーザーの近所にないレストランは検索結果に表示しないとか、ユーザーがコンピュータのチップのことを調べている場合は、ポテトチップに関することは表示しない
といったことを可能にしているそうです。これが実際に実装されるのでしょうか? それとも将来的な話?
「今日の一般的なウェブ検索は、こうした検索クエリについては非常にできが悪い。しかしユーザーの入力したクエリを見て「おや、これはフライトナンバーだ」と判断し、ランダムなウェブサイトのリストではなく、基本的に質問への直接的な回答だけを返すことは可能なはずだ」
インデックスが多いとか、検索スピードが速いとか、そういった当たり前のことではもう勝負はできないでしょうから、次にどのようなアイデアを検索に盛り込んでくるか、新しいMSNには注目です。MSNが利用者本位のサービスを提供してくれるようになると良いですが。
2004年6月29日
米Overture、地域を特定して広告表示できるサービスを米国で開始
米Overture、地域を特定して広告表示できるサービスを米国で開始
米Yahoo!の子会社でネット広告大手の米Overtureは28日、特定の地域に限定して広告を表示できるサービス「Local Match」を米国で開始したと発表した。
Local Matchは、エリアを絞って広告出稿するニーズに応えるサービスで、
広告主は自分の広告を表示させたい地域を半径0.5から100マイルの範囲で指定できる。例えば、ロサンゼルスにある電気店が「DVD Player」を検索している人に対して、自分の店舗から半径5マイル以内から検索しているユーザーに限定して広告を表示できるようになる。
と、このような使い方が可能になります。
この機能はGoogleアドワーズでは既にあり、日本でもサービスが開始されています。オーバーチュアにはこれがないからアドワーズを使っているというケースもあったかと思いますが、これでますます機能的な差が無くなってきましたね。
トラックバックで振り返る最終回
サーチエンジン戦略を探るの「トラックバックで振り返る最終回」です。
また、トラックバックという機能を利用して、多くの方々から記事に対するコメントをフィードバックしていただいた。特集に対するトラックバックの総数は6月25日現在で59にものぼる。
「最終回となる今回はいただいたトラックバックの内容をみながら、特集を振り返って行きたい」ということで、山岸編集長が辿ります。eNatural.orgのエントリーにもいくつか触れて頂きました。ありがとうございます。
他の人たちのトラックバックもまとめられていて、なかなか興味深いですね。もちろんメディアでこういう取り組みが行われてきたことはありませんから、非常に新しい試みでしょう。
2004年6月28日
オープンソースのサーチエンジン「Mozdex」、インデックスが1億超える
オープンソースのサーチエンジン「Mozdex」、インデックスが1億超える
オープンソースのサーチエンジン「Mozdex」のインデックスが1億ページを超えたと発表された。MozdexはDmoz.orgプロジェクトを中心にしてNutch、Lucene、その他さまざまなオープンソースプロジェクトの成果を用いて開発されているオープンソースのサーチエンジンだ。
Nutchの成果も基になっているそうです。
Mozdexに限らず、さまざまなオープンソースのサーチエンジンはこうした問題を克服するために、オープンソース技術を使用したり、利用しているアルゴリズムを公開するなどして公共性の高いサーチエンジンを構築しようとしている。
最近、特にこのブラックボックスの中身を覗けることの重要性を感じています。どのように動いているか分からないと、検索結果を信じて良いモノかどうか‥‥。なんて考えたりもして。
Mozdexを実際に使用してみたところ、多少もっさり感がありました。つまり動作がゆっくり。そして「Apple」といったキーワードで検索すると「Sponsored Links」が右側に表示されるようになっています。「MozAds」というPPCの広告のようです。意味合いとしては、Mozdexをサポートするというニュアンスが強いのかもしれませんね。
見た目はGoogleに近いかもしれませんね。
LISTOP、Webサイトをオープン
SEMリサーチさんによると、LISTOP、Webサイトをオープンだそうです。ようやく、ですね。
米FindWhat.comが三井物産と提携して日本で展開する検索連動型広告「LISTOP」(リストップ)ですが、25日ようやくWebサイトがオープン。広告主からの申し込み受付は7月中旬を予定しているとのこと。
既に先行しているGoogleアドワーズ、オーバーチュアスポンサードサーチとは違うところ、ある意味ニッチなところを狙っていくのかもしれませんが、その棲み分けはどのようになるでしょうね。
ちなみに、1クリックあたり5円(税込)~、最低利用料金5,000円(税込)となっています。
LISTOPのスポンサー広告を表示していただく提携サイトパートナー様を幅広く募集しております。検索ボックスをお持ちでないサイト様も、LISTOPがご紹介するソリューションによって個別に提携の可能性を検討させていただきます。先ずは以下のメールフォームにてご連絡ください。
ということで、広告の掲載先も募集しています。「貴社」ということで個人は排除している感じですが、将来的には可能性はないのでしょうか。Googleが個人サイトの囲い込みを一生懸命行っていますが、LISTOPとの競合する機能性は?
