2005年1月31日
「Yahoo!ブログ」開始
ヤフー、ブログサービスのベータ版「Yahoo!ブログ」を開始
ヤフーは、ブログサービスのベータ版「Yahoo!ブログ」を開始した。利用できるディスクスペースに制限はないが、画像については1つのブログにつき2Gバイトまで。利用にはYahoo! JAPAN IDが必要だが、料金は無料。
ついに、Yahoo! がブログサービスを開始しました。その名も「Yahoo! ブログ」です。早速試してみたいと思ったのですが、全くサーバに接続できない状態です。ブログサービスはサーバの稼働状況が読めないんでしょうかね。ヤフーでも接続できないなんて。
→その後、ようやく接続できましたが、かなり重い状態です。
さらに、訪問数やコメント数から人気度を表示する「ブログ人気度」、記事を登録したカテゴリやトラックバック数が確認できる「統計」、訪問者の記録が確認できる「訪問者履歴」など分析や統計機能が充実しているのが特徴だ。
・16種類ずつ用意されたデザインと背景
・プロフィールラインでのYahoo!アバターの表示
・記事本文にてHTMLの一部タグやWiki文法が利用できる
自由度が高いのが特長だそうです。
スタートダッシュでどれくらいのユーザを獲得できるでしょうか。
2005年1月28日
影響力のあるブロガーと協力してマーケティング
Webマーケティングの近未来 第23回~欧米での企業ブログのケーススタディ(その5)
以前、弊社のブログをコンサルティングという分野における小企業のブログ使用のケーススタディとして紹介した。小さな企業にとっては、マーケティングにかける予算やウェブサイト運営にかけられる時間が少ないことが多く、ブログはそういった小企業にとって有効なマーケティングツールと言える。
日用品を扱っている小さな企業が、自社製品のマーケティングにブログを活用した事例だそうです。
「Clip-n-Seal」というビニール袋の封をするための道具を販売することにした会社が、あまりない予算の中でブログに目を付け、CEOが自らが読んでいるブログ運営者に直接メールを送ったんだそうです。
「自分たちが彼らと同じようなブロガーであり、新しく商品を開発したので、ぜひブログで紹介して欲しい。サンプル商品を提供するし、もし購入を希望するようであれば20%の割引をする」
これによりいくつかのブログで「Clip-n-Seal」が取り上げられ、結果的にそれ以外のブログにも波及していったそうです。サンプルが貰える、割引があるから掲載されたのではなく、あくまでも良い商品だった、というのがベースにあると思いますが。
しかし、ここで何より重要なのは「スタッフ自らブログを使っており、ブログ界の文化やエチケットも理解している」ことではないでしょうか。だからこそ、ブロガーの協力が得られたのではないかと思います。そして、ブログマーケティングの事例として取り上げられる機会も増えたそうです。
ブログがマーケティングの問題を解決するとは言い切れないまでも、このClip-n-Sealの例では、Kariber10000に取り上げられたところから、商品が売れ始め、各メジャーブログに取り上げられるにつれオーダーが増えていったという。これは、マーケティング予算の少ない企業にとっては検討に値するやり方だと思う。
必ずしもうまくいくとは限りませんが、手法の一つとしては興味深いですし、今後こうした事例が日本でも増えていくのは間違いないでしょう。ただし、ブロガーの空気感を読みながら事を運ばないと、うまくいかないのは記事にある通りだと思います。
ちなみに、この事例に登場するような影響力あるブロガーは、アルファブロガーだったり、インフルエンサーと呼ばれる人たちなんでしょうね。
顧客対応スキルが企業blogの命運を握る
Webマーケティングの近未来 第22回~欧米での企業ブログのケーススタディ(その4)
そこで今回は、2002年5月という早い段階で立ち上がった米マクロメディアのブログについて見てみたい。まだ、ブログ界も企業色の強いブログに慣れていなかったこともあり、その対応にカスタマーサポート/カスタマーリレーションのスタッフが対応したということが反感を抑えることにつながった例と言えるのではないかと思った。
出典を失念してしまいましたが、確か日産TIIDA BLOGもメールマガジンやサポート担当の方が対応されていたと思います。いわゆる、顧客との距離感をうまく取れる人、境界線を知っている人、がブログ執筆にとって良い人材ということができるでしょうね。もっとラフな言い方をすれば、空気が読める、とか。
しかし、オープンかつリアルタイムに情報発信していくブログというスタイルでは、これまで以上にこの「距離感」が重要だと思います。
もうひとつの戦略は、このブログサイトは、マクロメディアのお墨付きはあるものの、コミュニティマネージャー達の個人ブログとしてスタートさせること。コミュニティマネージャーへのユーザーからの信頼をフルに利用することで、企業色を抑えている。さらに、このように社員に自由にブログを書かせるということで、オープンな企業のイメージが付くという副次的な効果も期待できた。ブログの読者は製品についてのコメントやトラックバックを自由に書き込むことができた。
裏を明かせば、というような話ですが、企業の戦略としては当然あり、でしょう。
企業がブログを採用する際に、
・CMSとして裏方に徹する(本店サイトをブログ化)
・個人が表に出てパーソナリティーを強調し信頼感を醸成する(支店サイトとしてブログ構築)
という二つの方向性が分かりやすいでしょうか。その中間になると、サイト構築や見せ方が格段に難しくになるはずです。
このブログは、実際には製品の発売時期のみに限定で行う予定であったが、その大きな反響から期間を延長し、さらに他の製品やスタッフにも広げている。現在では、チーフソフトウェアアーキテクトのKevin Lynch氏を含め29人のブロガーがリストされている。
▼[ビジネスブログ] ビズブロ界のキーマンに聞く!:第1回 TIIDA BLOG
▼ブログではじめる!ノーリスク起業法のすべて―あなたの日記をお金に換える法
トラックバックスパムは無くならない?
