2005年4月27日
IEのシェアは86.63%
Web分析会社OneStat.comは4月26日、Firefoxを含むMozillaブラウザが世界Webブラウザ市場の8.69%を占めていることを報告した。MicrosoftのInternet Explorer(IE)は市場の86.63%を握り、AppleのSafariはシェア1.26%で3位に付けた。Netscapeはシェア1.08%、それに1.03%のOperaが続いた。
1位 IE系 86.63%
2位 Firefox系 8.69%
3位 Safari 1.26%
という順番だそうです。Firefoxが着実に伸びています。もうじき1割に到達しそうです。果たしてIEの新しいバージョンが登場して挽回できるのかどうか、というところが今後の注目でしょうか。
「Firefoxの急速な世界シェア増加が今は減速しているようだ」とOneStat.comの共同創設者ニールズ・ブリンクマン氏。同社は昨年11月、Mozillaの世界シェアを7.35%と報告している。「Mac向けIEのユーザーがSafariに乗り換えているようだ。Safariの世界シェアはまだ伸びている」
Mac OS X 10.4もリリースされますから、Safariの動向にも注目が必要です。
ブログキャンペーンの失敗例
欧米での企業ブログのケーススタディ(10) - nikkeibp.jp - Webマーケティングの近未来
以前、このシリーズで「Raging Cow」という、アメリカで最悪の例と言われているブログキャンペーンの話をした。今回も、ブログキャンペーンの失敗作について話をしたい。それもアメリカ市場における日本企業のブログキャンペーンについてである。
ブログを利用したキャンペーン展開を考えている企業は日本でも多いでしょうから、こうした失敗例は気になるところではないかと思います。アメリカ市場で失敗した日本企業となれば、なおさらでしょうか。
ブログの内容は2本の記事だけで、1本目は自動車メーカーであるマツダのCM2本へのリンク。1本目のCMは、マツダの新車Mazda3がスケートボーダーを真似て高いところからジャンプするというもので、もう1本はブレークダンサーをMazda3が真似、逆さまになって回転するというもの。いずれもジェネレーションYと呼ばれる25歳以下の世代をターゲットにしたと思われる内容だ。
「偽ブログであるという批判の記事が数々のブログにあがり、それを証明しようとする試みが始まった」ということで、ブロガーたちが強く反応し、様々なことが暴かれていったそうです。
・いかにもプロモーション用に付けられた名前である
・個人が使用するようなホスティング会社ではないこと
・バイラル専門の広告会社のサイトのコンテンツが利用されていること
などが明らかになり、その後いきなりブログは消えてしまったそうです。「マツダもその広告代理店Donerも、Sarkissian Masonも、HalloweenM3への関与を一切否定している」
明らかなのは、作為的なキャンペーンはすぐにバレてしまうということでしょうね。口コミ効果を狙うために、一般の人が書くブログを演出したいのでしょうが、どこかでほころびが出てしまうものです。キャンペーン用ブログであることを明かした上で、真摯な対応が望まれているのではないでしょうか。誰しも、キャンペーンに利用されたいとは思いませんからね。
マツダは、ヨーロッパで2002年、2003年と数々のバイラル広告キャンペーンの成功事例を作ってきていたが、ここに来てこのHalloweenM3のお陰でブログ界での批判の記事があがり、検索エンジンなどでもこれらの記事が高いランクに上がるようになっている。
こうした傷跡を、いつまでもさらし続けることになってしまうんですよね。
ブロガーの事実を求める姿勢の強さを考えなければオンラインでのキャンペーンは成り立たなくなる、ということであろうか。
同感です。
2005年4月22日
「ブランド・ジャパン2005」結果発表、トップは?