いずれにしても魅力的な広告主が数多くいる方が有利に違いありませんが。
2004年6月24日
検索エンジン戦争とプライバシー
検索結果のパーソナライゼーションが、検索ビジネス市場で最も将来性のある武器の1つとして浮上したことは疑いのない事実だ。しかし、利用者は質の高い検索結果と引き換えに、ますます多くの個人情報の入力を求められることになるのだろうか。
インターネットと個人情報に関するコラム。
検索サービス間の競争が激化し、検索のパーソナライゼーション機能が登場したことで、その将来性と潜在的な落とし穴の両方に注目が集まっている。どの検索サービスが勝者になるにせよ、個人情報の利用は今後も技術革新の最前線であり続けるだろう。
消費者が個人情報を入力することに慣れてしまっているのか否か。
自分で気をつけていても、事業者の方でガンガン情報を漏洩させていますので、ある程度の個人情報(例えば名前、住所、電話番号、メールアドレス等)は流通しているのが普通のように思えてきました。
個人情報の漏洩に慣れてしまった、ということなのかな‥‥。
2004年6月23日
企業サイトの主な訪問理由は商品情報の入手~ネットレイティングス調査
企業サイトの主な訪問理由は商品情報の入手~ネットレイティングス調査
商品を購入する目的で企業のWebページを見たときに感じた内容としては、「より具体的に説明している商品は好感度が上がることがある」と回答した人は45.7%、「わかりにくい説明だと商品購入の検討や選択肢から外れることがある」という回答は40.0%となる。
ウェブをあたり前に利用している人にとっては、ウェブから得られる情報で企業の製品やサービス、そして企業についての印象を決定づけるものになっているのではないでしょうか?
是非、ネットなんて効果が見えない、ピコピコやってるだけだろ、現場が第一だ、なんて思っている方々にお知らせしたい記事ですね。ネットも現場で、ネットでユーザーが調べて、ネット経由で注文や問い合わせがあるのだということを。
2004年6月22日
インターネットユーザーで最も多い画面解像度は1,024×768
インターネットユーザーで最も多い画面解像度は1,024×768
Webアクセス解析調査を手がけるオランダのOneStat.comは22日、インターネットユーザーが最も多く利用している画面解像度は1,024×768であるとの最新調査結果を発表した。
解像度が1,024×768のユーザーは54.02%で初めて半数を超えたとのこと(2003年6月の調査では48.3%)。800×600 24.66%で、2003年の31.7%から7.04ポイントの減少です。
以下、1,280×1,024が14.1%、1,152×864が4%、1,600×1,200が0.8%、640×480が0.6%、1,152×870が0.1%となっている。
時代は1024x768ですか。1024x768以上のモニタを使っている人は73%にも上ります。800x600の利用者は、来年にはさらに10ポイントくらい下がっているかもしれませんね。
OneStat.comでは、ほとんどのWebサイトは800×600の解像度でデザインされているため、この調査結果がWebデザイナーにとって重要な意味を持つと指摘している。
確かに。ただ、画面全体にブラウザを広げなくなてはならないのは、使いにくい側面もありますよね。
WebアクセシビリティのJIS規格が公開
6月21日、Webアクセシビリティを規定した日本工業規格(JIS)が交付された。正式名称は「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ」となっており、5月20日に先に交付された「第1部:共通指針」「第2部:情報処理装置」との3部構成になっている。
基本的要件としては
(1)視覚による情報入手が不自由な状態であっても操作、または利用できる
(2)聴覚による情報入手が不自由な状態であっても操作、または利用できる
(3)特定の身体部位だけを想定した入力方法に限定しないで、多様な身体部位で操作、または利用できる
(4)身体の安全を害することなく操作、または利用できる
ことが挙げられているそうです。メニューの位置であるとか、画像のaltであるとか、気をつけなくてはいけないことはいくつもありそうです。
なお、今回のJIS規格は、日本規格協会のWebサイトから購入が可能だ。
2004年6月21日
Google「検索窓+Adsense」を一般サイト向けに提供
Google「検索窓+Adsense」を一般サイト向けに提供
個人サイトにGoogle検索窓を設置でき、検索キーワードに応じて広告を検索結果ページ上部に表示する仕組み。クリックされるとサイトオーナーに広告料が支払われる。検索結果ページはカスタマイズが可能で、自サイトのロゴを入れたり、タイトルやテキスト、URLの表示色の変更などが可能だ。サイト内検索機能も追加設定できる。
先週金曜日からGoogleが開始したAdSense利用者向けサービスですが、Yahoo! を失ってかなりドタバタしている様子が見て取れます。かなりのトラフィックを失っており、それはそのまま広告収入減に繋がる訳で、そこをなんとかしようと検索の入口を増やしているところなのでしょう。しかし、個人ホームページにGoogleの検索窓を付けたところで、どれほど利用されるというのでしょうか?