「nofollow」でブログのスパムは減少するか?というエントリーを書き、被リンクを稼ぐためのトラックバックやコメントスパムは減少するけれど「ただ単に見せることだけが目的のトラックバックは減らないかも知れませんね」とも書いたんですが、確かに見せるだけのトラックバックというのは無くならないのかもしれません。
あるブログAから、アクセス数の多いブログBに対してトラックバックをしたところ、そこから1万件以上のアクセスがあったそうです。いくつかの条件が重なった場合、とも仮定されるかもしれませんが、これは凄いことだと思いました。
そもそも、被リンク稼ぎを目的としてトラックバックスパムを発信している人はごく少数かもしれません。それより何より「トラックバック」という行為が目的で、RSS検索エンジンなどでキーワード検索して、関連する記事に片っ端からトラックバックをしているのではないか‥‥と思われるトラックバックが増えてきたように思います。
トラックバックの正しい使い方云々を言うつもりはないのですが、あまりにもそのようなトラックバックの数が増えてくると、現状の対策としてはトラックバックを閉じるしかないのかな、という気もしています。
トラックバックを辿ってかなりのアクセスがある以上、仕方のないことかもしれませんが。
2005年1月26日
関西どっとコムblogの「関西代表<週刊>百貨店」
BlogをECサイト応用へ、関西どっとコムblogが試験運用
今回スタートした『関西代表<週刊>百貨店』は、Blogシステム利用のオンラインデパートという位置付け。商品の紹介から申込み、完了、販売側では受注の管理までを行うという新しいCMS統合型ECシステムになっている。
ブログ + ECということで、どこがブログになっているのかと思ってしゃかりきになって探してしまったのですが、思った以上にシームレスになっていたというか、そんな気がしました。どこだブログは! みたいな感じで探さなくても良かったかも。
運営者側からすれば受注管理まで統合されたCMSとして、購入する方もあえてブログということは気にならないと思います。ブログとして気になるといえば、トラックバックとコメントがあるくらいでしょうか。
導入が進むWebサイト内の検索サービス
実際、有料のサイト内検索サービスは一味違う。企業にとって喉から手が出るほど欲しい生のユーザーニーズを簡単にすくい取れるのだ。旅行のサイトであれば「ディズニーランド」や「スキー」など、まさに今ユーザーが求めている情報を瞬時に把握できる。さらにコンテンツを見たかまでが分かるので、「検索結果がニーズに合致しているかを判断できる」(ニューズウォッチ営業部の横出勝則氏)という。
アクセス数の多い情報系サイトであれば、サイト内検索を有効活用する機会が多そうです。
阪急交通社では、検索された語句を分析してリンクの張り方を変更したり、検索された語句は各営業所に配布し、営業用のツールとしてフルに活用している。無料のツールでは、このような機能がなかったり、あるいは設定に手間がかかる。
検索サービス、広告型検索を区別できるのはわずか18%
誰もが使う検索サービス、広告型検索を区別できるのはわずか18%
レポートでは、テレビや新聞・雑誌とは対照的に、検索サイトでは広告がユーザーから区別されていないと指摘している。通常の検索と検索型広告の存在を知っているのは38%で、結果を区別できるのはわずか18%に過ぎない。45%が広告型検索の結果が不明確な検索サービスは使いたくないとしているが、広告型検索というコンセプトについては70%が「問題ない」と答えている。
確かに「広告型検索」という存在自体を知らなければ、検索結果に広告が併せて表示されるということは分からないかもしれません。Googleも「スポンサー」と表示され場所も区別され分かりやすいと思いますが、一般の人は「まさか広告は表示されていまい」と思って使っているかもしれませんね。識別できているのが18%しかいないというのも、頷ける話だと思いました。
さらに検索エンジンのトラッキングに関しても調査が行われていますが、55%が「認めない」と回答しています。しかし、そのうち51%は「ユーザーに対してトラッキングの内容を公開すれば、認める可能性がある」とも。全体の21%は「断固拒否」であり、トラックされているのを知ったら、その検索エンジンの使用を止める、としています。
見てみたところ、Yahoo! JAPAN、Googleともに検索結果がクリックされたかどうかをチェックしているようですね。
Movable Type 'nofollow' plugin
「nofollow」でブログのスパムは減少するか?というエントリーを書きましたが、その後Movable Type 'nofollow' pluginがリリースされていました。ダウンロードしたファイルを「plugin」フォルダに入れサイト全体をリビルドするだけです。
For current users of Movable Type, this support is implemented as a simple plugin (zip [4K], tar/gzip [3K]-- tested on MT 3.x and MT 2.661). For most users enabling "nofollow" support involves placing a single file in your plugins directory. All links submitted by external users in comments and TrackBacks will then be modifed to add the rel="nofollow" attribute.