「ブランド・ジャパン2005」結果発表、消費者の評価トップは「ソニー」 - nikkeibp.jp
これによると、消費者が評価するコンシューマー市場調査(BtoC調査)では、1年前の前回調査で第2位だった「ソニー」が今回の首位となった(表1参照)。前回トップだったディズニーは第3位である。第2位には前回5位の「スタジオジブリ」が登場。第4位は前回3位の「トヨタ自動車」である。また第5位は前回と比べて大きくブランド力が上昇し、初のトップ5入りを果たした「ヤマト運輸」だった。
ヤマト運輸の53位→5位と、
ユニクロの28位→6位が、
大きく目立ちますね。
ソニーは偏差値で見ると、84.8→93.0にと飛躍的にアップしています。Yahoo! は4位→7位と順位を落としています。
BtoB市場では、14位→7位のAppleが目立っています。
欧米での企業ブログのケーススタディ「建築業界」
欧米での企業ブログのケーススタディ(9) - nikkeibp.jp
Northfield Construction Companyは、ミネソタ州ミネアポリス・セントポールから45分ほどのノースフィールドにある社員数名の建築会社だ。ノースフィールドは、人口が1万8000人ほどの小さな都市で、小さなコミュニティにおける建築会社は、そのコミュニティとともに存在し、そのコミュニティからの仕事が主で、コミュニティでの様々な問題と直結している。このため、ブログなどを使ったパーソナルなコミュニケーションは有効だ。
記事では「建築業界は、Webマーケティングが得意と評価される分野ではない。ブログなどという新しい手法についても着手が遅いのが現状ではないだろうか」と評されています。確かに、建築業界にはウェブマーケティングに精通した人材は多くないかもしれませんが、地元に密着して活動していくには、ブログを使用したコミュニケーションは最適と言えるでしょう。
内容は、現在、進んでいる仕事の進行状況や、社員と家族の紹介、Ray Cox氏の家族の話題、ノースフィールドで行われたイベントなどの様子などを伝えている。週に1回程度内容は更新しているという。
「実際にブログを見るとよくわかるが、建物を作っていくプロセスというのは、とてもブログに合うコンテンツだ」ということで、そうなんですよ。コンテンツとしては、ピッタリなんです。
日本でも、
・Architecture-lab
・無垢の家のつくりかた
・古民家再生日記
・輸入住宅のネキストホーム(ブログ編)
などの事例がありますが、
・どのように建てるのか
・どういったデザインがあるのか
といったアピールをするには、ブログはうってつけなのです。
最後に、
企業ブログを語ると、どうしても不特定多数への影響力を考えがちであるが、実はある特定のコミュニティに向けた情報発信が有効であることがわかる。自分たちもその中にいるようなターゲットコミュニティをきちんと設定して、ブログを立ち上げることの重要さが問われているのかも知れない。
と書かれていますが、これは本当にそう思います。
インターネットが一般の人たちの手に届くようになり、グローバルがキーワードになりました。一方で、地域格差を無くすということで、地方にも光が当てられました。Appleの「Think Different」をもじって「Think Local」などと当時は勝手に呼んでいたのですが、いまは検索業界でも地域検索が出てきたり、またCraiglistのような地域情報コミュニティが求められているという背景もあります。
そうしたことを考えていくと、必然的にブログを使用することで日本中、世界中のマーケットをターゲットにビジネスができるということも言えますし、逆に地域のコミュニティに根ざした情報発信もできるということになります。少し勉強すれば誰にでも更新できるようになりますから、様々な業界でブログを使って欲しいものです。
「ビジネスブログのつくりかた」紹介感謝!3
「ビジネスブログのつくりかた」を紹介して頂いたブログを紹介させて頂きます。
ありがとうございました!
