2005年5月27日
インターネットマガジン7月号「誌上展示会 アクセスログ解析ツール」
2005年5月28日発売のインターネットマガジン7月号にて「誌上展示会 アクセスログ解析ツール」に、「ウェブマーケティングの必須アイテム」として、アクセスログ解析に関するコラムを4ページ執筆しました。
アクセス解析の必要性、重要な効果測定、成功のポイントなどに関して書いています。興味のある方は是非ご覧ください。92~95ページです。

2005年5月25日
ブログ更新を停止します
eNatural.orgをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
2005年5月を持ちまして、諸事情によりニュースピックアップによる情報配信をお休みさせて頂くことになりました。2003年5月に実験でスタートしてから足かけ2年、みなさまのお役に立てていたでしょうか。お役に立てていたなら幸いです。ありがとうございました!
#なお、イーナチュラルに関するアナウンスはしばらく更新していく予定です。
「ビジネスブログのつくりかた」にプレミアが!?
Amazonの「ビジネスブログのつくりかた」ページを何気なくのぞいてみたら、なんとマーケットプレイスで2,799円、2,800円という値段がついていました。
↓↓↓↓↓
新品の在庫が無いせいでしょうが、こんなこともあるんですね。
早く在庫を補充してもらえるよう、出版社さんにお願いしてみます。
2005年5月19日
「ビジネスブログ」は企業にとっての福音か
ITmedia エンタープライズ:「ビジネスブログ」は企業にとっての福音かというコラムを執筆いたしました。よろしければご覧ください。
Blogのビジネス活用の現場は、ホームページ登場のころと似ているかもしれない。歴史は繰り返されるものだが、今まさに、マスメディアも挙げてのBlogブームが到来している。果たしてBlogは、企業に幸運をもたらす“魔法のツール”なのだろうか?
2005年5月17日
HPでばれる会社のレベル
『ウチもそろそろホームページぐらい作らないと』
ウチもホームページぐらい作らないと
という社長の一言でホームページ作りが始まります。パソコンに強い社員が社内にいると会社案内をベースにホームページができあがります。
ホームページが出来たことを取引先に連絡し、経営者交流会で、『ウチもようやくホームページを作ってなあ。』等と社長自らが宣伝します。もちろん名刺にもURLをいれます。
しかし半年ほどすると誰もホームページのことを言わなくなります。ひどい場合はホームページの社長挨拶をクリックすると前社長の写真が出てきます。
いつの時代の話なんだろう‥‥という気もしないでもないのですが、現実的にまだこういう企業は少なくないのでしょうかね。
しかし笑ってもいられません。というのも、更新しやすくなったとは言え、ブログがこのようになる、いわゆる歴史が繰り返される可能性は十分にあるからです。
更新しやすいけれど、更新する内容がない、という事態に陥ってはいないでしょうか? アウトプットするためには、インプットしなくてはなりません。
新聞を読んでいますか? 本を読んでいますか? ニュースサイトを見ていますか? 他の人のブログを読んでいますか?
とにかく楽しみながら、なにがしかの情報を自分の中に取り込んでいきましょう。
「主要検索エンジン、検索結果上位の重複は3%だけ」
「主要検索エンジン、検索結果上位の重複は3%だけ」、米Dogpile.com - nikkeibp.jp - IT
メタサーチ・エンジンの米Dogpile.comは、検索エンジンに関して調査した結果を米国時間5月12日に発表した。それによれば、米Google、米Yahoo!、米Ask Jeevesを使って検索を行なった場合、トップページに表示される検索結果で重複するものは平均して3%だけだった。
この調査は、米ピッツバーグ大学と米ペンシルバニア州立大学の協力を得て実施したもので、それによると同じキーワードを入れて検索を行なった場合、表示される検索結果が大幅に異なっていたとのこと。
つまり、ユーザーの多くは、他の検索エンジンでトップに近い順番で表示された検索結果を目にすることが無いことになる。そのため、一つの検索エンジンに依存した場合、多くの情報を見逃してしまうことが明らかになった。
なるほど。
最近、テレビCMの始まったAsk.jpを使用していたのですが、確かに検索結果がGoogleと重なっていないように感じていました。ただ、キャッシュを表示する機能がなかったのでGoogleに戻りましたが。