金曜日の開始時にはHTMLがおかしく、さらに当初はGoogleのミスでトラッキングができていないという事態も発生していました。Googleが焦っているのが分かります。なんとなく、Googleのこういう姿は見たくなかったですけどね。でも、背に腹は代えられないでしょう。
Googleが日本でYahoo! からトラフィックを奪うことは可能なのでしょうか。中級者以上にアピールすることは可能かもしれませんが、しかしそういう人たちはアドワーズはクリックしないでしょう。Exciteブランド、infoseekブランドなど、他サイトのブランド強化に頼るしかないのでしょうか。どうするんだ、Google。けっこう深刻な問題だと思います。
サーチエンジン市場激変、専門家はこう見る
Yahoo! JAPANが突如として発表した検索エンジンへの切り換え、そして検索広告でのオーバーチュア全面採用──。Googleとの決別が与えるSEO(サーチエンジン最適化)/SEM(サーチエンジンマーケティング)への影響とは。検索エンジン業界で活躍するSEO/SEMサービス会社の各氏にお集まりいただき、YahooやGoogleの広告戦略、各検索エンジンの今後の動向などについて語ってもらった。
ということで、CNET Japanのサーチエンジン戦略を探る特集です。
アイオイクスの滝日伴則氏、アイレップの高山雅行氏、ECジャパンの大内範行氏、同じくECジャパンのジェフ・ルート氏が語っています。
大内: 主要サーチエンジンが増えればリスクが分散する、それは投資と同じです。ユーザーにも選択肢ができるのは健全な状態なので、長期的に見ればいい状態だと、ルートと話しています。
基本的には検索エンジンが変わっても問題ない、むしろウェルカムという姿勢のようです。
もうひとつは、料金を支払うことでクローラーによる周期的な巡回とインデックスへの登録が保証される、ペイドインクルージョン(PFI)をYahoo! JAPANがやるかどうか。
高山さんが言っておられます。「PFIがでてくれば、市場がまた大きく変化する気がします」と。お金があるところは、新しいサービスが出てくれば手を伸ばすでしょうね。
Googleは現在アドセンスのネットワークを急速に拡大中なので、Yahoo! JAPANの日本におけるGoogleネットワークに占める比率は意外に低いのですが、やはりYahooに載る、載らないという話は、日本の広告主にとって相応のインパクトがあるのではと踏んでいます。
と高山さんは言っておられますが、そうでしょうか? 思いの外、日本のGoogleはテンパっているのではないかと想像しているのですが。
ROI的に差が明確につくと、広告主は「アドセンスには出さない」という選択肢も選べてしまうので、Googleがせっかくネットワークを拡大しても広告主がつかないということになってしまう。もちろん、オーバーチュアのコンテンツマッチも同様です。
と、またまた高山さん。それでもオーバーチュアにはYahoo! がありますからね。ある意味大動脈をカットされてしまったGoogleは必死だと思います。
大内: インターネット広告も、ブランディングを追求するものと購買率を追求するものと二極化が進んでいくと考えています。
そうですね。しかし、
大内: SEOで集客がうまくいくと、その後ノーリファーラーと言って、そのサイトを指名する人も増えてきます。そこには相当、効果があることがわかってきています。ですから検索エンジンマーケティングとブランディングは連携していると考えられます。
とも。
Googleのアドバナー(イメージ広告)に関してルート氏は、
例えば広告代理店などの要求から作られていて、広告を魅力的にすればお金がもっと出るんじゃないかとか、ある程度画像があったほうがいいプロダクトもあるといった要素が多いです。ですから、さほど大きい市場にはならないのではないかと。
利用者が望むものではなく、広告代理店が望むものを作っている時点でGoogleのスタンスとしてどうかと問われるべきものではないかと思いますが。
大内: 日本は、ほとんどのジャンルにおいて世界の中でも大きな市場を持っているでしょう。日本市場でGoogleが勝てなければ、Googleはダメになる、くらいの気持ちでがんばってほしいですね。
とはいえ、非常に厳しい場所にGoogleが立たされているのも現実だと思います。
どうでもいいことですが、ずっと前からこうした記事を担当されている野田幾子さんという名前に憶えがあったのですが、もしやMacPeople氏にいた野田幾子さんなのでしょうか。同姓同名なのでそうかもしれませんね。
2004年6月18日
楽天トラベルがマイトリップ・ネットを吸収合併
宿泊予約サイト「楽天トラベル」を運営する楽天トラベルは6月17日、「旅の窓口」を運営するマイトリップ・ネットと8月1日付けで合併すると発表した。両社とも楽天の100%子会社。
マイトリップ・ネットは楽天に買収されてから存続していましたが、確かにこうなりますよね。楽天トラベルが存続会社になるそうです。
両サイトは当面の間従来通り運営されるが、将来的には、旅の窓口を楽天のIDで利用できるようにするなどして経営効率化を図る。
サイト自体は存続するのですね。
2004年6月17日
ごめん被りたい、ザッピングできないウェブページ
以前私のこのコラムで、ウェブを誰もが楽に使えるようにする(ウェブアクセシビリティ)配慮の中で、全角ー半角に対する思いやりが欠けていることを指摘した。今回はそれに加えてもう一つ、ウェブの使い勝手を悪くしている要因、何でもPDFで情報提供しようとするサイトが多いことに触れておきたい。
PDFの問題点。
確かに、なんでもかんでもPDFになっているというのは、数メガをダウンロードしてからでないと開けないというのはあまりよろしくないかもしれません。少なくとも、PDFだからという理由で開かない人も多いでしょう。PDFを開くのも、時間がかかるんですよね。
作る側からすれば文書をPDF化して載せるのが便利だけれど‥‥
しかし、誰もが簡単に、ストレス無くアクセスできるようにするためにはやはり、内容を表現したHTML文書も掲載されていなければならないだろう。ただし、印刷するにはきちんとレイアウトされたPDFファイルの方が有利でもある。
ということです。PDFは便利ですが適材適所で工夫する必要あり、と。
ウェブでの音声/映像検索技術はどこまで進んだか
インターネットで見たり聞いたりできる音声/映像ファイルは爆発的な伸びを見せている。しかし、現在のところ大手検索エンジンでは、こうしたコンテンツを直接検索できない。この隙間を埋めるための技術/ビジネスが動き始めた。
今後、マルチメディアコンテンツが増えるに伴い、これらが検索できないという問題が出てくると言うことで、これを検索できるようにするためのニッチなビジネスが始まっているそうです。
StreamSageが昨年暮れに発表した音声/映像検索技術が、現在注目を集めている。ワシントンDCを拠点とする同社は、およそ3年間研究を重ね、音声認識技術を使って音声や映像を文字に起こすソフトを開発した。同ソフトは、音声/映像を文字に起こした後に、文脈分析を行ない、言語の判別や、コンテンツのテーマの解析を行う。それにより、各ファイルで議論されているトピックの、一種の目次が作成できるというわけだ。