ブログって何かというところから始まり、企業にとって、ブログはどんなメリットがあるツールなのか、どういった活用方法があるのか、運用にあたっては何を事前に検討しておくべきなのか・・・などが、本当に丁寧に書かれている。ざっくりした感覚だと、2日間6万円の実務担当者向けビジネス講習を受けにゆく・・・そんな感じの内容だ。
6万円の実務担当者向けビジネス講習だなんて、最高の褒め言葉ですね。ありがとうこざいます。しかも、書店で平積みされている様子までレポートして頂いて、感謝です。
で、書き手の話に戻すと、大きな企業になればなるほどブログの中身(コンテンツ)を誰がどう書くのか、いろんな人間の横槍が入る分だけ難しくなるんじゃないかと思うんです。そういう意味では、外部のライターをもってきて書かせてみて、これはダメだとかこの表現をやめろとか伝えるだけで、へいへいわかりやしたって感じで上手くまとまる気がするんです。そりゃ、書くこと関してはプロなわけですから。
ぼくも、そう思います。ブログならではの“空気感”と“距離感”を知っているライター、編集者の重要性は増すと思います。
▼うら@らむ 村山らむねの裏ブログ: ネタフル小暮さんが本を書きました
現場の人にとっての有意義なテキストブックになっています。 事例が豊富。それも、大手だけでなく、歯医者さんや美容院さんなど中小規模の事例が詳しく書かれているのも特徴的。 それから、RSSというものの便利さについてかなりページを割いています。RSSって何?と、いまひとつよくわからなかった方は、目からうろこでしょう。
例えば、RSSリーダが世間一派にどれだけ浸透するのかは分かりませんが、RSSを使ってできること、そしてRSSを使うと便利なことに関しては勉強しておいて損はないですね、間違いなく。
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おかげさまで、たくさんの方に紹介して頂いたおかげで、なんとAmazonベストセラーランキングで最高41位を達成しました。ビジネスとかITといったカテゴリーではなく、全体で、です。これには社内一同、驚きの声を上げてしまいました。本当にありがとうございます。
▼ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!
テレビ広告の絶頂期は2006年、その後はインターネット広告の時代が来る
ITmediaニュース:テレビ広告の絶頂期は2006年、その後はインターネット広告の時代が来る
テレビ広告のシェアは1980年移行、上り調子で推移しているが、そのピークは2006年に上限に達し、それ以降はインターネット広告が力を増してくるだろう。フランスの広告代理店PublicisのZenithOptimedia事業部はこのように世界の広告市場を予測している。
この調査によると、テレビ広告費は順調にシェアを伸ばしているものの、2006年に37.9%のピークに達した後は2007年に37.8%に減少すると予想されています。理由は「広告主がインターネットに予算を振り向けるため」と結論づけられています。2007年と言えば、もう再来年です。すぐと言っても良いかもしれません。
インターネット広告は2003年の3.2%から2004年に3.6%へとシェアをアップさせています。2007年には4.4%のシェアを獲得している見込みだそうです。テレビ広告とインターネット広告のシェアには、まだまだ大きな差があるのですが、インターネット広告の伸び率は2004年に21%と、全体の7%を大きく上回っているそうです。
2005年4月20日
Search Engine Strategies Conference & Expo 2005 Japan 基調講演レポート
本日午前中、有明TFTで開催されている「Search Engine Strategies Conference & Expo 2005 Japan」に行ってきました。Yahoo! JAPAN 検索企画室室長 井上氏の基調講演を聞いてきましたので、そのレポートをお送りします。
昨年、新宿で開催されたSearch Engine Strategies 2004と同じく、会場はあまり広くはありませんでした。しかし、参加している顔ぶれは増えていますし、何より参加者の数もかなり増えたのではないでしょうか。
「ライフエンジンとマイメディア」と題された基調講演の最初に、井上氏もそのことに触れられていました。「去年の倍以上に増えているのではないでしょうか」と。昨年の基調講演の時には、井上氏も客席にいて、ぼくも挨拶させて頂いたのですが、今年は壇上におり、IT業界のスピードを感じました。
以下、メモから箇条書きでレポートします。
ヤフーはYSTを採用してから1年経過していないのでサーチ1年生である。
■ライフエンジン
ライフエンジンとは、何をするにもいつもYahoo!、生活をより豊かにするものであり、Yahoo! が目指しているものである。
ライフエンジンが提供するのは、
・効率 目的のものをすぐに探せる
・つながり コミュニティ
・拡張性 いろいろな要求に応える
である。
「生活に関する情報源調査」 89項目のリサーチから、人がどうやって行動を起こすか調べたもの。
過去12ヶ月に知りたい、興味がある情報を探したり調べたりしましたか?