Movable Typeの脆弱性と対策
Movable Typeの脆弱性により、スパムメールの送信を幇助してしまう現象が発生することが分かりました。出荷済みのすべてのMovable Type日本語版に、この脆弱性があることが確認されました。
対策プラグインも公開されましたので、Movable Typeご利用の方は要確認です。
2005年1月21日
KEI(Keyword Effectiveness Index:キーワード有効指数)
インターネットで顧客をつかむ 第9回 ~ キーワード優先順位付け、もう1つの指標
KEI というのは、1stSearchRankingの Sumantra Roy 氏が提唱している、キーワードの有効性を需要と供給の関係から計算する指標です。
あるキーワードが一定期間に検索される回数を「需要」=P
あるキーワードが検索サイトで検索されたとき、ヒットするページの数を「供給」=C
として、
KEI=P×P÷C×1000
を求め、複数のキーワードのそれを比較することで、優先度を決めようというものです。
同様の計算式でキーワードの需給関係を調べ、キーワード広告のキーワード選定に役立たせている人も多いと思います。知らなかった方は参考にしてみてください。
Feedster、求人情報のフィード開始
RSSサーチエンジンの米Feedster、求人情報のフィード開始
jobs.feedster.comでは、希望する職種と勤務地を入力するだけで該当する求人情報の一覧が得られる。さらにその検索結果のRSSフィードも取得できるため、RSSリーダーに登録すれば自分の求める求人情報だけを毎日入手できる。
ある検索結果のRSSをRSSリーダに登録しておくだけで、常に最新情報が得られるというのは非常に便利なものです。例えば「eNatural.org」と検索して登録しておけば、どこかのブログでトラックバックはされていないけれど話題になっている、ということが分かります。
Feedsterは英語で提供されているため、現時点では英語圏の情報しか検索できないが、Feedsterによると毎日5,000以上の求人情報が新たに登録されているという。
企業側のRSSフィードも増えるでしょうね。「広告収入で成り立っているFeedsterにとっても効果的な媒体を得た」ということにもなります。
個人情報保護対策を解説する小冊子PDF
Web広告研究会、個人情報保護対策を解説する小冊子PDFを公開
Web広告研究会は18日、企業における個人情報保護対策について解説する小冊子「Webマーケティングのための個人情報保護対策ハンドブック」を発表した。会員各社などに2,000部を配布するほか、同研究会のサイトでPDFファイルを公開している。
「個人情報保護の重要性を正しく理解し、具体的な対策を進めるための基礎知識」がまとめられているそうです。4月に施行される個人情報保護法に関する情報収集をしている方も多いと思いますが、参考になりますでしょうか。
内容としては、個人情報保護対策の必要性、事故事例、個人情報保護法の概要などが掲載されている
▼Webマーケティングのための個人情報保護対策ハンドブック(PDF)
2005年1月19日
「nofollow」でブログのスパムは減少するか?
Google で rel="nofollow" の噂 : NDO::Weblogという記事がありました。
Google が HTML における anchor タグの rel="nofollow" 属性を解釈するような方向を模索しているという噂。
つまり、aタグに「rel="nofollow"」が入っている場合には、リンクとして数えない、ということが検討されているそうです。
ほとんど関係ない記事からトラックバックがきたり、コメントスパムがついたりするのは、一つにリンク数が稼げるから、という理由があります。
リンク数が稼げる=ページランクが上がる
ということですね。
しかし、それらが一般的なリンクと同一に見なされるのはやはり問題がある訳で、検索エンジンの結果にも影響を及ぼしていたはずです。
NDO::Weblogでは、
Blog がバックリンクを獲得するとき、その理想的なものは(トラックバックによるものではなく)サイトが引用されるなどして、その参照をあらわすために permalink にリンクされたときかなと思います。
と書かれていますが、まさにその通りですね。
さらに、nofollow!: blog.bulknews.netによれば、
Six Apart, Google, Yahoo! その他検索エンジンやBlog ソフトウェアベンダーから、a タグの rel="nofollow" の取り扱いに対する表明がでましたね(全部 Blog でというのがそれもまたすごい)。
ということで、下記のように表明されています。
▼Six Log: Support for nofollow
The search team at Google approached us with the idea of flagging hyperlinks with a rel="nofollow" link attribute in order to alert their search spider that a particular link shouldn’t be factored into their PageRank calculations.