このようなチャレンジをしている企業もあるそうです。言語検出技術の精度は一般に80%しかないと言われているとはいえ、ある程度は分かるということですね。
StreamSageのCampaignSearch.comでは、
例えば民主党の大統領候補であるJohn Kerryの1時間の演説の中から、保険医療について語っている4分間程度の部分だけを抜粋して視聴することも可能だ。
ということで、これは凄い。まさに音声の中身を検索する技術です。National Public Radio(NPR)は、放送した音声番組がいち早く検索エンジンにリストアップされるよう、StreamSageの技術を使って文字に起こしているということです。これにより、検索エンジンからのアクセスが増加しているとのこと。
映像を「見て」解析するのは難しいかもしれませんが、音声を「聴く」ことはこんなにも進化しているんですね。
2004年6月16日
EC実践サポーターズが中小企業のIT化を支援
「中小企業が3ヵ月でネット社会に対応していく」ために、“ITインフラパック”を用意。EC実践サポーターズが強力する。これは、ソフトウェア、ハードウェア、通信、コンサルティング、運用サポート、セキュリティーチェックなどを一括して提供しようというもの。
「道具は用意しました、後は自由に利用してください」というサービスではなく、ビジネスプロデューサーやマイクロソフト認定システムコーディネータがコンサルテーションをしてくれるそうです。
社内全体にITスキルがあり、利用目的がしっかりとしていればIT活用も楽なのですが、そうでない場合は恐ろしく大変です。ただ投資しただけにならないように、どこの企業でもうまく活用してくれることを願います。
2004年6月15日
「何が起きるか分からない」----検索広告の可能性
検索結果に関連するキーワード広告を掲載しクリックされた分だけ課金するという新しいビジネスモデルで現在の検索ブームの一端を作ったと言われるOvertureのスポンサードサーチ。約1億3500万ドルの売り上げに成長したOvertureの海外事業を統括するBrian Steel氏に、検索広告ビジネスの日米の違い、OvertureとGoogleの違い、検索広告と従来型の広告の違いなどについて聞いた。
CNET Japanの検索エンジン特集です。そうそう、Overtureの前身でGoTo.comだったんですよね。
「検索結果自体を広告枠にし、その広告枠をオークションで売るというモデルはすんなり受け入れられたんですか。」という質問に対して、このように答えています。
最初、Billのアイディアを聞いた人たちの反応は「狂っているとしか思えない」というものでした。「広告主もユーザーも受け入れるはずがない」と。実際は数十億ドルのビジネスになったわけですが。
そうなんですよ。「そんなのあり得ない」って、多くの人が思ったと思います。なんとなく、ネットの広告が受け入れられにくい空気もあったような気がします。しかし、なんとこれがビッグビジネスになった訳ですから、分からないものです。
Googleについては「非常に実験的(Experimental)」と称していますね。それに対して自社は「分別がある」と。そして、Overtureが他の会社と違う点の1つとして提供するサービスの質を挙げ、
日本法人は多様な機能を持った非常に大きなチームです。技術部門にサービス部門、経営に必要な全てのビジネスユニットが存在します。つまり日本法人は米国と切り離してもスタンドアローンで成立する、それ自体で自立した企業なのです。もしOverture本体が倒産しても日本法人に影響はないでしょう。
と説明しています。これを単純にGoogleと比較することは難しいと思いますが、日本のGoogleはどうでしょうか。
例えばOvertureと契約しているパートナー企業のところにGoogleが契約を取りに来たとしましょう。GoogleはOvertureよりも多くの金額を提示しこう言うでしょう。「ほら、Googleを使えばもっと儲かりますよ」と。しかし、パートナー企業はOvertureのところに戻ってきて「Googleを使えば確かに儲かるかもしれない。でも私たちはもっとプロフェッショナルな組織と仕事がしたいからOvertureを選びます」と言ってくれるんです。
Googleという研究者肌の企業、そしてOvertureという営業に強い会社、というのを表している説明なのでしょうか。
「バナー広告の市場をキーワード広告が破壊しているという見方もあるようですが、どう思いますか」という質問には「その通りだと思います」と。しかし、
バナーにはバナーの良さがあるのでなくなりはしないでしょう。テレビが出てきた頃、ラジオはなくなると言われましたがそんなことはおきませんでした。それぞれ適材適所ということだと思います。
このようにバナーはなくならないと言っています。テレビとラジオに置き換えるのはちょっと無理があるような気もしますが。
エキサイト、ディレクトリ検索をJリスティングに変更
同社の説明によると、6月中旬でルックスマートのディレクトリ配信契約を終了し、4月1日から営業を開始したJリスティングと新たに契約、ディレクトリを採用するとしている。
SEMリサーチさんより。
ルックスマートも頑張っていますが、BIGLOBEに続き、大手ポータルとの契約を失ってしまいました。2ちゃんねると提携したりして頑張っていますが、うまいこと回りませんね。
ジョブウェブ 就職関連 Blog コンテンツポータル「JobweBlogNavi」サービスを開始
ジョブウェブ 就職関連 Blog コンテンツポータル「JobweBlogNavi」サービスを開始
株式会社ジョブウェブ(東京都北区、代表取締役:佐藤孝治、電話:03-3911-8364)は、6月14日より、 就職活動に特化したブログポータルサービス「JobweBlogNavi」(http://blognavi.jobweb.ne.jp/)をスタートします。
ネットエイジが提供しているRSSアグリゲートエンジンの「BLOGNAVI」を使い、就職関連情報を扱うblogの情報を集めていこうというサービスです。バーティカルでこれは面白いですね。
JobweBlogNaviはこの機能を応用し、就職活動に関連したBlogサイトのコンテンツを収集することで、ジョブウェブの利用者である就職活動を行っている学生に就職関連情報提供を行います。ジョブウェブのイベントカレンダー、掲示板、分科会といった機能と組み合わせて利用することで、就職活動に必要な情報収集をしていただけます。
そもそもblog自体が執筆者の興味に従ってネタが垂直型に深耕していく場合が多いのですが、さらにそれを束ねることで、より味の濃い料理を提供していこう、ということでしょうか。
このサービス、他にもいろいろ考えられそうですね。旅行業界とか面白そう。
ただ、blogのネタって玉石混合ですから、その辺のノイズをどう見ていくか、というのはあるかと思います。でも、とりあえずガーッと集めて、そこから検索して探すという考え方がベストなんでしょう、きっと。あとは素敵な検索システムがあればなおよし、と。