検索・天気・ニュース・地図 ヤフーでよく調べる
法事・葬儀・墓 行動しないしヤフーで調べもしない
口座残高・銀行 行動するがヤフーは使わない
ウェディング 行動しないがヤフーを使う
検索が使用されたのが38.8%で、その内Yahoo! が利用されたのは33.3%であった。こうしたことからも、ライフエンジンというコンセプトは欠かせないものとなっている。
■マイメディア
・私の趣味嗜好に基づくメディア
・私を私として扱ってくれるメディア
・私にとって有益なメディア
→個人個人を大切にする
サーチクエリーの分布図を紹介し、サーチクエリーが多種多様であることを示す。
・ランキングのトップ3,600で全体の18%
・1カウントクエリー/ユニーククエリー数=63%
つまり、その人しか入力しないクエリーが全体の63%を占めている
■ヤフーサーチの方向性
ビデオリサーチによる2005年2月の検索エンジンシェア。
Yahoo! 57.3%
Google 24.2%
MSN 8.1%
goo 2.9%
Biglobe 2.0%
その他 5.5%
↑方向性
■ Sharedサーチ 友達や同僚と知識を共有したい
■■ Personalサーチ 自分の情報を管理したい
■■■ Verticalサーチ 特定の分野で探したい
■■■■ Webサーチ 全般的なことを知りたい
→カバレッジ
・Webサーチ
YSTは2004年5月31日から。自社のテクノロジーで最高のサービスを目指す。
RCFPT(というコンセプト?)
Relevancy 関連性(順位)
Comprehensiveness 網羅性
Freshness 最新かどうか
Presentation 見た目、使いやすさ
Trust ユーザからの信頼
・Verticalサーチ
商品検索、知恵袋
旧来のサーチエンジンは、
・インデクスを引いてくるだけの一方通行
・ユーザのフィードバックはない
・誰がサーチしても同じ結果
・文章、アンカーテキスト、リンク等の統計処理
であった。
フィードバックのある検索エンジンになると、「Myサーチ結果」が得られるようになる。
・Porsonalサーチ
サーチ結果に自分のフィードバックが利用される。
・Sharedサーチ
自分だけでなく友人、同僚のフィードバックも利用される。
■Yahoo! のログインサービス
全サービス数は約80で、その内ログインを必要とするのは55である。2005年3月にログインしたIDは1,310万IDであった。
こうしたことから、日本でもっともPorsonal、Sharedサービスのポテンシャルを秘めた会社であると言える。
■Yahoo! 商品検索
ミッション:お買い物の入り口No.1を目指す
ECサイト全てを網羅したい
今日に合わせて機能拡張を行った。
・関連検索ワード
・価格絞り込み
・カテゴリー絞り込み
「商品検索!」と「!」を付けると、検索窓からサービスにダイレクトに。
商品検索のインデクスの仕組み
・ヤフーショッピング
・外部サイトのクロール(構造化されたページが重要)
・外部サイトからのフィード(TSV形式のファイルをサーバにアップロードしておく)
↑企業の新しいプロモーションになる
■知恵袋
ミッション:あらゆる「知りたい」に答える
・ユーザの質問から始まる
・質問者がベストアンサーを選ぶ→Q&Aの完成→Knowledge
・Webサーチ(他人中心)とは対極の関係にある知恵袋(自分中心)
→Webサーチはページ制作者の意図を読み解かなくてはならない
質問数:377万
回答数:1,429万
Knowledge:173万
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講演を聞きながら、Sharedサーチの方向性というのは、SNSと連携するのかな、と漠然と考えていました。似たような趣味嗜好を持っている人と情報を共有できるのであれば、検索の精度が上がるとも考えられます。
検索エンジンが莫大なトラフィックを生んでいる一方で、こうした個人にフォーカスした戦略を着実に歩んでいることも実感できました。
昨年の様子はSearch Engine Strategies 2004 Google基調講演レポートで。
2005年4月18日
銀行のブログマーケティング最前線
大手銀行がブログを開設したということで、nikkeibp.jpはじめ多くのニュース媒体で取り上げられたことから、この1週間でサービスやブログの知名度がアップしたのは間違いありません。開始から丁度1週間(このコラムは4月4日に書いてます)、この間に新規契約が一気に増えていたとしたら、目的は達せられたことになりますが・・・。
開始からわずか1週間、まだ記事が3つしかアップされていない段階ではありますが、個人的に期待が大きかっただけに、ちょっと肩透かしにあった感もあります。以下、気になった点を挙げてみます。ということで、いくつか改善点が挙げられています。
銀行のブログに限らず、一般的なビジネスブログ構築の際にも参考になると思います。短期的なキャンペーンのブログではありませんので、中長期的な視野で構築・運営していくことが秘訣かもしれません。
「ビジネスブログのつくりかた」紹介感謝!2
「ビジネスブログのつくりかた」を紹介して頂いたブログを紹介させて頂きます。
ありがとうございました!