使用感としては、右側に表示される「関連する話題を多くリンクしているサイトが表示されます」という「おすすめリンク集」も悪くないかな、と思いました。アドバイザー的に使用できそうです。
結論としては、「複数の検索エンジンで同時に検索を実施し、結果をまとめてランク付けして表示するDogpile.comのようなメタサーチ・エンジンを利用すれば、検索エンジンのユーザーは、これらの異なる検索エンジンのトップに表示される検索結果の多くを見つけることができる」という手前味噌的なところに落ち着いていくのですが、確かにこのような結果を見ると、メタサーチの必要性も感じられます。
CEEK.JP - 統合型メタサーチエンジンで検索してみると、確かに検索結果が検索エンジンによってバラバラなのが分かります。
個人的には、アルゴリズムが分かりやすい形で公開されているかどうか、を重視しています。なぜそのクルマが速いのか、なぜそのクルマがよく曲がるのかなど、本当に使いこなすのにはやはり仕組み部分を知る必要があるからです。
しかしそう考えていくと、多くの人にとって「多くの情報を見逃してしまうこと」はどれほど重要なのか、と思えてきてしまいます。全く見当はずれの検索結果だと困りますが、少なくとも真っ直ぐ走り、きちんと曲がるのが最近の検索エンジンですからね。
とすると、今後求められるのはスピードが出てよく曲がるだけでなく、目的地まで自動的に、しかも快適に連れて行ってくれる検索エンジンでしょうか。そこまで差別化しないと、区別にならないのかもしれません。
▼スタイルシート スタンダード・デザインガイド―SEO/ユーザビリティ/アクセシビリティを考慮した実践的HTML&CSSデザイン術
RSS広告の成果が確認される
RSSマーケティングガイド: RSS広告で成果が確認され始めた?
RSS広告が直近の4半期の中で2番目に高いトラフィック誘導を行ったと報告されています。
Sunの広告代理店が実施したイベントの宣伝キャンペーンの中で、2番目に多いトラフィックを生み出したのがRSSに挿入されていた広告だったそうです。
日本ではRSS広告社の立ち上げが発表されていますが、具体的にRSSフィードに広告を挿入している事例はまだ聞きません。そういう意味でも、こうしたニュースがあると、よりRSSに挿入される広告に注目が集まりそうです。
▼SEO・アフィリエイト・RSS・ワンクリックアンケート・XOOPSで集客力・収益力・リピート力がアップするウェブサイトを創る―ウェブサイトが生まれ変わる注目のテクニックを紹介
広報ブログの進化版「アフィリエイト広報室Blog」
ここまで来た!広報ブログの進化版 - nikkeibp.jp - インターネットで顧客をつかむ
このサイトは、一番上に「セミナーやイベントなどをお知らせします」と表示されていることからもわかるように、それらの告知が基本的な役割です。しかしブログの特長や機能をうまく使うことで、単なる告知サイトの枠を越え、LinkShareとアフィリエイト運営者のコミュニケーションの場に進化しています。
リンクシェアが「アフィリエイト広報室Blog」というブログを運営しているのは知っていたのですが、あまり詳しくは見たことがありませんでした。しかしこの記事を見て、改めてリンクシェアを見る目が変わりました。
Appleや無印良品など、有名ブランドがマーチャントとして参加していることが知られるリンクシェアですが、個人的にあまり積極的には使用していませんでした。というのも、あまり使い勝手がよくないと感じていたからです。
しかし最近ではシステムも大幅に改善され、使用できるバナー広告もセンスの良いものが多く、さらに積極的にセミナーを実施するなど、アフィリエイターを非常に大事にしている、という印象に変わってきていました。そこにきて、改めてブログを見てみると、個人ユーザを大切にしていくというリンクシェアのスタンスがよく見えてきます。
ブログの普及とともに、何かとアフィリエイトにも注目が集まっています。アフィリエイトで重要なのは、言わずもがな媒体となるサイトを運営するアフィリエイターです。アフィリエイターも人間ですから、単純に報酬が高いだけでなく、セミナーの交流やユーザ本位のシステムなどがあってこそ、アフィリエイトASPとして活用されるというものでしょう。
そういう意味では、ブログを立ち上げ、コメントやトラックバックで積極的に交流を促進しているリンクシェアの姿というのは、確かに「広報ブログの進化版」かもしれません。