TypePadでは24時間以内に対応、Movable Typeにはプラグインをリリースとなっています。
Q: How does a link change?
A: Any link that a user can create on your site automatically gets a new "nofollow" attribute. So if a blog spammer previously added a comment like
Visit my <a href="http://www.example.com/">discount pharmaceuticals</a> site.
That comment would be transformed to
Visit my <a href="http://www.example.com/" rel="nofollow">discount pharmaceuticals</a> site.
▼Yahoo! Search blog: A Defense Against Comment Spam
I'm pleased to announce that Yahoo! Search is one of several organizations in support of a technique that should help combat weblog comment spam. Others involved are: Google/Blogger, MSN Search, Six Apart (TypePad, MovableType, LiveJournal), and WordPress.
全て無くすことは難しいでしょうが、これでかなりコメントスパム、トラックバックスパムが減ることが期待されます。
しかし、ただ単に見せることだけが目的のトラックバックは減らないかも知れませんね。
ビズブロ界のキーマンに聞く!:第3回 ムラウチドットコム ストアブログ
ビジネスブログにて、ビズブロ界のキーマンに聞く!:第3回 ムラウチドットコム ストアブログを公開しました。
「もっとランキングを上げたい!」と、さっそく自分の日記をブログにしたところ、ブログの優位性を肌身で感じました。コメントやトラックバックなど“つながる”機能を利用することで、「社長ブログ」はいままでの2~3倍のアクセス数に達しましたから。これによって、ブログ技術を活用したECやサービスが近いうちに盛んになることを実感し、「ムラウチドットコム」(本サイト)へのナビゲート的な役割をもつ実験的ブログとして、「ムラウチドットコム ストアブログ」をオープンさせました。
日産TIIDA、P&G アリエール困ったさんに続き、ムラウチドットコム ストアブログのインタビュー記事を公開しました。本サイトへの誘導的位置付けとしてショッピング情報を提供するムラウチドットコム ストアブログの裏側に迫ります。
▼ビズブロ界のキーマンに聞く!:第1回 TIIDA BLOG
▼ビズブロ界のキーマンに聞く!:第2回 P&G「I ?(ラブ) 困ったさんコンテスト」
▼ビズブロ界のキーマンに聞く!:第3回 ムラウチドットコム ストアブログ
2005年1月17日
エキサイト「ビジネスブログ」開始
エキサイトが「ビジネスブログ」を開始していました。弊社でもビジネスブログを運営していますが、これで同種かつ同内容のサービスが二つになりましたね。お互いに切磋琢磨していければ、と思います。エキサイト版はどんな感じでしょうか?
と、思ったら意外に似てました。
例えば、ビジネスブログの基準ですが、
エキサイトビジネスブログ
・事業法人または個人事業主がビジネスを目的に運営している
・運営者名、概要、連絡先が明記されている
・運営者のウェブサイトにリンクされている
・RSSを配信しているサイトである
イーナチュラルビジネスブログ
・運営者が明確である
・企業またはそれに準ずる事業体が運営している
・会社概要またはそれに準ずる事業体のWebサイトへのリンクがある
・メールまたはメールフォームでの問い合わせ先がある
・RSSを配信している
であったり、他にも個々のブログを紹介するのテンプレートも、けっこう似ていたりして、もしかしたら弊社がスタンダードを築けたのかな、と思うとちょっと嬉しいですね。まだまだ頑張らないといけませんね。
▼エキサイト、企業のブログを紹介する「エキサイトビジネスブログ」
エキサイトビジネスブログでは、企業が運営するブログや企業情報、最新の投稿記事をジャンル別、業種別、ブログの使用目的別に分類し紹介する。また、エキサイトが選定したブログ記事を紹介する「最新ブログ記事」や、ブログで発信されたプレスリリースを紹介する「プレスリリース」などのコーナーも用意。いずれのコーナーもトラックバックが可能となる。
2005年1月13日
BB-WAVE連載「ブログ使い倒し術」
BIGLOBEにて、プレゼン&コミュニケーションに役立つ!【ブログ使い倒し術】| BB-WAVEという連載を小暮が持たせて頂くことになりました。
原稿自体はかなり前にあがっていたのですが、今日から連載開始となったようです。アクセス解析をしていたら、けっこうな量のアクセスがあって驚きと共に気付きました。
内容は、まだ詳しくブログについて知らないビジネスマン向けに、ブログとは何か、ビジネスでどのように使えるか、ということを書いています。弊社ではビジネスブログというサイトも運営しており、その運営で得た知見、事例などもご紹介していく予定です。