『ビジネスブログのつくりかた』は、blog というツールをいかにビジネスユースに活かすかについて述べた本だが、しかし、コンシューマ・ユースとして blog を楽しんでいる人にとっても有益な内容に満ちあふれている。もちろん、書名のとおり「ビジネスブログ」を構築・運用する上でのノウハウも必要かつ十分な量と質とで網羅されている。
そして、「ブログは“手段”であり“目的”ではない」をポイントとして挙げて頂いています。「Blog はたしかに“手段”だ。しかし、大いなる可能性を秘めた“手段”である」とも。同意です。
読み終わったら、改めてレビュー記事を書いて紹介したいと思うが、仕事でWEBにかかわっている方には強くオススメ。多分もう本屋さんに並んでいると思うので、どこかで見かけたら中をぜひ見てみて欲しい。
ありがたいことに平積みして頂いている書店もあるようです(うちの母リサーチによる)。
▼Modern Syntax : ビジネスブログのつくりかた
というわけで、人それぞれ趣味や嗜好もあると思いますが、「どっちがいい?」と聞かれたら、BlogPeopleが登場するというだけで無条件に「ビジネスブログブック」をお勧めしたいと思います。
個人的には「ビジネスブログブック」と「ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!」は、どちらも読んで欲しい一冊です。
モダシンさんも本音の前には、このような素敵な言葉をお寄せ下さっています。
内容は「なんかよくわかんないけどブログというのが流行っていているらしく、それを自社のHPに取り込まなくてもいいのか」といった漠然とした不安を抱えている企業の年配の方には最適なのではないかと思いますが、ブログに慣れている人でもなかなか言葉で説明しずらい「ブログ感」というものをうまくまとめているので、自分のボキャブラリー充填補足目的で読んでみても得られるものは大きいと思います。
ありがとうございます。うまい具合にビジネスブログ本を3冊紹介するネタとして利用して頂けて幸いです。
▼社長日記 - ムラウチの社長ブログ: のぶひろ、ブログ本に!
僕も「ブログ社長」と名乗ってるくらいですから、今やブログについては人よりかなり詳しいと思ってますがその僕から見てもこれは“ストロングバイ”の1冊です。
ムラウチ社長のインタビューは、ビジネスブログで掲載したものを再掲いたしました。ムラウチ社長の取材ではぼくが写真撮影を行っていたのですが、それが書籍にも掲載されているのは不思議な気分です。新会社ムラウチドットコムも創業さてれ、ますます勢いが加速していく予感です。
[ビジネスブログ] ビズブロ界のキーマンに聞く!:第3回 ムラウチドットコム ストアブログ
http://www.businessblog.jp/blog/000017.html
書籍と併せて、ビジネスblog特集記事も読んで頂くと、よりリアルにブログの現場をご理解頂けるのではないかと思います。
▼ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!