始まったばかりのせいか分かりませんが、タイトルが「BLOGNAVI」そのままなのですが、これは「JOBWEB:BLOGNAVI」あたりが良いのではないでしょうか。
2004年6月14日
MS、検索もフィルタリングで安全対策へ
Internet Explorer(IE)ブラウザの改善に向けて最終仕上げを行っている米Microsoftは、「より安全な検索」技術の開発に取り組んでいる。
2004年6月11日
メールマガジン全盛期は終わった
日本独特のインターネット文化として、海外に例を見ない発達ぶりだったメールマガジンに深い陰(かげ)りが差している。「その時代は終わった」とまでは言わないが、全盛期から転げ落ちていることは、次節の集計表を見ていただけば一目瞭然である。
団藤保晴氏の「インターネットで読み解く!」というコラムです。
・メールマガジンが終わった
ではなく、
・メールマガジンの全盛期が終わった
なのですが、刺激的なタイトルではあります。少なくとも数字としてかげりが見えているというのは、程なくすれば目に見えて感じられるようになり、ともすればメールマガジン自体が読まれなくなっていく風潮すら現れるかもしれません。やっぱりblogだよね、みたいな。インターネットでも衰退していったプロトコルはありますから、メールマガジンがプロトコルではないにせよ、少しずつ日陰に進んでいるのは事実のようです。
しかし、メールマガジンはダメですよ! というつもりもないのです。そんな中でも元気なメールマガジンはありますし、自分で発行しているメールマガジンからは手応えも感じられますから。要するに状況は厳しくなりつつあるから、それをどう乗り越えていくか、というお話なんだと思います。
減少原因ははっきりしていて、メルマガ購読に新規に参入する読者がほぼ枯渇したことにある。「まぐまぐデータ・ウィークリーまぐまぐ(その2)」に、「まぐまぐ」が読者向けに発行しているウィークリー誌の発行部数の推移が表示されている。新規にまぐまぐスタンドを利用してもウィークリー誌を取らない人もいるものの、「総合版」の部数が読者数の動きをほぼ反映している。順調に伸びていたのに、2003年初めで頭打ちになり、以後440万部前後でほとんど変わらぬ状態が続いている。
メールマガジン発行が“テクニック”になってしまった時点でも、こういう事態は予想できたかもしれませんね。記事ではスパムなども要因に挙げられていますが、“狙った”メールマガジンが増えたせいで、読者も辟易してしまったというところもあるかもしれません。
体験マーケティングの仕掛け方
実は、「体験マーケティング」は車やマンションなどの高額商品に限らない。例えば、「Yahoo! BB」のように街頭でモデムを配って「2カ月間無料です」と入会を勧めたり、キャンペーンガールが缶コーヒーの新商品を配ったり、居酒屋が「ボトル無料券」を配布しているのも、みな「体験マーケティング」である。
「なんとか一度体験して貰えば」という思いから多少の赤字を覚悟という考え方に基づいているそうです。
しかし、ここで注意しなければならないのは、体験マーケティングの効果を出すためには、ターゲットを絞る必要があるということだ。
例えばスーパーの特売品で、ただ単に安いものを求めている消費者がいる、という例が挙げられています。
特売で新製品のマヨネーズだけ198円で売ると、顧客は新製品の方を買うだろう。食品メーカーの狙いとしては、「一度体験してもらえば次も新製品の方を買ってくれるかもしれない」ということがある。しかし、特売にやってくる顧客にとってみれば、「価格が安ければブランドはどこでもいい」というわけで、新製品の固定客にはなるのはなかなか難しい。
大切なのはいかに潜在顧客を絞り込むか、というところ。
セキュリティの「最弱ポイント」はやはり人間
例えば、悪質なハッカーたちは、受話器を取り、セキュリティ部門の担当者を装って社員にパスワードを聞き出すのがいかに簡単かを知っている。モーグル氏によれば、実際、こうしたハッキング行為は企業が認めているよりも高い頻度で発生している。もっと簡単で、非常に一般的な手法としては、来客として社内を歩き回り、付箋紙に書かれたパスワードを収集するという方法もある。
これは肝に銘じておかなくてはなりませんね。油断するのも人間ですから。
2004年6月10日
米ヤフー、ホームページのデザインを刷新か--ユーザーが偶然目撃
米ヤフー、ホームページのデザインを刷新か--ユーザーが偶然目撃
この新バージョンでは、これまでYahooのロゴの横に配置されていた6つの「ボタン」が、サイト内のほかのエリアへのリンクが表示される「Y Services」のボックス内に移動している。
ロゴの左右にあったボタンが移動しますか。
米Ask Jeeves、デスクトップ検索技術ベンチャーの米Tukarooを買収
米Ask Jeeves、デスクトップ検索技術ベンチャーの米Tukarooを買収
Tukarooは、2003年にカリフォルニア州サンノゼに設立された非上場ベンチャー企業。1秒以内にローカルハードディスク内をすべて検索できる「リアルタイム検索」製品を開発し、1月に発表していた。この製品は、ほぼリアルタイムでハードディスク内を検索できるだけでなく、ファイルの内容や目的に応じて検索結果を分類表示できるのも特徴だ。
Ask Jeevesもデスクトップ検索に進出でしょうか。デスクトップ検索技術ベンチャーのTukarooのすべての資産を買収しました。
Tukarooの技術ですが、1秒以内にローカルハードディスク内をすべて検索できる「リアルタイム検索」というのは凄いですね。とてもじゃないですが、普通にハードディスク内を全て検索しようとは思いません。これまでもローカルハードディスクの全文検索なんてあまりしたことがないから、例えばAsk JeevesやGoogleがその分野に進出してきて高性能を見せつけてくれると、かなり革新的なことと感じられるのでしょうね。
例えば、ハードディスク内に散らばってダウンロードされている音楽ファイルを一覧表示したり、保存した画像がどこに行ったかわからない場合に検索してプレビューウィンドウで一覧表示するなど、検索を使った新しい「ユーザーインターフェイス」ともいえる提案をしていた。
Ask Jeevesも買収を繰り返してやる気です。
2004年6月 9日
検索エンジン利用者、ほぼ半数はグーグルを利用
スタンダード・アンド・プア-ズ(S&P)とリサーチ会社インサイト・エクスプレスの調査によると、インターネットのサーチエンジン利用者の大半は米グーグルのサーチエンジンを利用していることが明らかになった。スタンダード・アンド・プア-ズ・エクイティ・リサーチ・サービスが7日明らかにした。
やはりアメリカではGoogleが強い、と。
調査結果によると、回答者の48%はグーグルのサーチエンジンを利用している。一方他社のサーチエンジンでは、ヤフーの利用者が20%、マイクロソフトのMSN利用者が14%、AOLの利用者が7%だった。
この数字だけを見ると、圧倒的ですね。「信頼性と正確性」で選ばれています。しばらくYahoo! を使っていましたが、現時点ではうなづけます。
しかし、Googleの利用者も甘くはありません。
ただ、グーグル利用者で10人中6人以上はより優れたサービスがあればそちらへ切り替えることもあると答えている。
ケミストリー堂珍、森田あつ子と結婚!