第一回目は「ブログとホームページは何が違う?」ということで、下記の内容で書いています。
Technique1:ブログの由来
Technique2:ブログは信頼感を醸成するメディア
Technique3:ブログにすれば更新が簡単
記事自体はさっくり読めますので、興味のある方は是非ご覧ください。月2回更新で3月まで続きます。
2005年1月12日
市場通信【波多野blog】リニューアル
先日、マーケティングコンサルティング会社の市場通信様のホームページを全てブログ化してリニューアルしました。ビジネスに活用するブログの事例として紹介させて頂きます。
もともと、2003年7月よりサイト内コンテンツの一部としてブログを導入していました。当時は、企業が運営するブログがほとんど無い中で、企業のオフィシャルページ内にブログを導入し、毎日のように記事を公開し続けたことが、市場通信のブログの効果を高めた大きな要因でした。コンサルタントならではの知見を外部へ公開することで、検索エンジンや他ブログなど外部からの来訪はもちろんのこと、既存顧客や既存関連先などへのアピールも十分にあり、コメントやトラックバックといったブログならではの外部とのコミュニケーションも盛んに活用されていました。
新しいブログでは、これまでのように知見を公開することでユーザーを引きつけることを活かしながら、各エントリー毎に関連する自社サービスへの誘導などを行って、ブログ記事閲覧だけに終わらないサイト構造となっています。細かなところでは、SEOを考慮したHTML+CSSによるチューニングやMovable Typeのカスタマイズ、プログラム開発など行っているのですが、サイト全てをブログ化し自社と関連のあるブログエントリーを公開することで、サイトの効果を高めている事例です。
ブログを利用して自社から情報発信することで、サイトトップページやコンテンツページが自動的に更新され、検索エンジンからの来訪も増加し、来訪者に対しても自社のアピールを怠らない、文字通りに生きたサイトになっています。
→マーケティングの市場通信【波多野blog】
ブログ事例としてはもちろんのこと、ITマーケティング、WEBマーケティング、コールセンター、CRMなど各種ブログ記事も特筆です。
SOHOドメインに掲載
現在発売中の月刊誌「SOHOドメイン1月号」に、ビジネスブログと私齋藤伸也のインタビューが掲載されました。64~65の2ページです。
「企業ホームページをブログで再生」という特集です。ご興味ある方のぞいてみて下さい。
Six Apart【Blog on Business】除菌のアリエール困ったさんコンテスト
Six Apart【Blog on Business】除菌のアリエール困ったさんコンテスト
「ユーザーに投稿を呼びかけて〆切後に発表して終わり、そんなキャンペーンはもうやりたくなかったんです。キャンペーン期間中にどんどん投稿されたものを紹介したかったし、ユーザーにも投票などで参加してもらいたかった。そのアイデアの実現のために、たまたまウェブログが最適だったんです。」
弊社が制作を担当させて頂いたp&gの「除菌のアリエール困ったさんコンテスト」がSix Apart【Blog on Business】に登場しています。
これは企画を立ち上げ、実際に運用し、ウェブログの能力を活用し尽くさければ出てこない言葉であり、企画・制作の担当者がMovable Typeユーザーであり、その機能を知りつくしていたからこそ、実現できた事例と言えるだろう。
ビジネスブログの[ビジネスブログ] ビズブロ界のキーマンに聞く!:第2回 P&G「I ?(ラブ) 困ったさんコンテスト」と併せて読んで頂くとより素敵です。
もはや絵空事ではなくなった企業のBlog活用
簡単に言うと、Webの更新を簡単にしたということでしょうか。構築という点では、Webを簡単に構築するツールやサービスは昔からありました。しかし、Blogほど管理を含めて簡単に情報の更新ができるツールというのはそれまでありませんでした。またオペレーションが簡単になるだけでなく、携帯など、さまざまなシーンから容易に更新が行えるというのが大きく違うのではないでしょうか。10年前インターネットとWebでこんなことができる、と語っていた世界が、やっと誰にでもできるようになったという印象があります。
「結局のところ、Blogはインターネットの何を変えたのでしょうか」という質問に対する答えです。シックスアパート社長関氏のインタビュー記事。
会社では2003年5月(eNatural.org)、個人でも2003年7月にはブログ導入していたので、意外に早い段階からブログ導入していたことを思い出しました。そこで改めてふと、なぜブログを導入したのか? ということを思い返してみました。
そもそもブログを導入する前段階として、
・サイト「全体」をCMS的に管理することは考えていなかった
・更新頻度が高い部分の管理を容易にしたかった
ということから、Movable Type以前にもいくつか更新ツールは使用していました(例、a-News、Greymatter)。そこでどうもMovable Typeという強力なツールがあるらしい、という情報を目にして、検索したところ、素敵なインターフェースに出会いました。2002年の夏過ぎです。当時はまだ日本語環境がなかったため使用を断念しましたが、2003年春に日本語化キットがあることを知り、その場でeNatural.orgのドメインを取得しインストール、Webマーケティング情報サイトとして今に至ります。