LinkShareは以前、「個人アフィリエイターに冷たい」という誤ったイメージを持たれていたようですが、この「アフィリエイト広報室Blog」が、それを払拭する一助になったのは間違いありません。
2005年5月10日
大手メディアも注目するBlogマーケティング
ITmediaニュース:大手メディアも注目するBlogマーケティング
MicrosoftがPepsiCoとのプロモーションで、新しいXboxを数千人にプレゼントする――インターネットBlogのEngadgetの記事は、ゲームファンの間に騒ぎを巻き起こした。MicrosoftもPepsiCoも4月半ばに書かれたこの記事に対応しなかったが、数十のガジェット・ビデオゲーム関連のBlogがこの話題を取り上げ、Microsoftのマーケティング戦略から、次世代Xboxを当てるのに炭酸飲料を何本飲めばいいのかに至るまであらゆる憶測が飛び交った。
こうした例を出すまでもなく、企業がブログを活用したマーケティングを実施しようとしているのは明らかな訳ですが、「今年は一握りのBlogが十分な聴衆を開拓し、これまで以上に大きな広告費用を確保できるようになると予測」する人も。企業自身が運営するブログ、そして個人が運営するブログ、どちらもマーケティングにおいては重要なポイントになります。
Wonketteの発行元Gawker MediaとEngadgetを運営するWeblogs Inc.は、既にさまざまなBlogに広告を配信できるネットワークとして前進している。
メディア王ルパート・マードック氏は「ネット上の毎日のニュースを補完するために、ブロガーを起用するというコンセプトを実験してみたくなるかもしれない」としつつ、ブロガー起用の主なリスクとして「精度と信頼性の基準を維持すること」を挙げています。
最近では、サンプルをブロガーに配布し、記事あたり3,000円を支払うというビジネスモデルを構築した企業も登場しています。
記事1本で3000円!? : アフィリエイトこっそり報告blog(ブログ)によれば、サンプル提供会社は10,000円を支払うそうです。無制限に記事が増えていく訳でもなく、上限30万円で30サイトという計画も立てることができる訳ですから、サンプル提供側としてみれば悪い話ではないかもしれません。
ただ、サイトによってはアクセス数に大きな違いもあるでしょうから、今後はそうした細かい部分も詰められていくのでしょうね。3万円を支払ってでも、レビューを書いて欲しいサイトというのはあるはずですから。
ただ、そこで問題になるのはブロガーのモラルで、お金が貰えるから書きまくるのではなく、何らかのPRに協力している、ということを明記するなどの配慮も必要になるような気がします。
また、[eN] 最悪のブログキャンペーン事例を検証するのような最悪の事態も想定する必要があるでしょう。
欧米での企業ブログのケーススタディ(11)
欧米での企業ブログのケーススタディ(11) - nikkeibp.jp - Webマーケティングの近未来
彼女は、地元で売られている服のセンスが気に入らなかったことから、高校の3年の頃から自分で服をデザインし、作り始めた。いいデザインの服は高いし、オリジナルでないことが彼女にとって不満であった。彼女は、祖母から裁縫を学び、50セントで買ったTシャツを自分流にデザインしはじめる。このような方法で一点ものしかない彼女独自のTシャツができた。
ある学生が自分だけのオリジナルTシャツを作って大学で来ていたところ、そのTシャツを欲しいという人が現れます。これが彼女のビジネスのスタートとなります。
彼女のオリジナルの服のターゲット層は、ブログを書いたり読んだりする層であることから、すぐにブログサービスのLive Journalでブログを立ち上げ、マーケティング活動を始めた。ブログでは、彼女の身の回りの生活やペットの犬の話題、それに加えて、彼女や友達がモデルになったオリジナルの服の写真を掲載している。
全くの無名であり、しかも自分でデザイン、裁縫したオリジナルのTシャツに世界中から注文が入るようになり、月収800ドルを稼ぐまでになったそうです。
非常に将来的な可能性を感じさせるビジネスでもあり、スモールビジネスとして継続しても楽しそうです。「未来のスーパーマーケッター」と呼んでいる人もいるそうですが、広告宣伝費をかけずに自身のファッションブランドを立ち上げ、ブランディングした経験は、他のケースにも活かされそうです。