人気デュオ、CHEMISTRYの堂珍嘉邦(25)がタレント森田あつ子(25)と結婚することが8日、明らかになった。すでに結納を済ませており、大安の今月13日にも入籍する。
こういう記事を見ると「森田あつこ」さんの顔写真を見てみたくなる訳ですね。必然的に検索エンジンを使用することになるのですが、最近はデフォルトでYahoo! を利用するようにしているので、まずはYahoo! から。
あらら?
では、Googleで。
と、このような感じで、Yahoo! で探したけれどなくて、結局Googleを使うという自体になっています。
実は今回に限った話ではなく、Yahoo! で検索したけれど上位表示されているページが既になかったりとかして、改めてGoogleで検索するということがしばしばあります。要するに、Yahoo! を使っている分だけ二度手間です。
Yahoo! のインデックスには、まだまだ課題がありそうです。
米Washington大学、“従来の手法に優る”検索エンジンを開発中
米Washington大学、“従来の手法に優る”検索エンジンを開発中
米Washington大学コンピュータサイエンス工学部は、“正確な”情報を得るための検索エンジン「KnowItAll」を開発中であることを明らかにした。既存のWebを対象にした検索エンジンでは、Webをデータベースにしているために検索結果には自ずと限界があるが、このエンジンでは、そのようなことはないはずだとしている。
Googleが凄すぎて、Google以上のものは登場しないのではないかという思いがありつつも、どこかでそれ以上のものを期待していたりする訳ですが、やはりそういうことに果敢に挑戦する人たちはしっかりといるようです。
開発中のKnowItAllでは、事実の収集という課題に取り組んだ。ドメインに依存しない形式を採用しており、オープンエンドな手法でWebから情報を自動的に抽出するという。抽出した情報を大量の文書としてとらえ、統計学的な処理を施して情報を評価する。
この統計学的な処理が、従来の検索エンジンとは違うところなんだそうです。結果には、正確さに関する確率が付与されるとか。
例えば、
7月にアーチェリーのプログラムと講義を受ける10代の子供向けの夏休みキャンプに関するリストを探したり、バイオ関連を専攻する学生でバイオテクノロジーの博士号を目指している学生のリストを探すこと
といつたことが可能になるようです。
Googleも負けじと新しいアルゴリズムを開発してくるでしょう。
2004年6月 8日
Yahoo! 新しい検索エンジンのプロモーションページ
Yahoo! Japanが新しくなった検索エンジンをプロモーションするページを公開していました。
検索、画像、ニュース、辞書というボタンが付いたのはもうお気づきだと思いますが、そういった基本的な情報がまとめられています。他には「表記ゆれ」の使い方など。
ヤフーとインプレス、スタパ齋藤氏らが出演するトーク番組形式の広告事業
ヤフーとインプレス、スタパ齋藤氏らが出演するトーク番組形式の広告事業
2社では同日より、インフォマーシャル広告商品として「Check & Review」の販売を開始した。広告は、ヤフーの運営する「Yahoo!動画」とインプレスの運営する「インプレスTV」に同時に掲載する。制作費を含む掲載料は1ヶ月336万円。
スタパ齋藤氏、法林岳之氏、高橋敏也氏ら、インプレスの出版メディアで活躍する著名ライター陣がトーク番組形式でIT製品の紹介を行なう動画広告の事業だそうです。
ライター陣による5~8分程度の解説映像にあわせて製品画像やカタログデータなどの補足資料をシンクロ表示するほか、関連するWebサイトへのリンクも表示される。
Venture Nowで紹介
「検索エンジン順位チェック」がVenture Nowで紹介されました。
イーナチュラル、「検索エンジン順位チェック」Google、Yahoo! 、MSN対応版
イーナチュラルの代表、齋藤伸也氏は、「検索エンジン順位チェックツールは、日本でメジャーな3つの検索エンジンを一回で検索できる。チェックの結果、順位の違いをもとに検索エンジン毎の特長の違いを知るきっかけになるので、役立てていただけるのではないか」と話す。
2004年6月 4日
「検索エンジン順位チェック」ツール、Google、Yahoo! 、MSN対応版リリース
「検索エンジン順位チェック」ツール、Google、Yahoo! 、MSN対応版リリースいたしました。
Yahoo! が独自エンジンになったことを受け、Yahoo! への対応と、準備していたMSNへ対応しました。
キーワードとURLを入力することで、各検索エンジンでの順位を調査することが可能です。
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2002年9月から提供していますが、のべ39万回もご利用頂いています。今後ともよろしくお願いします。
総務省課長補佐、従来のずさんなIT調達を反省
報告書は「運用にきちんと人手と金をかける」ことも強く訴えている。同氏は報告書の内容が不十分であることを認めつつ、「サポートはお金を払わなきゃダメだと他の役所に言ったのは初めて」と自画自賛する。これらは裏を返せば、これまで中央官庁は“OSは適材適所で選ぶべき”ことも“サポートにコストがかかる”ことも認識していなかったことを意味する。
この問題は決してお役所だけに限った話ではないように思います。
ウェブの運用をしますが、幸い弊社のお客さんにはそういう方はいませんが、運用に対する対価をきちんと理解できないケースというのは多いのではないでしょうか。もちろん、きちんと説明する必要もあります。
例えば、ホームページを営業マン10人分の働きをさせたいとしたら、あなただったら月次の運用にいくらかけるでしょうか? そういうことを考えていくと、自ずと投下できる費用が決まり、どのようなプロモーション活動ができるか決まり、さらにはどのくらいの効果を発揮できるかが見えてきます。
ちょっと話がずれてしまいましたが、それなりの結果を出すには、それなりの投資をしなくてはならない、ということだと思います。
Yahoo! JAPANの新検索エンジンでもSEO効果は持続?