なぜMovable Typeだったのか、を記憶の底から掘り起こすと、
・ユーザインターフェースが素敵だった
というのが一番かもしれません。機能云々は最初は分かりませんから、道具としてこれを使いたい、と思わせたのがデザインでした。Appleの所有欲にも似たものがあるかもしれません。そして、
・新しいモノが好きだった
というのも重要です。自分が新しいモノを使うのはもちろん、素敵なモノは他の人にも教えたいという、ここはあくまでも個人的な欲求ですが、そのようなものが非常に強く、真っ先にMovable Typeを使いたいと思いました。
そして会社としてはブログでサイト構築したり、ビジネスブログの運営に至る訳ですが、少人数だったというのが幸いしたように思います(3人)。とにかく何かに使えそうだ、こんなことに使えそうだと、スピーディーに作業にあたれたのが良かったようです。
「もはや絵空事ではなくなった企業のBlog活用」を目の前にして、ふと、こんなことを思い出していました。
ちなみに、当時はあまりWeblogということは意識していませんでしたね。どちらかというと、ページ更新を容易にするCMSツールとしての位置付けだったように思います。
▼即実践!ブログ徹底カスタマイズ術 Movable Typeで自分好みに!―Movable Type3.1/3.0日本語版対応
ブロガーが口コミの鍵になる
Webマーケティングの近未来 第21回~欧米での企業ブログのケーススタディ(その3)
純粋には企業ブログではないが、Nokiaが2003年春にブロガーと共同で実施した携帯電話キャンペーンのケーススタディをしてみたいと思う。日本でブロガーの数が爆発的に増えている今の状況と似通った状況ではないかと思われ、参考になるかと考えた。
2003年春。ちょうど、eNatural.orgが立ち上がった時期と同じです。そろそろ2年前になろうかという頃に、ブロガーにコンタクトをとったキャンペーンがあったなんて驚きです。
優れた機能を持つ携帯電話端末Nokia 3650ではあるけれど、「時間やスペースの限られているTVのスポットやバナー広告など詳しく説明できない」、さらに「多くの機能があるがゆえに、個々の機能はあまり優れたものではないという印象も持たれがちである」ということから、口コミを起こす手段としてブロガーへのコンタクトが検討されたそうです。
最初にブロガーに依頼したのは、Nokia 3650を使って写真を撮って、それを掲載してもらうことだった。テクノロジーにより過ぎず、写真の使い方の斬新なブログを選び、地域やブロガーの属性やバックグラウンドを意識して、最終的に10人に絞り込んだ。そして、Nokia 3650と2カ月の携帯電話サービスを提供し、ブロガーはそのサービスを使って写真を撮る、という依頼内容だった。
この依頼に応じたブロガーは8人。うち5人がNokia 3650で撮影した写真をブログに掲載し体験談を執筆。その内2人がフォトログを作ったそうです。
ほとんどのブログでは、製品やサービスに対する前向きなエントリーが書かれ、中には「ポケットに入るコンピューターみたいなもの」というものもあった。
昨年末に、ぼく自身が同様の体験したことをエントリーしました。
▼[eN] ブログをマーケティングに利用する事例 ~SUNTACの場合
「ブロガーには、Nokia 3650について書くようにとの依頼はわざとしていない」というのはSUNTACの時も同様で、その辺のさじ加減というか、コンタクトの取り方は確かに難しい部分はあるのではないかと思います。
Nokiaのキャンペーンの際にも「地域やブロガーの属性やバックグラウンドを意識して」ブロガーが選ばれたそうですが、少なくともガジェット系であったりレビュー系であったり書籍系であったりと、ある程度キワだって見えるブログというのはどこかが尖っていると思われますので、そうしたバックグラウンドを意識しつつコンタクトを取ると良いのではないでしょうか。書くことが好きな人たちですから、嫌な顔をされる、ということは少ないのではないかと推測されます。
弊社でもバナーやテキストのブログ広告を実施していますが、今後はブログで口コミを起こすコンサルティングのようなものも登場するのかもしれません。しかし気をつけるべきは、
PRブログのインフルエンサーとして知られるSteve Rubel氏も、ブロガーを一個人として対応していくことが結果的に成功につながるとしている。ブロガーはPRや広告担当者の思い通りにならない、ということを前提にキャンペーンを組み立てることが、逆に成功につながるといういい例ではないだろうか。
このようなことですね。戦略的だと、かえってあざとく見られてしまう可能性はあるでしょう。
しかし、
中でも重要なことは、何百万人への露出があったバナーキャンペーンがありながら、これらのブログのいくつかがNokiaのマイクロサイトへのトラフィックのトップ15に入っていたことである。広告に比べて、ブロガーの読者への影響力を感じさせるものであった。このキャンペーンの成功を受け、Nokiaではその後、他にもブログを使ったキャンペーンを行っているという。
この影響力は誰しもが感心し、関心を寄せるのではないでしょうか。
▼ブログではじめる!ノーリスク起業法のすべて―あなたの日記をお金に換える法
2005年1月 7日
“ブログ風”の仕組みを採用した「すみなび」
「営業の“足腰”が弱くなったら元も子もない」~住友林業ホームサービス 見越 雅夫 社長(後編)
ネットを駆使した営業スタイルと従来型のスタイルで同じ売り上げだったら、営業担当者の評価はどうされますか?