2005年4月13日
マクロメディア、Flashの大幅な機能強化を発表
「今回のFlashのアップデートはかつてないほど大規模なものになる。われわれはプレイヤーの性能を劇的に改善したほか、これまでは無理だった視覚的な表現を可能にする機能も追加した。動画やテキストレンダリングの質は非常に高いものになっている。これほど数多くの改良を加えたプレイヤーのアップデートはこれまでなかった」と、Flashforwardでの講演を終えたLynchは述べた。
Flash 8は、インタフェースが変更され、Dreamweaverなど他のMacromedia製アプリケーションを使い慣れたデザイナーにもさらに使いやすいものになるそうです。
Flashでのビデオ再生機能を改めて強調したそうですが、確かにFlashでビデオ再生されるとシンプルで分かりやすいですね。プレーヤーが起動するよりスマートですし、Flashプラグインで事足りるというのも良い感じです。
Macromediaは、ウェブでビデオクリップを見る際に、エンドユーザーが自分の帯域幅とプレイヤーの種類を指定しなくてはならないことを茶化したプレゼンテーションを見せ、Flashならこのような手順を踏まずに済むと売り込んだ。
「ビジネスブログのつくりかた」紹介感謝!
「ビジネスブログのつくりかた」を紹介して下さった記事を紹介します。
#昨夜、Amazonで51位まで上昇しました。購入して下さっているみなさん、感謝です。
早く読むことができたことは良かったのですが、困ってしまっています。
何が困ったかというと、このブログで書こうとしていたことのすべてが、この本の中に書いてあるからです。
▼Picnic* Design Network: ビジネスブログのつくりかた
…と、冗談はさておき、最近乱発されているブログ本ですが、きっとこの本はアタリに違いありません。これはあくまでも本マニアの勘ですが…。
2005年4月12日
COMPUTERWORLDにコメント掲載
COMPUTERWORLD 5月号の連載記事「ビジネス・ブログ」で、小暮のコメントが紹介されました。一言ですが。P.125です。増田さんがインタビューで各所を回られているようで、「ビジネスブログ」として現場の情報が紙媒体で読める、という意味で注目の記事となっています。
「ビジネスブログのつくりかた」書評感謝!
昨日の夜、上野駅構内の書店で「ビジネスブログのつくりかた」が5冊、置いてあるのを見つけました。Amazonではなく、リアルな書店で見ると、やはり感慨深いものがあります。場所はコンピュータ関係の書籍ではなく、ビジネス本のところでした。
本屋にないという方はAmazonでも購入可能です。ただいまなんと381位! 昨日の夜は970位とかでしたので、朝見てびっくりです。
秀和システム (2005/04/09)
売り上げランキング: 381
通常24時間以内に発送
さてビジネスブログを、お世話になった方や友人に献本させて頂いているのですが(順次発送作業中です)、届いた方で、早速読んでブログの記事にして下さっている方がいらっしゃいましたのでご紹介します。
まずは、29manこと渡辺英輝さんです。
29man the radical dubber: 「ビジネスブログのつくりかた」はアルファブロガーによるブログ成功本だった!
これはGarrett氏が提唱したユーザーエクスペリエンスの考えと共通しているポイントが数多く見受けられます。ここが「ビジネスブログのつくりかた」が他のブログ本と大きく異なる点ではないかと29manは感じました。「質の高いユーザーエクスペリエンスを備えたビジネスブログ」を作る!これこそがビジネスブログが目指すべく正しい方向性なのではないか?と思います。
そして「俺と100冊の成功本」の聖幸さんです。
[俺100]:ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!