Yahoo! JAPANの新検索エンジンでもSEO効果は持続?~ECジャパン調査
調査は、Googleの検索エンジンを使用していた従来のYahoo! JAPANと、YSTに切り替えた現在のYahoo! JAPANで、検索結果の表示順位がどう変動しているか調べている。ECジャパンがSEOサービスを提供するショッピングサイトなど20社のWebサイトについて、主要キーワードで検索した際に表示される順位を確認し、傾向を分析した。
ECジャパンがSEOサービスを提供するウェブサイトに関して調査した結果ということで、特殊ではありますが、大いに参考になるデータだと思います。
これによると、538個のキーワードのうち24.7%については、対象となったWebサイトの表示順位は以前と同じだった。また、22.1%は10位以内で順位が上昇、12.5%は11位以上も上昇していた。逆に15.8%が3位以内の下降、10.0%が4~10位以内の下降、14.9%が11位以上の下降だった。
59.3%のキーワードにおいては表示順位が同じか上昇しており、3位以内の下降も含めれば75.1%のキーワードについてはネガティブな影響が出ていないとまとめられています。個人的な感覚でも同様だと思っています。
全文検索エンジンに対する基本的なSEOを行っていれば、Googleで上位に出ているものはほぼYahoo! でも上位に出ていると考えられるでしょう。
それよりも問題は、
YSTで検索対象となる1サイトあたりのページ数はGoogleに比べて少なく、インデックス化するスピードもやや遅い傾向があるという。
こっちの方でしょうね。
2004年6月 3日
迷惑メールが「Yahoo.com」を詐称する大きな理由
迷惑メールが「Yahoo.com」を詐称する大きな理由~米Commtouch調査
それによると、5月に受信した迷惑メールでメールアドレスを詐称するために最も多く利用されていたドメインは「Yahoo.com」で、6.46%あったことが判明した。2位は「Hotmail.com」の4.81%、3位は「msn.com」の4.30%で、4位以下は2%を切っている。
理由は簡単。
「メールサーバーの多くは、メール受信者がシステムに存在することが認識されない場合には、SMTP受信セッションの最初にメールを受信する試みを拒絶する。Yahoo.comが使用しているメールサーバーは、この機能を受信セッションの最初でサポートせずに、最後で行なっている」
Yahoo! JAPAN、オーバーチュアのスポンサードサーチを全面採用
Yahoo! JAPAN、オーバーチュアのスポンサードサーチを全面採用
これまでYahoo! JAPANのスポンサーサイトの表示は、オーバーチュアのスポンサードサーチとGoogleのアドワーズ広告の検索結果が、ローテーションで表示されていた。今回の合意により、6月1日からYahoo! JAPANの「Yahoo!検索」内のスポンサーサイト欄に掲載されるキーワード連動広告は、すべてスポンサードサーチとなる。
アメリカではオーバーチュアはYahoo! に買収されていますので、当然と言えば当然の流れです。Googleに儲けさせてやる必要はない、と。
Yahoo! に広告が表示されないということで、Googleアドワーズからオーバーチュアに乗り換える人も多数出てきそうな予感がありますが、ただ単に表示回数だけで選択しない方が良いでしょうね。きちんと効果測定をし、オーバーチュアに絞るのか、それとも両方でいくのか、はたまたアドワーズでいくのかを決定した方が良いと思います。Yahoo! から締め出されたとは言え、Googleアドワーズでリーチした方が良い顧客層というのもいると思いますから。
ヤフーがテキスト広告でもグーグルを追い出す、オーバーチュアに一本化
テキスト広告の提供元は、これまでグーグルとともにヤフーに広告を提供してきたオーバーチュアに一本化する。今後は、米ヤフー傘下にあるオーバーチュアと二人三脚で顧客開拓に力を入れる方針である。
2004年6月 2日
ヤフオクが安全性強化、配達記録郵便で出品者の住所確認
「Yahoo!オークション」で、出品者の住所を確認する手続きを導入する。同社が6月1日に明らかにしたもの。配達記録郵便で対象者に確認用情報を送付し、この情報をWebの認証画面に入力してもらうことで住所を確認する。
オークションを悪用した詐欺などが増えていますからね。出品するのに一手間増えてしまいますが、このような安全性を高めるサービスはうれしいです。健全なオークション市場の育成につながるといいですね。
2004年6月 1日
主要自治体サイトのアクセシビリティランキング
1位・さいたま市、2位・仙台市……主要自治体サイトのアクセシビリティランキング
会議の中で、政令指定都市および中核市(合計48自治体)の自治体サイトについての、アクセシビリティランキングが公表された。最もポイントが高かったのは、さいたま市、第2位は仙台市、第3位は静岡県浜松市だった。
あらまー、我がさいたま市が一位とは。実はさいたま市のサイトって、きちんと見たことないんです。改めて見たのです。