ブログ風の仕組みを採用した、すみなびのインタビュー記事です。↑はなかなか気になる質問だと思いますが、次のように回答されています。
評価は店長に任せています。店舗は独立採算なので。加えて、地域によってかなり顧客の特性が違います。アクセス数は、店舗間でかなりのばらつきがあり、2倍以上違います。地域特性を反映しているんですね。
そういうことなので、評価の基本は売り上げです。地域、顧客、物件の特性にもよりますから、ツールは問わない。
「評価の基本は売り上げ」というのはもっともな話です。聞くところによれば、ホームページが営業マンになりすぎている、という会社もあるそうですよ。
最近のユーザーは、まずネットで調べる。そして、すぐに横並びで比較されます。ネットであればこそ、物件の数と質が問われるわけですね。労働集約的な面が強い業界ですが、今のところ、労働集約的ではないやり方の唯一の道具がネットですね。
比較サイトがもてはやされる理由でもありますね。
▼できる社長のブログ術―社長の日記(ブログ)に成功の法則を発見!
2005年1月 6日
2004年総集編--検索サービス市場をふり返る
2004年は、ポータル系の検索サービスプロバイダ各社が、独自の検索技術を相次いで発表した1年だった。まず2月には、これまで検索エンジンにGoogleを採用していた米Yahooが、自社開発のYahoo Search Technology(YST)というエンジンに切り換えた。これは、2002年に同社が買収したInktomiや、2003年に買収したOverture、またそのOvertureが過去に買収していたAltaVistaやFASTの検索技術を統合したものだ。日本のヤフーでは、5月末にYSTへと検索エンジンを切り換えている。
2004年の検索エンジン業界を振り返るに最適な記事です。YSTが正式に登場してから、もうすぐ1年が経とうとしているんですね。随分昔のような気もしますから、確かに時が経つのは早いものです。
今年3月、Googleは相次いでローカル検索やパーソナライズ検索サービスの実験を開始した。ローカル検索のGoogle Localは、住所や都市名を検索ボックスに入力すると、その地域に特化したサイトや企業リストなどが表示されるというもの。一方のパーソナライズ機能は、ユーザーが同社サイトにて登録を行い、自らの好みをカスタマイズすることにより、個人に最適化された検索結果を提供できるというものだ。
これらのサービスでは日本での登場も待たれるところです。
これまでの動きを振り返ると、検索技術に関してはその多くが米国中心で開発が進められている。ただしGoogleは今年になって東京研究開発センターを開設し、日本発のサービスが提供できるように取り組みたいとしている。
日本で本格的に動き始めるGoogleにも期待したいところです。
▼Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか
▼Google Hacks―プロが使うテクニック&ツール100選
Webブランド調査2005-I
リニューアルした「KOKUYO」が急上昇、国内企業Webサイト評価
日経BPコンサルティングは2004年10~11月に実施した「Webブランド調査2005-I」の結果をまとめた。総合指標である「サイトブランド指数」が8月に実施した前回調査と比べて最も伸びたのは、「KOKUYO」(8.0ポイント増)だった。
「サイトブランド指数の上昇ランキング上位10サイト」は次のようになっています。
1 KOKUYO 63.9 +8.0
2 日産自動車 73.1 +7.5
3 SHARP 74.2 +7.1
4 livedoor 60.9 +7.0
5 NESCAFE 66.7 +6.7
6 Nomura Securities 50.9 +6.4
7 TOSHIBA 70.6 +5.9
8 松下電工 73.6 +5.7
9 TOYOTA 76.8 +5.5
10 フジテレビ 71.2 +5.3
最も伸びているのは「KOKUYO」ですが、ライブドアも注目です。2回続けて登場しているようで、記事によれば「上昇ランキングに2回続けて登場するサイトは珍しく、「livedoor」がこの半年ほどで大きく評価を伸ばしたことが分かる」とのこと。
トップ10と前回順位は次の通り。
1 1 Yahoo! JAPAN ヤフー 112.1 110.3 +1.8
2 2 楽天ICHIBA 楽天 93.0 92.3 +0.8
3 3 Google Google 87.2 87.1 +0.0
4 6 amazon.co.jp アマゾンジャパン 84.0 85.4 -1.3
5 4 Microsoft マイクロソフト 83.1 86.3 -3.2
6 11 Panasonic 松下電器産業 82.4 79.3 +3.1
7 12 EPSON セイコーエプソン 80.3 78.5 +1.7
8 10 MSN Japan マイクロソフト 80.2 79.6 +0.5
9 21 Canon キヤノン 79.9 75.3 +4.6
10 7 松下電器産業 松下電器産業 79.8 81.6 -1
こうしてみると、Yahoo! JAPAN、楽天相手に勝負をしているライブドアは、ブランド面ではまだまだということも分かります。トップ3は揺るがず。強いですね。