実際の事例も豊富ですし、すべて著者の方々が業務で(プライベートでも?)実践されてる事なので説得力がある一冊でした。
お二人とも友人ですし、献本して書評をブログで書いて貰うというのは手前味噌的に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に友人であり影響を受けている人たちでもありますので、これに関してはご容赦ください。
さて、どちらの書評でもポイントとして出てくるのが第二章です。
【第2章】まずは基本戦略を設定する
―ブログの方向性を決めよう―
何を目指すのか―目的の設定
誰に伝えるか―ターゲットの設定
何を伝えるか―テーマの設定
どうやって伝えるか―コンテンツの設定
誰が書くか―書き手の設定
ブログの名前を決める―ブログタイトルの設定
ブログに限らず、通常のウェブ制作でも重要になるポイントですが、ブログを作ることが目的化してしまい、少しおざなりになっている部分があるかもしれません。基本的なことですので、ビジネスブログを検討している方には、今一度考えて欲しい部分です。
渡辺さんも「彼等は個人で立証された揺ぎ無いノウハウと実績を持ち合わせた最強のウェブコンサルタント集団である」と最高の言葉でイーナチュラルを説明して下さっていますが、確かにどのノウハウに関しても、自分たちで実証してきた、というのがぼくたちの強みかもしれません。
二人とも褒めすぎの感はありますが、私たちが本で主張したかったことを非常に的確に捉えて頂きました。ありがとうございます。
2005年4月 8日
ブログとメディア
ブログ人1周年記念の対談企画。
業界に先駆けRSS配信とトラックバックを実装した、"CNET Japan"を運営するシーネットネットワークスジャパン株式会社の初代代表取締役社長の御手洗さんと、タワーレコードの情報サイト"bounce.com"を運営している株式会社NMNLの代表取締役社長であり、タワーレコード(株)代表取締役社長にもこの程就任されたの伏谷さんにご登場いただいての対談をお送りします。
なんともこう、胸にすっと落ちてくる対談でした。御手洗さんはブログもいつも拝見していますが、シンプルに分かりやすく伝わってくるのが凄く良いですね。
興味深かったのは、以下の行。
伏谷氏。
バイヤーは確かに商品を仕入れて売るのが仕事です。だから情報収集やレコメンドに優れたバイヤーは自分でブログたててアフィリエイトで食べていけるかもしれない。それはさっきの「自分にとって都合がいい」ということでもあります。ここで、私が考えなければならないのは、会社として、そういう人達に「この会社に所属して働きたい」と思ってもらうにはどうすればいいかということです。
それに対して、御手洗氏。
個人のモチベーションとビジネスをうまく繋げるシステムを作る必要がありますね。
この辺はまさに、経営者の仕事なんでしょうね。
現実問題として、自分でコンテンツを作り出せるセンスのある人は、ブログを書いたりアフィリエイトを導入することで、食べていけてしまう時代になっていますから、会社としてはそうしたセンスある人たちとどう繋がっていくのか、繋がっていけるのか、ということも考えていく必要があるのでしょう。
一つにはトラックバックによる繋がりはもちろんありますが、
でも根っこにあるのはやはり「ブランドの価値」です。トラックバックを打ちたいと思わせるブランドを作ることが必須なんです。良いコンテンツ、記事を作り、自分達を磨くことが、外への繋がりを生み、さらに良いブランドを生むんだと。
という御手洗氏の言葉に同感です。良いコンテンツを作ること → ブランド向上 → 外部との良い繋がり → さらに向上という当たり前の流れなのですが。今はこの当たり前の流れを、トラックバックという目に見える形で押さえられるようになったのは、進化でしょう。
先日、東京三菱銀行がブログを開設しましたが、コメントあり、トラックバックありで、一見リスクがあるようにも見えますが、真摯な対応を取ることで、ブランド向上に大きく役立つのだと思います。
「今後CNET Japanがユーザーを記者に引き抜くことってありますか?」には、
御手洗: ああ、すでにそれは実現してます。記者という形ではないけど一緒に仕事をすることはあるんです。それをきっかけに、大手メディアで活動を続けている方も実際にいますよ。
「ではbounce.comに良いレビューをトラックバックしたら、バイヤーにと声がかかることもあるんでしょうか、伏谷さん?」
伏谷: ありうるね。実にありうる!
だそうですよ。
メディアと個人がダイレクトかつインタラクティブにやり取りできる時代、です。
▼ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!