なるほど、確かにこれは見やすそうだ。ゴミ出しなんてよく調べられるキーワードだと思うのですが、きちんとショートカットがありますね。こういうのはサイト内外のアクセス解析をすると分かるものなので、サイトリニューアル時には訪問者のニーズを把握すると良いでしょう。昔見た時はとても見る気がしない、という印象だったのですが、進化していたようです。
トップ10にランクインしているサイトは、比較的分かりやすい位置(左上など)に「市長からのメッセージ」や「市長の部屋」のようなコンテンツが配置されているのですが、これらがどのくらい見られているのか興味があります。
ランキングを発表した中野淳 日経パソコン副編集長は「Webアクセシビリティのガイドラインを策定するなどして熱心に取り組んでいる自治体でも、必ずしも上位にランキングされなかったケースがある。議会や水道局といった、自治体内でも独立性の高い組織が運営するページが管理しきれず、アクセシビリティ対応が取れていないページがあったのが原因だ」と分析。全組織横断的な取り組みの重要性を指摘した。
こういう問題は自治体に限らず一般企業でもありますね。こういう指摘を受けていることを、受け止めて欲しいものです。
Googleも慌ててたかも
Yahoo!の検索エンジン切り替え、そしてアドワーズの掲載も終了と、ここのところめまぐるしく状況が変化しています。さて、忙しかったのはYahoo!だけではなくGoogleも同様のようで、掲載画像のようにgooのロゴマークのALTがYahoo! Japanのママになっていました。
なんと、Googleさんも慌てて作業をされたのでしょうかね。すぐに修正されると思いますが、記念にとっておきました。
アイレップ、検索エンジンマーケティング専門のシンクタンク「SEM総研」
アイレップ、検索エンジンマーケティング専門のシンクタンク「SEM総研」
今回のSEM総研は、このような国内におけるSEMへのニーズを踏まえて設立されるもの。同研究所では、独自の研究および調査を実施しSEMによる投資効果(以下ROI)向上ノウハウの構築、企業側マーケッターの啓蒙、業界全体の認知度向上のための情報発信などを行なうとされている。
シンクタンク! カッコイイ響きです。SEMリサーチの渡辺さんも客員主席研究員となるそうです。渡辺さん、あっちこっちから引っ張りだこですね。
Yahoo! やGoogleのように、研究開発部門を持つのが日本でもブームになるのかしら。
Yahoo! Japan、Googleアドワーズ掲載を終了
SEMリサーチでYahoo!JAPAN、アドワーズ広告の掲載を終了が確認されたそうです。
Yahoo! にしてみればGoogleを儲けさせる必要はない訳で、当然といえば当然の流れ。しかし、こういう大きな変革がサクッと行われていくのも、少し不思議な感覚です。昨日と今日では、見える景色が違うわけですからね。
これまでGoogleアドワーズ一辺倒だった企業は、オーバーチュアへの出稿も必要になるでしょう。そして、両方の効果測定を行うのは一般的には困難でしょうから、そういったWebマーケティングを専業で行う企業が増えてくるの違いありません。イーナチュラルでは、SEMに限らず運用を専業で行う企業がこれから増えると見ています。
Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えに関するニュース
Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えに関するニュースを集めています。
ぼくは普段使いの検索エンジンもGoogleからYahoo! にしました。しばらくこれで使ってみたいと思います。今のところはそれほど不便は感じていません。
日本の場合、アクセス数では依然としてヤフーの優位が続いている。だが、検索エンジンに関しては「goo」、「infoseek」、「エキサイト」、「@nifty」、「BIGLOBE」などの大手サイトが軒並み採用したグーグルが一大勢力を築いた。今回、ヤフーはようやく反攻に出たと言えそうだ。一方、グーグルの日本法人は「米本社が新規株式公開(IPO)を控えているためノーコメント」としている。
ヤフー、検索エンジンを変更 - 日本語の表記揺れなどにも対応
Yahoo! Japanでは、日本語独特の「表記ゆれ」に対応するフロントエンドを導入、「バイオリン」と「ヴァイオリン」・「引越し」と「引っ越し」など表記の違いにかかわらず同じ検索結果を提供可能としている。この機能は代用漢字・異字体・カタカナ語・送り仮名・ひらがな/カタカナ/漢字の区別などの表記の違いにかかわらずYSTに対して同じクエリを発行することで実現されている。
Yahoo! JAPAN、検索エンジンをGoogleから独自技術に移行
今のところ、検索エンジン自体の性能についてユーザーが大きな違いを体感できるような変更ではないようだが、まずはフロントエンド部分で日本語対応の新機能が追加されているという。例えば、「引越し」と「引っ越し」、「国」と「國」、「ダイアモンド」と「ダイヤモンド」など、送りがなや異体字、カタカナ語の表記のゆれなどに対応している。Yahoo!の自社エンジンに切り替えたことで、検索エンジン技術に対するYahoo! JAPANからのフィードバックが行なえるようになったとしており、今後も日本語への最適化などを進めていくという。