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欧米での企業ブログのケーススタディ
Webマーケティングの近未来 第20回~欧米での企業ブログのケーススタディ(その2)
もともと7頭の牛から始まったという強い個性を持つ企業が、現在は1800万カップのヨーグルトを毎月生産する企業へと急成長したが、その個性が十分に伝わっていないのではないかというのがCEO Gary Hirshberg氏の懸念であった。アメリカでの大統領選挙における政治ブログの活躍から、ブログがこのような啓蒙活動に最適なツールであるという結論に至り、今年4月、5つのブログを開始した(そのうち1つは止めており現在は4つ)。運営にはPRディレクターの下で、Christine Halvorson氏が1人で担当している。彼女はアメリカでもまだめずらしいオフィシャル企業ブロガーだ。
オフィシャル企業ブロガーという立場は、具体的にはどういうものなのでしょうか。企業公認でブログを書いているのは当然だと思うのですが、社内の人? それとも社外の人? いずれにしても、企業に公認されるだけの力量を持ち、一人で4つのブログを運営していくというのは大変なことだと思います。
内容として興味深いのは、ほぼすべてのポストに、同様の内容のメルマガの購読・解除の方法とRSSフィードの受け方へのリンク情報が入っている。
以下のような形で挿入されていますね。
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これは確かに興味深いです。恐らくは検索エンジンからの来訪者に向けた対策だと思いますが、ナビゲーション部分を極力減らし、記事を読んで貰うことに集中して貰い、記事の最後で注意を与えるという方法は効果的ではないでしょうか。毎日見ている人にとっては、意外に気にならないものではないかと思います。
コメント、トラックバックは公開しており、「誰が最初の米国女性大統領になるか」とか「神は男か女か」など議論になりそうな話題を提供するように心がけているという。
日本の企業では多くがコメントを閉じ、あえて議論が起こらないよう対策しているのとは反対です。これもまた、興味深いです。しかも、政治であったり宗教的な話題だったりするのですから。
さて最後に、トラフィックの量を見てみたい。すべてのブログを合計すると、6月からの総計で16万ビジター、また各ブログでは毎月4000から28000の間で、毎月徐々に伸びているという。また、これ以外にメルマガの購読者がそれぞれ数百から1700あるという。
この数字について「果たして売り上げ等に影響を与えているか」という問いにHalvorson氏は「通常のPRと同じで簡単には関係は測れないが、環境や健康に対する情報を送って消費者との関係を構築することで、スーパーの棚の前に立ったときにStonyfieldを選ぶ要因になるはず」とコメントしています。
オンラインからの直販だったりすれば効果測定も可能ですが、こうした製品の場合、さらにその他のマーケティングが行われてたりして具体的に説明するのは難しいところです。しかし、
・消費者との関係を構築
することで、
・スーパーの棚の前に立ったときにStonyfieldを選ぶ要因になるはず
というのはあながち間違ってはいないと思います。そのためのコメント欄であり、トラックバックだと思いますから。
ビズブロ界のキーマンに聞く!:第2回 P&G「I ♥(ラブ) 困ったさんコンテスト」で渡辺氏は、コンシューマ向け製品がキャンペーンにブログを用いる意味について次のようにコメントしています。
そう考えると、まずはテレビに代表されるようなマス広告が、現時点では一番有効な方法です。ただ、次のステップとして、商品を深く理解してもらう過程があって、その結果、商品なりサービスの“ファン”になってもらうことが、購買にたどり着く最後の後押しになる。今回の「困ったさん」コンテストを実施したことで、それを実現させるための1つの方法としてブログが新たに加わった実感はありますね。
このことを分かりやすく「テレビが顔面パンチだとしたら、ブログはローキックを地味に打ち続けてじわじわと追い込む、みたいな戦法かな」と例え、その後も「ブログで消費者のハートをガッチリつかめば、その後も持続性はあると思います」と続けています。現場の人の意見だけに、こうした実感は確かなものではないでしょうか。
記事では次のようにまとめいてます。
有機農法、環境、健康というスローライフ的な、あるいはソーシャルマーケティングに沿った商品・サービスでは、30秒CMや雑誌1ページの広告というよりは、このようにブログやメルマガを使ってコミュニティに語りかけて長期的に関係を構築していくことが有効なマーケティング手法であるという、ひとつの事例ではないだろうか。
日本でも今年は、ブログを取り入れたマーケティングというのは広まると思いますが、コメント欄をオープンにしてチャレンジする企業は果たして現れるでしょうか? ブログ自体がどのような使い方をされるか、にも注目していきたいと思います。
▼ブログではじめる!ノーリスク起業法のすべて―あなたの日記をお金に換える法
新年明けましておめでとうございます
2005年もeNatural.org、有限会社イーナチュラルをよろしくお願いいたします。
おかげさまでeNatural.orgも春には開始から丸2年を迎えます。
今年も有益な情報をお伝えできるよう頑張りたいと思います。