2005年4月 6日
「ビジネスブログのつくりかた」できました
私と小暮とで執筆した「ビジネスブログのつくりかた」がいよいよできました。
まだ見本誌の状態ですが、目の前に自分たちが書いた本があるのは、ちょっとうれしいものですね。ビジネスブログの概念から企画・構築・運営、そして業種毎の事例も豊富に書きましたので、お手にとってみてよろしければ是非お買い求め下さい。
4月9日より順次、各書店で発売されます。
本の目次です↓
第1章 基本がわかるQ&A10問
第2章 まずは基本戦略を設定する
第3章 ビジネスブログ活用例
第4章 実際にブログを始めてみよう
第5章 ブログの効果を検証する
第6章 ブログを書き続けるテクニック
第7章 ビジネスブロガーに聞く
2005年4月 5日
大企業のトップが書くブログ
Webマーケティングの近未来 第33回~欧米での企業ブログのケーススタディ(その7)
欧米でも、企業ブログの多くは、IT系の企業と中小企業によるものが多い。広告・マーケティング予算が限られている中小企業で、会社の情報をどこまで出していいのかを最も的確に判断できるのは社長であることから、中小企業の社長ブログが多いという傾向は、何も日本だけのものではない。今回は逆に、大企業でのブログの例を取り上げてみたい。販売台数世界一の自動車メーカーGeneral Motors(GM)のブログ「Fastlane Blog」だ。
例えば日本で大手企業の社長がブログを書いている事例としては、ニフティ社長の古河建純 インターネットBlogがあります。
ココログと同時にスタートし、いつまでも続くのかと多くの人が見守ってきましたが、2005年4月現在もきちんと更新が続けられています。時には疑問に答え、主には自分の考えや社内の様子を伝え、ニフティという会社の姿を伝える無くてはならないブログに成長したのではないでしょうか。
100SHIKE:アルファブロガーは荒野を目指す、のかという記事では、インフルエンサーとなるブロガーには経営者が多い、ということが挙げられています。もともと情報発信が得意な人が経営者向き、ということもあるかもしれませんが、経営者であってもブログ適性がない人も少なくはないでしょうから、古川社長は非常にうまくハマったのではないでしょうか。
さて話を戻すと、アメリカではGeneral Motors(GM)の副会長Bob Lutz氏が執筆するブログ「Fastlane Blog」が話題になっているそうです。
ブログのドメインがGMのPR会社で登録されていたことから、本当に本人が書いているのか、担当者が代わりに書いているのでは、といった疑問が起こったそうですが、Bob Lutz氏が次から次へとエントリー書くことで薄れていったそうです。
このブログは、主にBob Lutz氏が新製品などについて数日置きに伝えるようなフォーマットになっているが、先日、2005 Geneva Motor Showで発表されたCadillac BLTの話題からことは始まった。
詳しい内容は記事を拝見して頂くとして、興味深いのは、Bob Lutz氏とブロガーとの間で「対話」が行われ、一方的にPR情報を流すだけのブログではなかった、ということです。
Bob Lutz氏が消費者のコメントに丁寧に答え、さらに自分の言ったことを修正したり、実際にアメリカに持ってこない理由を正直に公開するなど、Bob Lutz氏がブログを理解しているという意見が多数を占めている。これらのコメントはGMが利益を追求していることを批判もしていない。
ブログを開設する際に、何かしらのトラブルを懸念する企業が多いと思いますが、基本的には真摯に対応する、というのが最も重要なことのようです。
記事では「大企業のトップがブログを公開し、インフルエンサーや消費者と正直に直接対話をすることは、企業を今までのようなただ利益だけを追いかけるのっぺらぼうな存在から、人間味を感じさせる存在へ変えるのに役立つだろう」と書かれていますが、全く同感です。
AppleのSteve Jobs、MicrosoftのBill GatesやVirginグループのRichard Bransonなどは、ブログの存在前からそれを行ってきている。ブログというツールを持つことで、今までそうでなかった経営者もイメージを変えることができるはずだ。
次はあなたの番かもしれませんよ!
▼ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!
Yahoo! にクロールを依頼する方法
Yahoo! JAPAN - 検索結果に表示させる方法で、Yahoo! にクロール依頼することができます。登録は無料ですが、Yahoo! IDが必要です。
推薦されたサイトを検索エンジン用ロボットが巡回するまで、通常約2~4週間かかります。