起業ができない理由には、資本がないとかコネがないとかがあるだろうが、このようにブログマーケティングでほぼ経費が必要ないとなると、あとはアイデア次第ということになる。もう他の言い訳ができない時代になってきたのかも知れない。
▼主婦もかせげるアフィリエイトで月収50万 パソコンひとつで成功!のコツ
2005年5月 9日
米オンライン広告市場急拡大、検索エンジンやブログ広告に注目
ITmediaニュース:米オンライン広告市場急拡大、検索エンジンやブログ広告に注目
Forresterでは大手広告主99社を対象に調査を実施。その結果、今年は広告主の半分近くが雑誌、ダイレクトメール、新聞といった従来型の広告媒体への出費を減らし、オンライン広告への支出を増やす計画であることが分かった。
・利用者数増で媒体としての価値が向上
ということもあると思いますが、
・キーワード広告などは低予算でも出向可能
・効果測定できる
といったことを基に、フレキシブルに広告予算やクリエイティブを変更することができるといった利点は今までの広告媒体にはない魅力ではないでしょうか。
2010年には全広告費支出の8%をオンラインマーケティング/広告費が占めるようになり、CATV/衛星およびラジオ広告費と張り合うようになると予想している。
新しい広告チャネルへの関心も強く、広告媒体としてブログに関心があると答えた広告主は64%にも上ったそうです。RSSも57%あります。まだまだ新しいテクノロジーだと思っていたのですが、関心の高まりが凄いですね。
・検索エンジンマーケティングは今後さらに効率性が高まる 78%
・テレビ広告は今後効率性が薄れる 53%
ということで、効果測定ができる故に効率を上げていくことができる、という利点に着目している人も多いようです。
広告は紙面からオンラインへ、変化するユーザー動向…米Forrester (MYCOM PC WEB)によれば、
「一般消費者の意識が大きく変化しているにも関わらず、ユーザーがオンラインに費やす時間と広告出稿者側が費やす予算との間には大きな隔たりがある。業務でのインターネット利用も考慮に入れたとき、ネットユーザーはその1日の時間の3分の1をオンライン上で過ごしていることになるが、これはおおよそ、彼らが1日にTVを見るのに費やす時間と同等である。にも関わらず、マーケティング担当者はいまだにオンライン広告に4%程度の予算しか費やしておらず、25%もの予算を投入しているTVとは対照的になっている」
とも。
アクセス解析は広告の効果測定ができるものを利用しましょう。
ネット広告販売高、過去最高に
ITmediaニュース:ネット広告販売高、バブル期抜いて過去最高に
米国におけるネット広告の業界団体Interactive Advertising Bureau (IAB)が4月28日発表した統計によると、2004年のインターネット広告販売高は前年比33%増の96億ドルとなり、ドットコムブーム期の2000年を超える規模となった。
ドットコムバブルの時代はバブルとはいえ、今とは市場規模が大きく違いますからね。2000年のバブルはもう5年前なのか、という気もしました。
広告タイプ別では「検索、案内広告、ディスプレイ、リッチメディア広告が引き続き堅調な伸びを示した」ということです。
中小企業にとっては検索エンジンのキーワード広告が広告に対する見方を変え、インターネットへの広告投資を考える良いきっかけにもなっているのではないかと思います。また大企業にとってはリッチメディア広告が注目でしょう。
案内広告は求人などのローカル広告に近いものだと思いますが、日本ではあまり「案内広告」という言い方はしないというか、耳にしませんね。アメリカでは一般的なようですが、日本でも広まるのかどうか、定着するのかどうか、というのは興味があるところです。
案内広告というとCraigListを思い出すのですが、そのビジネスモデルを踏襲していると思われる最近オープンしたeBayによるkijijiも、残念ながら盛り上がっているとは言い難いですね、現状では。各国語版を見ると盛り上がっている国もあるようですが。そもそも知っている人が少ない、という問題があるかもしれませんが。
なお、広告内容の内訳は、
・小売り、自動車、レジャーなどのコンシューマー向けが金額ベースで49%
・コンピューティング(18%)
・金融サービス(17%)
の順番になっているそうです。
「双方向広告は明らかに主流媒体となり、各種媒体を組み合わせたマーケティングの重要な一部としてもはや無視できない存在になった。コンシューマー雑誌の販売高を真っ向からしのぐ勢いを示している」